捻くれ者の2人   作:ゆさ

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A級ランク戦

 『転送完了』

 

 今日の相手は太刀川隊と風間隊……となるとターゲットは太刀川さん、風間さん、出水の三人だな。

 バックワームを着こんで宙を移動する。

 さ~て誰が近いかな~?

 

『ベイルアウト』

 

 早っ!? 唯我か?

 

『先輩が唯我さんを落としましたよ~』

 

 予想に外れず唯我だな。流石唯我。

 

『近くに居たからな』

『こちら小町! 歌川さんを発見したよ~!』

 

 みんな遭遇早くない?

 

『小町ちゃん、気付かれない様にトラップ散りばめておいて』

『了解であります!』

 

 さ~て、俺も隊長として仕事をやりますか。

 

「まずは出水だな……グラスホッパー」

 

 狭い路地を移動中の出水の腹に、グラスホッパーをぶち当てる。

 

「んなっ! 一色か!」

 

 吹き飛ぶ出水の腹部を側面からエスクードで挟み込む。

 そんな出水の顔面に迫るはバイパーの群れ。

 

「くっ! シールド!」

 

 バイパーは全てシールドで塞がれたんだろう。

 でも、シールド使ったね?

 だから――視界に移ってない下半身はおさらばだよね~

 

『ベイルアウト』

 

 出水の胴体をスコーピオンで真っ二つ。

 前方のバイパー、後方のスコーピオン。

 エスクードに挟まれた時点で詰みだったね。

 ……後から色々言われそうだなぁ……

 まあ、気にしない気にしない!

 ん~次を探すよりも小町ちゃんとの合流の方が早いかな?

 

『小町ちゃん、そっちどんな感じ~?』

『歌川さんと菊地原さんが合流してます! 菊地原さんにバレちゃわないか心配です!』

 

 風間さんはまだ合流してないって事か。

 風間さん先に行こうか。

 

『じゃあ俺風間さんと遊んでくるから、小町ちゃんは八幡が来るまで待機』

『了解です! お兄ちゃん! 早く来てね!』

『太刀川さんに捕まらなきゃな』

 

 太刀川さんがまだいるんだよなぁ。あの人は油断ならない。

 

 

 

 っと風間さん発見。

 仕掛ける位置は……ここかな。

 

「エスクード」

 

 路地の道と側面からエスクードを出して、風間さんの行く手を遮る。

 前にも上にもエスクード。側面は建物。一瞬にして袋小路。

 

「……一色か」

「やあ、風間さん」

 

 風間さんに向けてバイパーを放つ。

 さてどうする?

 

「……これで囲い込んだつもりか」

 

 風間さんは右の建物をスコーピオンで切り裂いていて突入しようとする。

 そこに待ち構えてるエスクードの壁。

 

「最初から壁の向こうにも置いてありますよ~」

 

 道を塞ぐ前に建物内で作って置いた。

 そこで止まるように道を塞いだんだから。

 

「お前の念入りさは迅を相手にするみたいで嫌になる」

「俺もあの人の相手は嫌ですね~」

 

 風間さんが踏み出す足下にグラスホッパーを置く。

 こちらに勢いよく飛んでくる風間さんに合わせてスコーピオンの蹴りを構える。

 風間さんは飛ばされながらも体勢を整えて俺に攻撃するつもりだ。

 流石!

 そんな風間さんの前に斜めのグラスホッパー。

 風間さんが勢い良く地面に叩きつけられる。

 倒れた状態の風間さんに、上空から迫るバイパーの雨。

 

「シールド!」

 

 それと同時に構えた足で地面を踏む。

 

『ベイルアウト』

 

 もぐら爪(モールクロー)で心臓一突き。

 今日は順調かな!

 後日色々言われそう……

 

『兄さんがそんな倒し方ばかりしてるからでしょ』

『心を読むなよ一色さん』

『兄さんも一色でしょ!』

 

 その通りで~す。はい。

 

『くれはさん! 小町ピンチです!』

『八幡は?』

『悪い……太刀川さんに見つかった』

 

 なんと、こりゃ不味い。

 とりあえず小町ちゃんとこ行くか。

 

『小町ちゃん、片方道連れに出来る?』

『やってみます!』

 

 あの二人に見つかったのなら、小町ちゃん一人じゃ逃げ切れないだろうからね。

 

 

  

『ベイルアウト』

『ベイルアウト』

 

 お、有言実行。流石俺の弟子。

 

『いろは、残ったのはどっちだ』

『菊地原くんだよ。小町ちゃんの決死のトラップで左手と左足を無くしてる』

 

 おお!一人取っただけじゃ無くて欠損まで与えたか。

 こりゃ大金星だな。

 菊地原を仕留めて八幡の加勢に行くか。

 

 

 

 菊地原発見。

 足下にエスクードを出して転ばせる。

 

「あんたか……相変わらず卑怯な戦い方するね」

「勝てば官軍って奴だ。あと先輩と呼べ」

 

 もう、防げるようなトリオンは残って無さそうだな。

 バイパーの雨を降らせる。

 

『ベイルアウト』

 

 さて八幡と合流するか。

 

『ベイルアウト』

 

 ……ありゃ?

 

『先輩が落とされました!』

 

 マジか……流石太刀川さんだわ~

 って事は一騎打ち!? マジかぁ。

 

「よう。一色」

「……しかも見つかった状態からか~」

 

 俺の本分奇襲なんだけど。

 俺は宙を駆けあがると共にバイパーの雨を降らせる。

 

「どうした? 剣では来ないのか? オールラウンダーだろ?」

「まっさか~。剣で太刀川さんに掛かるなんて自殺行為じゃないですか~」

 

 この距離、もうすぐ15メートル。

 

「旋空――」「エスクード」

 

 太刀川さんの足元にエスクードを出してバランスを崩させる。

 つもりが太刀川さんジャンプしてきやがった。

 

「だろうと思ったよ」

「俺もですよ~」

 

 太刀川さんの頭部にグラスホッパーをぶち当てる。

 あ~痛そう。

 地面に落下していく太刀川さんにバイパーを降らせる。

 もちろんシールドで防がれる。

 地面に倒れた太刀川さんを起き上がれない様にグラスホッパーを上に敷く。

 更に周りをエスクードで囲みこむ。

 アステロイドとバイパーをコネコネしてコブラを上空八方から叩き込む!

 本命はもぐら爪(モールクロー)

 って旋空飛んできた!

 

『ベイルアウト』

 

 エスクード、シールド挟んで逸らしてもなお、腕は持っていかれるか。

 やっぱり太刀川さんハンパねぇわ。

 




 一色隊
 一色くれは AR
 比企谷八幡 GU
 比企谷小町 TR
 一色いろは OP
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