忘れられた龍の秘跡 〜MonsterHunter Legend 〜   作:妄猛総督

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様々な質問、ありがとうございます。

ですが、精霊種は未だ未知の生命体で、作者である我輩もよくわかってない設定にはない隠し設定なるものがあります。
それはどんなものでしょうか?お楽しみに。





猛進、焔嶽の誓いと震える霊亀

ズウゥゥゥゥゥン‥‥‥‥‥

 

 

ズウゥゥゥゥゥン‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

ズウゥゥゥゥゥン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

 

 

《コフゥーーーー‥‥‥‥‥‥‥‥、コフゥーーーー‥‥‥‥‥‥‥、コフゥーーーー‥‥‥‥》

 

 

 

一歩一歩踏み出すたび、耐震のスキルでも耐えきれぬ振動が、行く果てもなく響き渡る。

 

峯陵龍ジャルグ・バアル、峯陵龍の由来はその背にある世界樹ではない。

その背には世界樹を中心にして、様々な時代の陵墓、つまり権力者の墓が建てられているのだ。

 

幾星霜と永き時を生き理想の地を求め彷徨う世界樹を背負う霊亀、それが最後の龍帝の姿だった。

 

あるときは川の氾濫を利用し豊かな土壌を得る熱砂の国に王家の墓としてその背が墓として建てられた。

 

いかなる時も枯れぬ大樹に民は、神王は神樹と崇めたのだ。そして神に近くなるようその近くに墓を作った。

 

 

あるときは今の時代滅びた種族『エルフ』の崇める大樹であった。

毎日、欠かさず手入れをしていた。

栄養を奪う蔓を毟り、大地を秘薬で回復させ、モンスターによる食害を守っていた。

 

 

『エルフ』の国は恵まれた大地に根付き近くの国を見ていた。

 

戦争が起きた。国は焼かれ、人々は殺された。生き残った人々は火に晒されても燃えぬ世界樹に逃げ延びた。

 

世界樹は蔓を伸ばし、『エルフ』を、戦争を起こし追いかけてきた人間を見境なく捉え大樹の養分とした。

 

 

あるときは、常に海を揺蕩う島の中央にいた。

祭りがあるたびに、司祭と思わしき人物は常に捧げものを世界樹に捧げた。

 

皆、笑顔だった。

 

ある日、大雨が降ったとき、珊瑚でできたこの島は瞬く間に海中へ沈んでいった。

生き残った人々は世界樹へ逃げ延びた。

 

そして‥‥‥‥‥同じように殺した。

 

 

 

どこへいっても、理想はなかった。

 

ついに誰も近寄らぬ秘境の地で眠りについた。

人ではない、星の使者がこの世界樹を見ていた。この場所を星の使者は結界を持って切り離し未来永劫閉ざされたはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビキッ

 

峯陵龍の身体から黒い血管のようなものがまるで生き物のように蠢いてそして皮膚の下へ消えた。

 

 

 

ーー

 

 

 

 

「緊急連絡!!ドンドルマの決戦場に焔嶽龍ケオアルボル接近!!」

 

「なんだと!?」

 

 

ドンドルマのある昼に伝令兵から齎された情報は今までの三界と比べれば可愛いものだが、それでもケオアルボルが齎らす被害は生半可なものではない。

 

さらに慌てて駆け込んできた伝令兵からさらなる凶報が。

 

 

「伝令!!防衛砦からラオシャンロン接近!!そして‥‥‥‥‥‥これは兵から又聞きなのですが。ミナガルデ近くの山岳にて精霊種の確認が!!」

 

 

「ハンター達を直ちに派遣せよ!!特にケオアルボルを最優先で防衛せよ!!防衛出来ねばドンドルマは灰になる!!ラオシャンロンはメゼポルタに早馬を出しレジェンドラスタの応援を得よ!!」

 

「「「「はっ!!」」」」

 

「なお、古龍観測隊を出し、ミナガルデで確認された精霊種を観測せよ。精霊種は未だ謎のモンスターだ。すぐに手配せよ」

 

