正直に言おう、何これ?
外柵はボロボロだし、外から見ても分かる執務室と思われる所の輝きっぷり。
「オイオイ、ここまで酷いとは考えてなかったぞ?」
あんのババアは面倒な事押し付けやがって。
「そちよ! 危ない!」
「あん?」
爆撃機だからだろうか目が良い。
接近する砲弾に気づいた。
だが、もう躱せない所まで来ていた。
「邪魔だ。」
俺は右手を軽く振るってその砲弾を横に弾いた。
「「「「「「おぉ〜〜。」」」」」」
「テメェら俺の護衛って事忘れてねぇか?」
緊張感?
コイツらに求めるだけ無駄だ。
「司令官、毎回思うのですが、何処からその槍を毎回出しているのですか?」
俺の左手にある槍を見て尋ねる。
「それは言えないな。だって話したら俺の強さもバレちゃうし〜。」
さて、無力化しますか。
「司令官は待ってて。私が行ってくる。」
ゼロが前に出て言う。
「第1部隊のエースとして、司令官の秘書機として行ってくるね。」
要するに見せしめか。
「よし、行ってこい。ゼロ? くれぐれも、やり過ぎるなよ?」
何せ、第1部隊のいや、ソラヒメ達きっての戦闘狂だからな。
「分かった。銃弾はゴム弾にしておくよ。」
いやいやいや、実弾で打つつもりだったの⁉︎
「実弾で撃ったら地獄絵図の完成だよ。相手は原罪じゃないんだからさ。しかも、艦娘はソラヒメ達と違ってシールドなんて無いからね?」
「そうなの? なら、仕方ないね。」
ゼロは俺に背を向けて飛び出した。
「ゼロ1人で最初は十分に対応できるだろう。」
ゼロが出撃した直後に鎮守府内から発砲音が聞こえ出した。
「おーおー、やってるやってる。んじゃ、俺らは先に進むか。」
俺は鎮守府の柵を開け、鎮守府に侵入した。
ゼロside
「ここら辺の筈なんだけど?」
「お前は何者だ?」
後ろから声をかけられた。
「A6M零式艦上戦闘機のゼロだよ。」
「何?」
「外にいた人を撃ったのは貴方?」
「そうだ、ここに提督が来ると聞いて排除しよ…………。」
「司令官に仇なす者は殲滅する。」
88ミリ機関砲を構え、目の前の人(?)に発砲した。
「なっ⁉︎」
応戦して相手も発砲するが、全て躱される。
「格闘戦で零戦に勝てると思ってるの?」
接近戦に持ち込もうとしてきた相手を手に持つ日本刀で迎撃する。
「があっ!!」
短い攻防の中で決着はついた。
「バイバイ、少しは楽しめたよ。」
「あ」
機関砲を向けられ、死ぬ未来しか見えなかった相手は、その場に気絶した。
「むう、戦い足りない。司令官は大丈夫かな?」
私は気絶した相手を引き摺って、その場を離脱した。