艦ヒメ   作:ユウ0725

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第17話

「数が多いぞ!!」

 

俺は叫ぶ。

 

マジで面倒だな。

 

先程から俺はエドモン直伝の超高速思考を体に反映させて、バイクに乗り、攻撃してを繰り返している。

 

「だぁぁぁぁぁ!! 面倒だ! 纏めて吹き飛べ!!」

 

俺はラム○イに搭載されている広域殲滅ミサイルを多発する。

 

「クハハッ! 殺戮だ!」

 

物凄い音と共に深海棲艦が吹き飛んでいく。

 

つーか、何でミッドウェーに着いてもないのにこんなに深海棲艦が多いんだ?

 

まさかね?

 

そんなはずないよな?

 

あの、ミロクを殺した奴が生きてるなんてな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎対馬鎮守府

 

「これより命令を告げる!」

 

儂はできる限りの威厳を込めて部下に告げる。

 

「佐世保鎮守府の提督、いや、我らの同胞が1人でミッドウェーに向けて出発した! これより、儂らの第一部隊はその援護に回れ! 絶対にあやつを死なせるでないぞ!!」

 

 

「「「「「「了解!!」」」」」」

 

 

「ミッドウェーは儂らにとっても因縁深い土地じゃ! 儂らがしっかりしていれば、あやつに苦労も苦難も与えてなかった! お前ら! しっかり恩を返して来い!」

 

第一部隊の面子はいそいそと準備をしだす。

 

「頼むぞ。」

 

準備の喧騒でこの声が聞こえた者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ? ワン?」

 

「何だ?」

 

「海上に1人付いてきてるよ?」

 

「何だと?」

 

一旦止まって見てみると、確かに1人付いていておるな。

 

「あやつは、金剛とか言う奴だったか?」

 

「そうみたいだね。唯一、司令官に仲良く接してきた子だよ。」

 

「ふむ、ならば合流しよう。」

 

我は海上すれすれに降りる。

 

「やっと追いつきましたデース。」

 

やけに訛りがあるな。

 

「ふむ、貴様は何しに来た?」

 

「テートクを助けるためデース!」

 

「なんだ? 貴様1人でか?」

 

「そうデス。皆さんは邪険にしてましたけど、雰囲気から悪い人じゃない事は分かりマース。」

 

ふむ、人を見る目は確かか。

 

「ならば何も言うまい。付いて来い、貴様に………いや、あやつが見ていた、覇道を見せてやろう!」

 

我は、思う。

 

こやつになら、同じ覇道を見せるのも良かろうと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃のミッドウェーでは

 

 

「着いたのはいいけどさ…………何で囲まれるのさ?」

 

かなりの疑問だよ?

 

周りは深海棲艦ばっかり。

 

「オマエハ、アノトキノアクマ………!」

 

「おやおや、俺をご存知で? いや、俺も忘れねぇよ?」

 

俺は槍を出現させる。

 

「ミロクを殺した奴の側近をね?」

 

殺意、憎悪、憤怒全ての負の感情を曝け出す。

 

「テメェら全員虐殺な?」

 

「アイツヲコロセ!!」

 

その声を合図に砲撃が降り注ぐが、俺に何の意味もなさない。

 

理由はエドモン直伝の超高速思考で避けるからだ。

 

「突き立て…………喰らえ!」

 

黒い闘気が溢れ出す。

 

止まらない。

 

いや、止まれない。

 

何故なら、憎き相手の側近がいるからか?

 

否だ。

 

深海棲艦が憎い。

 

無力だった俺自身が憎い!

 

この世界が憎い!

 

その時、世界が変わった。

 

 

 

『はいよー、人類の皆様にとって都合のいい最弱の俺参上!!』

 

「心地のいい憎悪ですね。さ、これが契約書です。サインしてください。」

 

 

 

今度は2人現れた。

 

2人もだ!!

 

「あ、最弱はお呼びではないです。あと、契約書破っていいですか?」

 

精一杯の毒を吐くことしかできなかった。

 

 

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