艦ヒメ   作:ユウ0725

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第11話

俺は今近くの海岸に来ている。

 

何故かって?

 

そりゃあ夢の中の槍の威力を確かめるためだよ。

 

「アイツはあの威力を出したけど、俺はどうなんだろうな?」

 

俺は右手にあの禍々しいくらい槍を出す。

 

「さて、実証してみるか。」

 

俺は槍を縦に掲げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よお、俺は天龍だ。

 

あのクソ野郎に昨日の事を文句言いに行こうとしたら、執務室から出て来て海岸に行きだした。

 

「何やってんだ?」

 

アイツは海岸に着くと、いきなり禍々しい黒い槍を出した。

 

は?

 

艦娘でも無いのに?

 

艤装でも無いのにか?

 

そんな事が頭の中を渦巻くが、その思考はすぐに中断された。

 

いや、中断せざるを得なかった。

 

アイツはいきなり槍を縦に掲げた。

 

「突き立て!」

 

その瞬間に槍にあった赤いトゲみたいなものが消えていく。

 

それと同時に力の奔流が迸る。

 

「喰らえ!」

 

その瞬間にスパークをが迸る。

 

(おいおいおいおい、これ冗談じゃねぇ!!)

 

「13の牙!!」

 

アイツは槍を下ろし、ゆっくりと引く。

 

「『最果てにて輝ける槍』!!!」

 

技の名前なのか?

 

ロンゴなんちゃらと言った瞬間に槍を突き出す。

 

その瞬間、正面の一直線上が黒い闘気に埋め尽くされる。

 

その力の奔流は止まる事がない。

 

それどころか海や空を巻き込み、全てを呑み尽くした。

 

しばらくしてその奔流が治ると、驚くしかない光景があった。

 

「な、なんだよこれ………?」

 

自然災害でも言い表せねぇ。

 

しいて例えるなら、神罰か?

 

アイツがいた足元から直線上に、しかも、未だに海が割れ、地面が抉れ、空にかかる雲が割れているから。

 

「あっちゃ〜、こりゃヤバいパティーン?」

 

アイツが何か言っているが頭に入ってこない。

 

こんなのを向けられたら俺は………いや、俺たちは消し去られてしまう。

 

俺の頬を冷や汗が伝う。

 

「これ、あいつらに見せたらなんて言うか分からんぜ? しかも艦娘に見せたら消されるとか思われるんじゃないか?」

 

(そりゃ思うに決まってる!!!)

 

「うーん、ちょっとこれはマズイかな? あと分かるので3人もこんなのが使えるのか?」

 

(全員に知らせないと!!)

 

俺はそう思い駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、やっと行ったか。」

 

天龍が、ずっと付いてきて見てたのは知ってる。

 

ただ、あそこまで怯えられたら話しかけづらい。

 

「あれを見られてたからなぁ。」

 

ちょっとした気持ちで見せてみたけど、かなりヤバい感じだった。

 

「だってねぇ、さっきの一撃でこの惨状だもんな。」

 

『最果てにて輝ける槍』って言うよりは、『最果てを巻き起こす槍』って言った方がいいんじゃないか?

 

まあ、この後はどうしようかね?

 

多分全員に広げられてるはずだから、ビビられるのがオチだろうな。

 

俺は鎮守府に向けて歩き出した。

 

 

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