忘れられた龍の秘跡 〜MonsterHunter Legend 〜 作:妄猛総督
これが終われば、遂にラスボス、神龍へ。続くかな
ぁ(´・ω・)
「復帰すんの早くないか、こいつ」
「みてください、ジェスト。切られたところを。植物の蔓を絡ませて補強してる。
ジェストとジェスト・オルタの共鳴連携による合技狩技、【乱れ桜、華吹雪】を発動させた。一つの斬撃を一秒間でn乗に増やし、秒数増やすごとに倍加する。結果、一つの斬撃から幾万の斬撃を派生させるのだ。
それはまさに剣撃の檻。
似たように倒された海王龍も覚醒後氷剣による剣叉の檻を展開していたが、似て非ずあちらは規模が世界全てに対し、こちらは個による連撃、その究極であろう。
故に巨体であるため凄まじい耐久力を持つ峯陵龍の右前足をズタズタに切り裂きダウンを取ることができた。
補強された右足とは別に、峯陵龍は左足を地面に叩きつけた。直後に発生する地響きに並大抵の人間ではバランスを取ることも出来ず無様に這いずることだろう。
しかし、彼らとその3匹は超越者といっても過言ではない人たちとその別側面としての人物である。
星に巡る龍脈を操作して、エクセリアを守りつつ地響きによる行動不能を回避する。
間髪入れずに、土の壁が津波のように押し寄せてくる。衝撃が土を巻き上げて接近するというのは自然界でもよく発生が見ることができるがこれは純粋に土が意思を持つかのように波濤のごとく三人と三匹に押し寄せる。
《ゴルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!!》
動いたのは蝕星龍。死と、消滅の概念を持つブレスが吐き出し土の波濤を消滅させていく。
続いて、エクセリアを乗せた黒星龍。彼はエクセリアを乗せライダーとして戦うつもりのようだ。
「いくよ、レウス君。君の真の力、見せて!!
『フレイムダストシュート』!!!」
一条の輝きが矢のように峯陵龍に向け突き刺さろうとする。
《ボアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!》
峯陵龍は世界樹の蔓を巧みに操り壁を形成する。
しかし、黒星龍はその壁と壁との間を華麗にアクロバティックな飛行を持ってくぐり抜けていく。
ボンッ!
音を置き去りし、峯陵龍の蔓の壁を抜け峯陵龍本体に肉薄する黒星龍を駆るエクセリア。
「行きますーーー!!」
《ボアルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!》
「マズい、下がれぇ!!エクセリア!!!」
キラ、キラと金色の粒子が峯陵龍の咆哮とともに出現する。
だが、臆せずともエクセリアは突っ込もうとするがジェスト・オルタの叫びで間一髪で引き返すことに成功する。
「どうしてですか!?チャンスなのでは?!」
「あの粉、花粉を吸うな!!全身から発芽して苗床にされて死ぬぞ!!」
「っ!!」
ーーー厄介だ
それが三人の共通の認識。
一人を除き、自分たちが知るモンスターの常識を覆えすやもしれない超を超えた超弩級モンスター。
いつぞみた異常に成長したオストガロアの何倍の巨体に加え、異常成長する蔓の壁に死に誘う花粉、そして、類を見ない耐久力を有する。
ーーこんな時、あいつならどうするだろうか。
脳裏に浮かぶ星焔の龍姫の勇姿。
「いっておくが、あの龍姫でも倒せる確率は7割を切る。お前たちがいたあの世界で、だ。
故にこう呼ぶのさ、三界の龍帝と。あいつが新しい神話、新たな人理の開拓者ならこいつらは過去の人理の残滓、だから乗り越えなきゃならねえ」
天を握ろうとした、運命の神に反旗した天の皇帝。
あまりの強さ故に、精霊の不意打ち、相性差により滅ぼされた。
大海原の化身にして、過去の世界を海の底へ沈めた深海の海神。
人の信念と、諦めない心に真核を貫かれたが、今一度世界を塗り潰そうとした
そして、未だ答えを得られず、世界をさまよう世界樹を背負う霊亀。
安寧を、得ようとさまよい未曾有の大災害を撒き散らす。そして、この世界で最後となった龍帝で星が世界をまたいで勇者を呼んだ、人が抗える最後の一戦。
「は、何を言いだすかと思えば。怖気づいたのかよ、オルタ。近づけねぇだと?だったら斬撃を飛ばせばいいじゃねえか、あいつの首を刎ねられるだけの威力でな!!」
気合いを入れ直すように声を荒げる
ダンッ!と踏み込む、それだけで峯陵龍が張り巡らせた蔓の壁の一部が消し飛び、僅かに隙間が出来る。
その僅かな隙間をくぐり抜けるべく、音速を置き去りにして接近、背中の太刀を腰に移して腰溜めにして一閃。
ーー狩技秘奥義【無空の太刀】
無限に有り余る可能性をたった一つだけに絞って放つ空前絶後の一太刀。
