恋人に成りたくて
成長する黄色い子
でもまだキミは『純粋少女』
リンの頭に手を乗せた時じゃない、リリが
「あ、ウチ思い出した。聞いてなかったじゃん。おにぃ号車の会話。レンの告白で吹っ飛んでた」
「あ、うちも興味ある~。何話してたの~アニキっ。アニキとリンちゃんのらぶらぶも~ど~」
思い出した。そう言えば、じゃない。話してなかったな、リリ。イヤ、俺とリンだけじゃない、Miki。めぐ馬、IAも乗ってる、俺号車
「ポーカーしながらね、話してたの~」
「話題の中心は、がくさんと、リンだったす」
そうなの、か、めぐ馬
「に~さんとリンちゃん、観てて聞いてて、萌え萌えだったよ~ぅ。グミちゃんとリンちゃん、ダブルぁ~ん、に~さん」
「だぶるあ~んって、なんですか~、IAさ~ん」
IA言うように、Wあ~んだけじゃ、解らないじゃない、ピコ。甘いお菓子でご機嫌は共通
「わたしとめぐ姉でね、がっくん、食べて~って」
「チョコスティック食べてって、あ~んしたの」
リン、めぐの食べて~解説。で、きっと勢いづく
「た・べ・て~ん。食っちまうんだろ~~~ぉん、かむいぃ。リンタンを~ん」
「何言う、重音。俺、絶対リンを食べない。さすが『隊』退役だな。物騒な物言い」
大半の素晴らしい『心』お持ちの『隊』の皆様、すみません。ウチの重音のせいで、物騒などと申しまして
「クッタ、クワレタ。戦争の言葉だもんね、がっくん」
重音、呆気に取られた『ざまぁ見ろってなぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛』ん、汽車で移動、シカバネと闘う主人公のセリフが出てくるじゃない
「めー姉なんか、しょっちゅう食べてるもんな、カイトを。あの歌、今でも人気たけぇ(高い)じゃ~ん」
「光栄なお役目ですね、カイトさん。私も食べられる『お役目』頂いてみたいものです」
クールにお茶を飲み、煙に巻く、リリテル。まぁ、知ってて可笑しくないよな、リリの歳。リリの『おませ』に耐える、テル。ああ、きっと俺より辛いじゃない。敬意を抱く
「あ~、各車にカメラ要員お願いしておけば良かったな~。ダブルあ~ん、観たかった~」
悔しがるミク、ハの字眉毛。言われてみれば確かに。帰りはそうしようじゃない。重音の話題、完全消滅、チキンを食いちぎる。と、盛大に噎せる(むせる)重音、悶絶。ルカが『たべて~ん』の辺りから動いてた。何かやらかす、見てたけど、俺止めなかった
「あら、お姉様、すみませぇ~~ん。レモンと間違えてしまいました、の~~~~~」
タバスコ半分、さっき重音が食べたチキンにぶっ掛けてた、ルカ。謝罪に全く『申し訳なさ』が籠もってない。仕置きか、少しは懲りろ、重音。悶えながら、今度はチョコレートを貪る(むさぼる)
「そ・れ・で、何を話してたの~、か・む・い君」
「オレも気になるな、さっきレンにした『恋愛教室』の内容も」
メイカイ夫婦、訊いてくる。メイコのツマミは、カニカマ。カイトツマミはアイスクリーム。リキュールに浮かべたソレその物。胸ヤケしない、カイト
「がっくんね、言ってくれたの。何でもできたら魔法をかけて、わたしを大人にしちゃってる『リンを今すぐコイビトにしちゃってる』って」
「ろまんちっくです~」
「まほ~つかい、あにさま」
リンがイスを俺に寄せてくる。くっつく、俺、リン。柔らかくて温かい、リン。ロマン、かピコ。ふふ、この世に魔法なんてものは無いじゃない、カル。ロマンも幻想も何もない。だからこそ、の、まぼろっしぃ~
「恋人に、本当は成りたい、じゃない。こん~なオッサンをさ、この子は本気で、本心で。心の底から好いてくれている。俺はこの子のことが好き。成れないことは辛いじゃない」
リンが、頭をもたげてくる。撫でる、俺
「良い絵面でゴザルな、拙者モミク殿の趣味に、目覚めそうでゴザ~ル」
アル、お前の外見で目覚めたら、それこそRuleBreach(ルール違反)に為っちゃわない。ちょっと酔ってるな、アル
「幸せな辛さじゃないの。誰よりも好きな人が、俺の傍ににいるじゃない。こんな風に甘えてくれて。大人に成ってくこの子の悪戯、正直しんどい、最近」
頭をすりつけて来る、リン。指に、綺麗な髪を絡ませる、俺
「けけけけけ、けけっけけ。覚醒してるんじゃねぇのか、神威。ロ―」
「そうかもな、重音。最近、リンの方が、体つき大人びてる。お・まえ・よ・り。俺が覚醒してたら、お前の方が、先に危ないんじゃない。可愛がってやろうか『お子ちゃま』体型、一年三組、重音ちゃ~ん」
