Re:CREATORS 〜白夜叉、創造主の世界へ〜 作:平山雑賀
久しぶりの投稿です。
新キャラ出すとなると、結構頭抱えます。
FGOと仕事で小説書く時間を作るのが大変です。
ヘブンズフィール見に行きました。
ど真ん中の席で最高の一時を味わえましたよ。
ただし、下総国のピックアップは爆死しました。
残念。
リビングのテーブルに並べられた出前の数々に、各自手を取りながら銀時達は今後の方針を検討していた。
「ところでよ、その軍服のなんちゃらって奴、どんな奴なんだ? 俺は一度も会った事ねぇからよく解んねぇけど」
銀時は出前の寿司を口にしつつセレジアに問う。
「はっきり言って、嫌な奴よ。 人の心中にズカズカ入って言いたい放題」
「戦闘能力も極めて高い。 数百にも及ぶ軍刀を大量に召喚し、意思を持った弓矢の如く襲いかける。 確証はないが、まだ何か特殊な力を秘匿してるもよう」
「そうよ! 私のフォーゲル・シュヴァリエ、そいつに壊されちゃったし!」
「マジでか?!」
セレジアの発言にショックを受ける松原。
それを横目に見つつ颯太は三日月に言葉を投げる。
「三日月さんは会いましたか、彼女に?」
ああ、と三日月は湯呑みを手に話を続け、
「長生きしてる分、人を見る目はあってな。 俺の読みが正しければ、あれは恨みを秘めた幼子だ」
「恨み……ですか?」
「余程、この世界に対して強い恨みを抱いているとみえる」
それを聞いたメテオラは一度思考した後、颯太に提案する。
「颯太殿、出来れば銀時達の為に彼女の人相描きをお願いしたい」
「ぼっ、僕がですか? そんな、プロの人の前で絵なんて……」
「いいんじゃねぇの? 一度プロに見せて貰って、少し指導されるのも良い経験だぜ」
「あっ、私も、颯太君の絵を見てみたい!」
「はっはっはっ、責任重大だな、颯太。 気張れよ」
渋々と颯太は渡された白紙に彼女の人相を描きだした。
顔の輪郭から眼、鼻、口、耳と描いて行き、最後に髪型と一部の飾りをまとめて描き終える。
描かれたのは軍帽を被ったツインテールの少女の人相に、セレジアはわっ、と感嘆の声を漏らす。
「すごい、あいつの特徴がよく捉えて上手く描けてるじゃない!」
「いや、プロに比べたら僕なんて……」
謙遜する颯太を横目に銀時は人相描きを手に取った。
「これが俺達の倒すべき相手、な」
「現状、この世界と矛盾する能力を持つ者達が現界し続け、世界の侵食が加速しつつある」
「その女が事の発端ってぐらいしか、私達は知らないわ。 手掛かりとして、現界されてる人達に聞くしかないけど……」
「では、どうやって其奴らを見つけ出す?」
皆が思い悩む中、携帯電話の着信音がリビングに響く。 松原のだ。
「はい、松原です。 ……えっ」
電話に出た松原は顔をしかめながら話を続け、
「それで……、解った。 すぐそっちに向かう」
電話を切った松原はセレジア達に朗報を口にした。
「俺の知り合い、アニメ脚本家の中之鐘の家に作品のキャラが現れた」
「言ってた側から出やがったな、コンニャロー」
「中之鐘って、スタジオアーバンの中之鐘昌明さんですよね! 『無限神機モノマギア』の!」
「その主人公とロボットごと、こっちの世界に来たみたいだ」
それと、
「もう一人と、もう一機いる」
○ ○ ○ ○
「今から同じ事情を知る人達が来てくれるから、ちょっと待っててね」
「はーい」
座敷のテーブルにて、中之鐘が買ったコンビニ飯を頂く灰色のパイロットスーツを着た活気のある少年。
中之鐘が脚本したロボットアニメの主人公『鹿屋瑠偉』であった。
そしてもう一人、テーブルの横に座る者がいる。
鹿屋とは対象的に静かで、身の丈の合わない大きい緑のコートを羽織った少年だ。
彼はコンビニ飯に手を付けず、自身の両手を見つめ硬直する姿に鹿屋は口を開く。
「どうしたの? 食べないの?」
「……阿頼耶識なしで、右腕や両足を動かすのは久しぶりだから」
握り、五指を広げる。
その動作に懐かしさを思い出しながら呟く彼は、改めて目の前のご飯に手を伸ばした。
「ねぇねぇ、君の乗ってたロボット、僕にも乗せてくれない?」
「別に良いけど、多分動かせないと思うよ、俺のバルバトスは」
中之鐘の自宅近くにある雑木林。
そこに2つの巨怪の姿があった。
神の名と、悪魔の名を冠するロボットである。