必ず当たり、必ず勝てる一手として、峯陵龍の蔓の壁を完全に両断し、さらに峯陵龍の肩と世界樹の一部が切り飛ばされて鮮血が舞う。
《ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっ!!?》
体を消し飛ばされて、悲鳴をあげる。
あのクソでマッドなマネルガーとの戦いの後、星焔龍との決着をつけるために死に物狂いで習得した絶技。
まさか、こいつに使うことになるとは、と心の中で思う。
「ち、し損ねたか。思った以上に頑健だな、というか俺たちが戦った中でここまで食い下がったモンスター、あいつ以外で初なんじゃねえか?蝕星龍や修羅種ディスフィロア、黒星龍までいるこのメンツで、だぞ?あり得ねえ………」
もし、あいつらがこいつを知った時どう思うだろうか。
あり得ないと一蹴されるかもしれない。そんなモンスター、星焔龍だけで十分だ、と言われるのが簡単に想像できる。
「っ!俺とは思えねえ‥‥‥、さすが別世界。同じ俺でもこうでも違うのかよ。無空とか俺には無理だ」
ジェスト・オルタが、どこか悔しそうにジェストを見つめている。悔しいが、同時に羨ましいとも。
こっちはあまり良くない結末なのに、だが、嬉しくもある。
「負けられねえよな、おい!俺も混ぜろ!!」
ーー狩技秘奥義【空位破断】
無空とは別、ジェスト・オルタが得た答え。
絶対に勝てる可能性を全部手繰り寄せた極みの太刀。
峯陵龍の胸元をいともたやすく切り裂き、同じように鮮血が舞う。
《ボアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!》
怒りの咆哮とともに壁としてではなく、鞭として縦横無尽に振るわれる蔓。
両者は、繰り出される蔓の上を駆け巡り、同時に斬りつけていく。
さらに上からも押しつぶそうと迫る蔓を斬ろうと立ち止まろうとするが不意に火球が着弾し燃え上がる。
「私も忘れては困ります!!レウス君!『ヘルファイア』!!」
「エクセリアか!助かるぜ!!」
「ジョー君、好きに動いて!フィー君も!!あと一押し!」
《ゴルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!》
《ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!》
滴る世界樹の樹液を、蝕星龍の消滅のブレスと、ディスフィロアの熾凍ブレスで相殺、消滅させる。
蔓の上を走る二人は、遂に峯陵龍の目と鼻先にたどり着く。そして、互いに目を合わせるところを見ると、共鳴連携を使うようだ。
「いくぜ!
ーー共鳴連携、無空、空位集いて交わる!
ーーー【烈空絶波斬】!!!】
互いの秘奥義の共鳴連携、それぞれの究極の一たる一撃を共鳴連携した威力は峯陵龍の背中を交差するように傷つけ、かつてない鮮血が迸る。
ズズゥン…
悲痛の叫びを上げて、倒れる峯陵龍。ただダウンなようですぐに起き上がろうとしている。
再び、対峙し両者に走る緊張感。
前足を振り上げ、進もうとする、峯陵龍は
《ガハァ、ゴボ、ゴボボボボボボ!!!》
口からおびただしい血を吐き、バランスを崩してしまう。
「な、なんだ一体!?」
「今度はなんだ!」
《ギィアアアアアアアアアアアアアアアア!!?アアアアアアアア!!ギィgjt) kun gjdntjn jajodt'tnw?"wnd/kwmdm#lon!!、》
ボコン、ボコン、!!
甲殻が激しく波打ち、鱗は消し飛んでいく。
既に目は正気を宿しておらず、虚ろで。
体の至る所から、出血を繰り返し激しく暴れ始める。初めは悲鳴だったのに今では、もはや言葉では言い表せない何かとして響き渡る。
更に変化は続く。今度は、体の横から
甲殻類に似た脚が突き破るように出現。前足の肘あたりから、鋏のような機関が突き破るように現れ、峯陵龍の頭部はへし折られたようにクニャッとねじれ首元から何か現れた。
「おえ、ウエエエエエ!!」
あまりの現状に耐えられなくなったエクセリアは遂に吐き出してしまう。
「なんて、こった‥‥‥!これは、こいつは!!寄生されてやがった!!」
《キィキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!》
峯陵龍ジャルグ・バアル。
いや、こう呼ぶのが正しいだろう。
堕ちた精霊、邪霊あるいは魔王。その一柱。
ーー【天殻魔金蠍 シャドーナ・マキリス】
かつて精霊第4位であったが、力に溺れて堕天した堕落した星の守護者の成れの果て。
勇者は、龍帝ではなく堕ちた魔王と対峙するーー
ところで、幻天狐ちゃんどうかな、ど素人だから、アドバイスあればください。