はじまりのあの日   作:代打の代打

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メンバーの歌祝

お目出たいから歌います

メンバーの歌祝

お目出たいから抱き上げます


姫抱っこ

二次会が、いよいよ本番になるんじゃない

 

「♪~♪~」

 

カイトがイントロを口ずさむ

 

「「~♪」」

 

メイコ、Mikiが、音を重ねる。紡ぎ出されるのは、話題に上がっていた『ひまつぶし』の名曲。この流れ、何時もの休日風景じゃない。さざ波のように音が広がって、メンバーノリノリ。音パート、パーカッション、ハモり。続々声が重なる中

 

「さ~あ、メイン歌ってよ~。今日カップルに成った人~」

「ルカレンミクに、オリいろは~。歌おうじゃな~い」

「ふぇっへ、結局何時もの流れだぜ。祝福はしてやるけどよう」

 

隣のリンが声を出す。そう、新たに誕生したカップルが、この三次会の主役なんじゃな~い。俺もつられて声が出る。重音、それで軽口が無きゃ、黒重音に成らなければ。お前結構イイヤツなのにな

 

「い、いろはちゃん、ウタオウ」

「にゃはっ、オリバー君」

 

お、勇気出してるじゃない、オリバー。いろはと共に立ち上がる

 

「二人ともっ、さ、歌おうよ」

 

どうにか百合ハグから脱出。先に立ち上がって、姉二人の手を引くレン

 

「わ~いありがと~、レンく~ん」

「光栄ですわ~、レン君のEscort(エスコート)」

 

始まる歌、恋心を弄ぶ、神様の歌。オリバー、いろはにしがみつかれ、レンは姉二人と輪舞しながら。メンバー、お菓子、ツマミ、ジョッキやカップを片手に。楽器無くても大合唱。俺達の声が『楽器』じゃないこの声で生きていく。胸の鼓動が止まるその日まで。その傍らに居て欲しい、微笑むリンと見つめあう

 

「♪♪~」

 

二人とも歌いながら微笑み合う。リン、自分の椅子を降りて、俺の手を引く。されるがままにしてみることに決めた。皆の和の中心へ引かれていく

 

「何だよ~、リン。結局主役に混じって来るのかよ~。ず~り~ぃ」

「い~じゃな~いレンっ。わたし告白した日は、こんな風にお祝いされなかったんだから~」

 

間奏に入った段階で姉弟対決。そう、告白の日、多少の祝福はあった。それ以上に立ちはだかった『試練』と『覚悟』の切ない思い。それを強いることになった張本人、悪党俺

 

「すまないな~リン。でも楽しもうじゃない、全部。俺はリンと二人なら、何だって超えてみせようじゃな~い」

「わ~~~~~」

 

再びフィギュアのリフトごっこ『重くなった』な、リン。キミ本人には言わないけど『育った証し』じゃない、重くなったのは。リン自身が言ったじゃない『滑走路』じゃなくなったから、重くなった

 

「あっはは~、良いわねぇ、恋人達のロンド。カイト、アタシ達も行くわよ~」

「め~ちゃん酔ってるでしょっ、足下ふらついてるよっ。だからオレがエスコートしてあげる」

 

てゆうか、カイト、お前も酔ってるじゃない。タガ外れて、ここぞでメイコを姫抱っこ。輪舞しながら輪の中へやって来る

 

「カイトのアニキも酔ってるでしょ~~。絶対普段やんないもんっ、そんなこと~ぉ」

「みなさんたのしそうです。ゆきちゃん、ぼくたちもおどりませんか」

「わ、うれしい、リュウト君。おどろ、おどろ~(踊ろう踊ろう)」

 

アホ毛♪のMiki、やっぱり思うじゃない。リュウト、無自覚に言うじゃない、将来の恋人候補、ユキ決定。手を繋いで踊りに来る二人

 

「嬉しいわぁカイト。こんな事してくれて~」

「まぁまぁ、お姉様達も素敵ですわぁ。ふふ、レン君もして下さいね、何時の日か、お姫様抱っこ~」

「う、ん、ルカ姉。出来るように、まずは鍛える。がく兄、鍛えてね。身体も心もっ」

 

レン、照れながらも約束。良い心がけ、何時か抱っこしてあげようじゃない。大美人のお姉様にして、お前の嫁

 

