現在は佐世保鎮守府に行く車両の中で全員に話していた。
「全員一応目を通してくれ。」
俺は7名のソラヒメに佐世保鎮守府の規模と戦力が記載された資料を渡した。
「我にこの程度の戦力は意味はない。」
ワンはすぐに資料を後方に捨てた。
おいおい、せっかくジャックがまとめてくれたんだぞ?
「司令官、この戦力だと少々危ういのではないのですか?」
ジャックが冷静に判断を下す。
「問題ない。理由はおそらくだが俺しか狙わないからだな。」
「「「「「あ〜あ。」」」」」
5名は納得したように頷き、1名はわからないと言った風に首を傾げている。
「ふん、貴様を狙うとは命知らずだな。」
ワンが誇らしげに言う。
いやいや、お前じゃないからな?
「えっと、どう言う事かえ?」
ストラトフォートレスのラトが聞いてくる。
「西方司令部の副司令官の事を知らないの?」
フウが言う。
「妾はずっと訓練ばかりでの、外のことに関することは全く分からなくての………。」
「では、私から説明させて頂きます。」
ジャックがズイッと出て来た。
「西方司令部は司令官共最強たれと言う決まりがあります。それは戦力的、精神的にも指します。その中でも、司令官は麒麟児とも言われ、ミッドウェー海峡を1人で解放した人物でもあります。」
「やめい、気恥ずかしいし、だいぶ前の事じゃねぇかよ。」
「司令官、だいぶ前の事と仰いましたが、僅か一年半前ですよ?」
「…………。」
「あの時は度肝を抜かされましたよ。私たちがまだレベルも低く、戦闘経験も少ないことで、第1部隊が全滅して帰って来た時でしたね。西方司令部司令官に辞表を叩きつけて、単身で乗り込んだんですから。」
………うん、今思い返せばとんでもない事をしたね。
ま、そのおかげか、俺は西方司令部に所属するソラヒメ達に信頼され、二級も昇進して、中佐まで階級が上がったからな。
正直に言うと、第1部隊の娘達が傷付くのが許せなかったんだよな。
「そちの行動は第1部隊の娘達が傷付くのが許せなくて、行った事かえ?」
ピシッ!!
ラトの一言で空気が固まった。
(オイオイ、これだから童女は………。悪気がないのは分かるけどさ、コイツらの居ないところで言って欲しかったな。)
「司令官ホント?」
「司令官さんホントなのですか?」
「司令官本当ですか?」
「司令官真実なのですか?」
「司令官?」
「貴様、事実なのだろうな?」
上からゼロ、フウ、ジャック、キャット、スーヨ、ワンの順に詰め寄って来た。
正直に言おう怖い。
「そちよ、もうすぐ着くぞ?」
ナイス童女!
「全員準備しろ!」
((((((話を逸らした。)))))
ボソッと言ってるようだけど聞こえてるからな!
「さて、何が出るかな?」