忘れられた龍の秘跡 〜MonsterHunter Legend 〜 作:妄猛総督
閲覧注意!!!
この章より精霊王が度々出ます。ただし、人に化けた分霊で、ですが。
感想、評価、ブクマありがとうございます!!
あの日からエクセリアがおかしい。
謎の声が聞こえるようになったと、度々聴くようになったからだ。
正確には、絆石を使用している時に聞こえるらしい。
どんな声なのか、と聞いてみれば最初は「」と聞こえにくい雑音だったのが、次第に『助けて』だの、『声が聞こえますか』、『お願い‥‥‥!』などになったという。
流石に気味悪くなったので、よく知る知己に相談したんだが‥‥‥‥、そのそいつの姉が偶然聞いていたらしく、顔面蒼白にして駆け込んで来た。幼げな顔立ちのくせして音が後から来るってどうなっているんだか。
色々尋ねられたが、要約すれば『絶対に関わっちゃいけない』案件だったようだ。
どういうことか聞いてみたいが、頑なに教えてくれない。
知己はなんでかわからないといった様子で、キョトンとしているため、戦力にならない。
「ジェスト、いい?貴方達は呼ばれかけてるの。」
「呼ばれているだと?誰にだよ」
「‥‥‥‥‥‥最近知ったことなんだけど、抑止力と呼ばれる力がある。私達のこの世界にも世界を正そうとする抑止力があるの。強大すぎる力を振るいすぎたり、無秩序に破壊すると修正するためにある存在が送り込まれる。」
「?なんだ、突然。話が見えねえぞ?」
「私やバルカン、ボレアスでも出来ることなら戦いたくない存在なの。ごめん、盟約で言えない‥‥‥‥‥
それにこの前、殺されかけたし‥‥‥‥(ボソッ」
強大とかお前らが言える立場じゃねえだろう、かく言う俺も大して変わんねえが。
「とにかく、エクセリアは絆石を介して別次元から干渉を受けてるの。モンスターの心と通い合わせられる彼女だからこそ選ばれたと思うんだけど」
いつもあいつとの会話を聞いている陽気なセリフとはかけ離れた張り詰めた言葉が何故か緊張感を解かせてくれない。
「ねえ、お姉ちゃんがやけに真面目と言うか緊迫した様子なんだけど‥‥‥」
知るか、俺も知りてえわ。いつもみている姉の姿に不思議に思ったのか隣に奴が来ていた。
「とにかく、関わっちゃダメだよ!精霊なんかに関わっちゃろくな目に合わないからね!」
「まて、精霊ってなんだ?聞いたことないんだが‥‥?」
「っ!しまった、つい‥‥‥‥」
つい、ってなんだ、ついって。そんなに言いたくないのか。
「わーったよ、悪かったな深掘りしてよ。エクセリアにもよくいっておくよ」
俺は手を振り、あいつがいる大樹を後にする。
はあ、全っ然情報が得られなかったな。まあ、あては他にもあるし気を取り直すか。
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「お姉ちゃん、どう言うこと?やけに緊迫してたけど」
「妃星、貴方はこれには特に関わっちゃダメ。死にたくないならね」
「私が死ぬ?お姉ちゃんとか蝕星龍とかならともかくあり得ないんだけど?」
「貴方は、
「とにかく、貴方はこの世界を生きなさい。これはお姉ちゃんとの約束。貴方は確かに強くなったけど、知ってはいけないことがある。そういうことだよ♪」
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ズズズズズズズズズズ‥‥‥‥‥‥‥
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ‥‥‥‥‥‥‥‥
大気が震える。
鳥が、小動物が、ランポスが、アプトノスが。
はてはエスピナスやリオレウス、ライゼクスなど、強力なモンスターも本能からくる恐怖から世界樹を背にして四方へ逃げていく。
「たいへんだぁ、おきるよ、おきちゃうよ!!」
「こわれちゃう、こわれちゃう!!」
「おうさま、ほんきでおこってたからもうあのせかいによびかけられないよぉ!」
「だからこっそりやろうっていったのに!!りちぎにいうから!!」
地面が捲り上がり、木が、土が、そして、世界樹の根と思われるものが引きちぎりながらその下にいた巨体が姿を現した。
《グゥボアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッ!!!!!!》
大地を踏みしめる太く、しなやかな四肢は動かす度に地割れが、地崩れが、土砂崩れが発生するほどの振動が起こる。
伸縮自在な首とゴツゴツとした頭部は龍というには少し違う気がする。目は、昼の猫の目のように細く金色の輝きを放つ。
口元は牙は見当たらず嘴の内側にはすりつぶすための歯がある。
背中には丸みを帯びて、側面には岩肌がフジツボのように付着し全体的に植物がコケのように生えている。
そして背中の中心には天を貫く超巨大な木が生えていた。
少し、体を揺するだけでその自重により大地が陥没し、地割れが発生し、断層が発生する。
世界樹に住んでいた生き物は、本能から逃げたいのに逆に逃げられず、世界樹の蔦に絡め取られ生命エネルギーを吸い取られて死んでいく。
そして、世界樹の芽から沢山の花が咲いていく。それは、花粉を飛ばし日光に当てられて金色に輝く。
金色に輝く花粉を吸い込んだモンスターや生き物は、冬虫夏草のように体を食い破るように芽が出、巨大なモノリスが出来上がる。
「おわる!おわっちゃう!!」
「めがさめた、さめちゃったぁ!!」
【世界樹】の名を持つ三界の龍帝、【峯陵龍 ジャルグ・バアル】。
この世界で最後の龍帝が目を覚ますーーー!!
ーー
ズバァ!!!
ずんっ、と大きな音をたて目の前の
「ふん、この程度か。終わりなき成長と進化する存在などと聞いて星より派遣されたが‥‥‥‥‥‥話にならんな。人に化け、挑んで見れば‥‥‥一秒も持たぬとは。
終わりだ、来い。《煌流星アンフィスバエナ》」
無手だった絶世の青年は何もない空間から夜空をそのまま切り取ったと思われし太刀を顕現させた。
そのまま一閃、ただ一振りしただけで何も派手な演出もないのに、切られた存在が何もなく塵も残さず消し去った。
「さて、三界も後一つ。そろそろ星も本腰を入れて、確実に神龍を消すつもりだな。今まで我が否定していた他世界の存在を呼び集めるつもりか、物好きめがーーー」
質問コーナー設けたけど人気ないね。質問がないということはいいことなのかな?(・ω・`)