「あ、レン君わたしもだよ~。ヌケガケダメだからね、ルカ姉。抱っこも恋人も~」

「う、うん、ミク姉。二人一緒だからっ、お姫様だっこも、恋人も」

 

ミク、ハの字眉毛でにこやかに告げる。レン、いまお前照れながら『爆弾発言』したじゃない。恋人も一緒て。まあ、そうなるじゃない、何時かは。考えないようにしとこう。あ、重音が絶対何か善からぬ妄想楽しんでる顔。まあ、口に出さないなら放っておこう

 

「アル兄撮ってる~、今の約束~」

「ヌカリナクっ、ミク殿~」

 

弩上機嫌、お目々爛々、ミク。応えるアル。ミクノリノリだけど、レンはまだ照れが残ってるじゃない。ソレ観て楽しげなルカに、はしゃぐメンバー。ご馳走と歌と

 

「さ~ここからラストのサビいくよ~」

「モリアガリます~」

 

いろは、オリバー、天使様。俺達がいるのはParadise(パラダイス)楽園じゃない。そんな勘違いする程に、この休日は楽しい。恋と食欲、そこに『色欲』だけは紛れ込ませない。それが無いからイイじゃない。まあ『色恋沙汰』だから正確に『色欲』持ち込んでないワケじゃない。でも、俺やテル、リンリリみたいにさ、してるじゃない、我慢。恋人ごっこぐらい、許していただきたい、釈尊様。あ、めぐの瞳が珍しく、小悪魔Heaven(へぶん)輝いた

 

「めっめめめめっぐさん~ん」

「よっと。あ、持てたカナ~。勇馬君小柄だから軽いかな~」

 

めぐ、勇馬『を』姫抱っこ

 

「あっはは~何か似合うぜ~ゆ・う・ま。さっすが甘えた~ん」

「ゎ~、めぐちゃん力持ち~ぃ」

 

そう、見た目に反してめぐは力(りき)あるじゃない。リリ、カラカイモード、IA萌え萌えモード

 

「Scoop(スクープ)映像、頂きでゴッザ~ルっ」

「イっイヤ、ダンナマジカンベンっ」

「ほらほら勇馬、君笑って~」

 

ふっはは、めぐ楽しんでるじゃない。気に入ったんだな、勇馬だっこ。アルの記念写真に笑顔満開。勇馬は焦ってる。会見を終えて、Rondoに参加。さすがにロンドはデキナイみたい、輪に加わった時点で勇馬を解放してあげる

 

「ルカ姉っ真似しようとしないでっ。ミっミク姉もぉっ」

「ルカ姉、そっち持って~」

「ふふふ、逃がしませんわよ~」

 

姉二人に持ち上げられるレン。アレマズくない、レンの方が。まあイザとなったら警告するか

 

「巡音さん、ミクさん。あまりかき回してはいけませんよ。デリケートな問題です」

「れんにい、るかちゃんたちにかなわない~」

 

テルが眉を下げながら、さりげなく歯止めをかける。ユキ、可笑しげ

 

「がっくん、わたしも~」

「またしようじゃない、リフトごっこ~」

 

必然の流れ、リンにせがまれる。俺、欲にかられる。まあ、この程度まで許されてもいいんじゃない。リンを姫抱っこ、したとき、目が合って、リン、真剣に

 

「がっくん、待っててね、わたしが大人に成る日まで」

「期待して、俺と一緒に待とうじゃない」

 

告げられる。そんな風に我慢できる、キミはもう大人じゃない、心持ちは。悪趣味だ、神様。歳と心は大違い。何故こんな事をされるのか。身体と心が合わなくて、苦心をする人間がいる。世の中多いじゃない、こんな事。本当に悪趣味なヒマツブシ。楽しみながらつき合わせていただこうじゃない。リンと、俺と、メンバーと。目の前に居る、姫様と目線を合わせ、声を重ねる。観てますか、悪趣味な恋の神様

 

「「ひま~つぶし~」」

 

盛り上がって来たじゃな~い。恋のRondo・Bell(ロンド・ベル)恋の神様ご覧頂いてますか。悪趣味なヒマツブシ、精一杯抗って楽しみますよ




大会、歌大会

大会、姫だっこ大会

抱っこする側、される側
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