Prototype IS code:Babylonia.pdf   作:わがとも

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フワッと浮き出た。


第1話

なんだあれは?

 

最初はそんなありきたりな感想だった。

 

頭部のみ露出した全身黄金色のフルプレートアーマー。所々に紅い色の古代文字のような模様が入った、なんとも旧時代的で、それでいて何処か神々しい"ソレ"は、金髪に紅い目をしたあの男の背後に煌々と輝く水面を起たせながら光り輝いていた。

 

 

「何をしている」

 

男は問う。

 

「惚けておらずに攻撃せんか。馬鹿者が」

 

その言葉によってふと我に返る。今持っている武装はマシンガンのみ、元々入試試験でもあり、専用機でもある相手に勝つつもりは無かったが、ここまで圧倒的な存在感とは思ってもいなかった。

 

────IS学園教諭:匿名希望

 

- - -

 

 

開発コード:Babylonia 名称Gilgamesh。

 

古代シュメールの王の名前を冠したその機体は尖った性能で万能な使い道を作り出すという開発理念の元、某所の研究所が設計した装備です。装備自体の攻撃力は無いに等しいものの、パススロットの空きに全ての能力を割いており、その格納能力は質量にして2tをも超える容量を誇る機体となっており、またパススロットから実体化を行う場を設ける独自システムを保有し、擬似的な砲身を形成、内包させた物体Fe85%の20平方mm×1m棒をを最高速度580km/hで発射することに成功しました。

 

 

専用兵装として、敵を拘束する鎖、コード:Enkidu を所持。これは拘束対象が内包しているエネルギーを数10%吸収し、己の耐久力に変換します。いわば相手の防御力に比例して強くなる鎖と考えられます。最大効率でエネルギーを供給することが出来ればヤング率800程にまで匹敵する耐久力を示しました。また、この兵装を構成する元素は現在確認されておりません。

 

そして搭載された装備の中でも異質な広範囲攻撃用エネルギーランチャー、コード:Ea 。これを使用する際、IS本体を保持する機能を一時的に停止させ、上半身防御用アーマー及びエネルギー装甲を収納する必要があります。周囲100mより熱エネルギー、電気エネルギー及び自IS用絶対防御用エネルギーを吸収の後、圧縮。円筒状砲身にて大気を吸入し、内部エネルギーにて電離させ、プラズマ状空気を発生させます。その熱を使用し空気中重水素を融合させ、擬似核融合炉として機能させます。これまでに行った実験結果では、使用した際に発した最高温度は瞬間8957℃となりました。また、発射に伴って現在観測しうることの無い紅い光が観測されました。これは現在一般的に観測されている光子とは当てはまりません。

 

現在この機体を設計した人物を捜索中ですが、作成者と記録されているGilgameshは現在生存している人間に確認されておりません。

また、IS本体に設定されたプロテクトは未知の情報が含まれており、解析は難航しています。

 

報告は以上です。




多分続かない
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