へこたれない、というか、懲りないな、とことん。身体的特徴、チャームポイントを指摘するのは如何(いかが)なモノか。とは思うモノの、ソレ扱いが鬱陶しいので毒を吐く。まな板なんて言葉が浮かんでくる。小学校、一年三組の時、重音と出会った
「ですわねぇ、お見受けしたところ。今のリンちゃんは、テト姉様より『豊か』でしたわ。さっきお風呂で観ましたの」
「ウッチも~。リン、マジで大人に成ってくよな~。ウチとルカって、同じくらいだっけ、サイズ」
PROJECT・Number One(ナンバーワン)争いをする、二人の恵まれた女性(ひと)達に賛同される、俺の意見。俺、リリのサイズ知ってる。だって、自分で言うじゃない、リリ、自慢してくる。ちょっとは慎め、妹よ。BigWoman、ルカとリリ
「たていたにみず。すと~ん」
重音より、断然恵まれている、カル。はい、トドメ『燃え尽きたよ』重音。しかし短い言葉で、絶大な威力じゃない、カル『立て板に水、スト~ン』て、ははは
「ルカとリリもお墨付き、将来有望じゃない、リン」
「うふ~ぅ、期待しててね、がっくん」
期待いたしましょう。希望と、渇望と、恐ろしさ、と。さぁてさて、俺、頑張って『堪え』ようじゃない
「リンちゃんも我慢だよ~。急いだってイイ事ないからね~」
「じっくり寝かせると、美味しくなるモノたくさんですぅ」
Mikiピコ、そのご指摘、素晴らしい。焦ることはないじゃない。唯一焦るのは、一つだけ。俺がリンに捨てられないかは、焦っちゃう
「素敵ですの、育む想い。ワタシ達も育んで生きましょうね、レン君、ミクちゃん。心も身体も恋心も。ぅふふっ、ミクちゃんも、女性らしく成っていますわあ」
「レ~ンくんも、少しずつ大人びてきてるもんね~。素敵~、ちょっと残念だけど、仲良しでいようね」
「う、うん。あ、あのちょ、解った、ワカッタからっ。だ、抱き付い来ないで~」
心も体も育ってく。だからこそ、の抵抗じゃない、レン
「へへへ~、ウチもまだ成長中~っ。待ててよっ、セ~ンセ~」
そう、リリや勇馬、ルカだって、一応止まったわけじゃあない。変わるからこそ、楽しいじゃない。俺達は変わっていく。その変化が、苦しい、切ない。耐えること、恋人同士に成れないこと。そして楽しい、リンとの日々が。素敵に育っていくリンが、輝いて見えるじゃない
「わたしも、思いついちゃったカナ~。レン君、ヘアピン貸して欲しいカナっ」
「あ、うん、グミ姉、コレ、もともとがく兄のだし」
何か思いつく、めぐ。ふふ、この桃色空気に当てられたんじゃない。悪戯っ子モードのRare(レア)めぐ。立ち上がって、レンの方へ
「勇馬くん、勇馬くん」
「っす、メグサン」
レンから受け取って、その場でおいでおいで、手招きめぐ。寄っていく勇馬
「お目々瞑って(つむって)」
「―っす」
僅かな期待が籠もった、勇馬の声。めぐ、ああ、レンを真似たじゃない。勇馬をデコだしに変えてる、真ん中だけ、上げる髪型
「さ、されるがまま、心地いっす」
「髪サラサラ、勇馬くん」
「わぁ、すてきなふんいき~」
デコ勇馬、ふふふ、アレは相当心拍数、上がってない。勇馬より、おねぇのめぐ。22歳、ルカと同い年のめぐ、19歳の勇馬。10歳のユキがトキめいてる
「は~い、お目々開けてっ。ごめんね、レン君、真似しちゃって~」
「っす、メグサンはデコしないっすか」
「うん、ほら、わたし元々、前髪短いカナ~。おでこ出てる~」
そうな、めぐ。PROJECT、参加してからの髪型じゃない。Pro(プロデューサー)がConcept(コンセプト)でオデコっ子にさせた『ちょっと恥ずかしいカナ~』って言ったトキもあったじゃない。手鏡で、勇馬自身のデコを見せる。その後で
「こ、恋人さんは、まだちょっと恥ずかしいかな。デモデモ、これくらいは、良いカナ~。また真似っこして、ゴメンね、ぽ兄ちゃん」
何を真似っこ、めぐ。あ、そうきたか、はは。いいじゃな~い
「め、めめ、メグサ―」
「ルカちゃんみたいに『ちゅ~』はまだ照れちゃうから」
オデココツン。デコ併せ。オデコに口づけは、まだ照れるって意味じゃない。オデコ併せ、距離が近くて、勇馬が完熟トマト、The・Red
「い~いアングルで撮~れたっ。左アングルっ」
「拙者は右舷(ミギゲン)完璧でゴザルっ」
ロケハン、Nice(ナイス)こういう映像は残したいじゃない
「あら~ぁ、良いわねぇ、オデコの伝染。アタシも普段は、おでこ魅せてるわ~カ・イ・ト」
分けてるもんな、メイコ。ちょっとだけ、オデコじゃない。カイトに、ヘアピンの箱を放る、レン。NiceCatch、Brother(ナイスキャッチブラザー)カイト、前髪を分け始める。たまに始まる『ナントカ』大会。本日はオデコ大会か
仲良しでいる方法
連鎖のおでこ
本日の大会は
おでこ と