「かしこまりました」

 

 

 

突然の古龍種の襲撃。三界に何も出来ないギルドはこの時は全力を持って防衛に当たったのだった。

 

 

「世界の終わりなぞ儂が生きているうちに知るとは思いもせんかったわい‥‥‥‥‥」

 

 

ドンドルマの大長老はその大きな体を椅子に預けて何も変わらぬ青い空を眺め続けていた。

 

 

空はどこまでも

 

 

どこまでも

 

 

青かった。

 

 

ーー

 

 

山のように巨大な影がV字谷を逃げるように進んでいく。その背後はシュレイドではなく何処かにある仮初めの理想郷だ。

 

逃げなければ。

 

 

黒龍とは違う。

 

格が違う。

 

太古から生きる一つの大陸並みの異様さを持つ龍帝の一角。

 

長い時を生きる古龍種であるラオシャンロンでもあれは怪物だ。

 

目の前に障害物。人が建てた防衛線。

 

でも形振り変わっていられない。

無理矢理にでも乗り越えて、世界の果てまでも逃げる。

 

生きたい

 

生きたい

 

 

《ゴオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!》

 

 

「ラオシャンロン、接敵ーー!!バリスタ用意!!!第一次防衛線接近!!撃て、撃て撃てぇーー!!」

 

「大砲、弾込めぇ!!まだだ、まだ惹きつけろ!!撃て!!」

 

 

「発射ぁ!!」

 

 

ドオオオオン!!

 

濛々と立ち上がる煙から鱗が僅かに削れたラオシャンロンがあるだけだ。

「これだけで撃退できるわけないよな!!手を休めるな、撃てぇーー!!」

 

ラオシャンロンは立ち上がり、咆哮する。

 

 

 

《ゴオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!》

 

 

ーー

 

 

 

「急げ!耐火防壁を準備するんだ!!」

 

 

慌ただしく決戦場の内部にて耐火性に優れたグラビモスの甲殻を利用した持ち運び用防壁を何度も行き来している。

 

「メゼポルタにしか目撃例がない古龍種のはずなんだが‥‥‥‥‥何故‥‥‥?」

 

「考えても始まらんだろ、さっさと手を動かすんだ」

 

 

焔嶽龍ケオアルボル。

 

 

メゼポルタにて発見された超大型古龍種。

 

常に高温に包まれており、その熱で甲殻が膨張するという特徴があるが、一定の時間が過ぎると放熱を行う。

 

その熱は、グラビモスの放熱なぞ比較に出来ず火山の噴火のような爆発を起こし、さらに放たれる熱線は超人が多くいるというメゼポルタの防衛線を軽く焼き払うという。

 

「なんかよ、俺たち明日のお日様を拝めるのが一番有難いと思えるようになったんだ。三界の海王龍のあの白い世界を見たときさ、俺、死ぬんだ‥‥‥‥って思ったんだ」

 

 

「世界は、どうなっちまうんだろうな。ちっぽけな俺ら人間が何が出来るのか?それが知りたくてたまらないんだ」

 

 

 

 

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」

 

 

 

 

 

 

衛兵は、ただ何も言えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深い霧の中、巨大な影が地響きを鳴らして進行する。

 

牙獣種のラージャンに似た顔つき。

はたから見れば巨大なラージャンだと思うだろう。

 

体高20000cm。

 

その背には大小様々な木々や植物が生えており、さながら森だ。

 

 

 

 

古の書物にこうある。

 

 

 

 

 

果てにある大地と大地をその巨腕で手繰り寄せ力でつなぎ合わせた。

 

その背に億の年月を耐える森を背負い、世界を霧の中から見守る金の牡牛。

 

守り給え

 

守り給え

 

守り給え

 

 

真なる森猿よ

 

 






我輩、現在イラストを描いております。今は精霊王だったかな?それ以外でこれ描いて!などありましたらどうぞお気軽に。暇を見つけては描いて生きたいです。

幻天狐?確定に決まってるじゃないですか(´・ω・)
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