艦ヒメ   作:ユウ0725

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第1話

ソラヒメ司令部

 

「なぜ呼び出されたか分かるかい?」

 

目の前には胸には多くのバッジから章まで付けた女性がいる。

 

「いいえ、全くわかりません。」

 

俺は答える。

 

「だろうな。何も悪いことはしてないからな。」

 

じゃあ、なんで呼んだし?

 

「それは君に佐世保鎮守府に移動してもらうためだ。」

 

「は? あそこは海軍の所有地ですよね? 司令長、とうとう頭にウジでも沸いたんですか?」

 

「………相変わらず口が悪いね。まぁ、いいさ。どうせ行くことになってるんだからさ。」

 

「ふざけんな行き遅れババア」

 

「………流石に私でも泣きそうになるよ? まだ、29だよ?」

 

「はぁ、もういい。どうせ行かされる事になるんだし、要件は?」

 

「ブラックであるそこを立て直して欲しい。」

 

「寝言は寝て言え。」

 

ブラックを立て直せ?

 

無理だな。

 

ブラックで活動してきたところはその娘が精神に異常出る。

 

そんな娘達を立て直すとか無理に等しい。

 

男性ならまだしも女性だからね。

 

「言うと思った。ソラヒメ司令部総本部長『美月空』(ミツキウツホ)の名において命令する。佐世保鎮守府に行き、そこの鎮守府を立て直しなさい。」

 

「うっわ、出た出た命令だよ。はいはい、ソラヒメ西方司令部副部長『鳳凰院龍士』(ホウオウインリュウジ)了解しましたよっと。」

 

俺は適当に言った。

 

「あ、行くのはもういいですけど、秘書機と俺が指揮していた第1部隊を連れて行きますね。」

 

「は? ちょっと⁉︎ そしたら西方司令部の戦力が!」

 

「いやいや、第二部隊がいるっしょ?」

 

「いやいや、ね?」

 

「ね? じゃねぇよババア。」

 

「…………もう、泣きそう。」

 

「しらねぇよ。んじゃ、身支度しますか。」

 

俺は司令室を出た。

 

「あーダルい。面倒い。」

 

「司令官、大丈夫?」

 

「ああ、ゼロか。」

 

扉の近くに待機していた零戦のゼロが話しかけてきた。

 

純白の着物に、日本刀を携えて、おかっぱの白髪と赤い目特徴的な幼女だ。

 

「今度は何処に出撃する?」

 

「あー、残念ながらしばらく出撃は無しだ。」

 

それを聞いたゼロはこの世の終わりのような表情をした。

 

そうだった。

 

ゼロは戦闘狂だったんだ。

 

「司令官、私いらない子?」

 

捨てられそうな目で見てくる。

 

「いやいや、そう言う事じゃなくて、俺が海軍の基地に移動する事になったんだよ。」

 

「? 司令官は空軍だよね?」

 

「そうなんだけどなぁ、命令なんだよ。」

 

「命令なら仕方ないよね。」

 

「A6M零式艦上戦闘機のゼロ他5名の第1部隊は、佐世保鎮守府に共に移動する。第1部隊の長としてゼロは準備出来次第俺のところに来い。」

 

「了解!」

 

ゼロはすぐさまその場から駆け出した。

 

「さて、俺も準備しますか。」

 

俺は自室に向けて歩き出した。

 

 

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