ケイ22さん、御所望の優子の嫉妬、しっかりと入れておきましたよ♪
気に入っていただければ幸いです
あれから数日が経過し、今日は体育祭の日
「いよいよ始まったわね」
「海人、今日は敵だからね。手加減しないよ」
「望むところだよ」
そう言いつつ海人は青組のテントに向かう
ちなみに明久、美波、雄二は白組
瑞希、康太は紅組である
「そういえば智也君と英雄君も紅組って言ってたな。康太君も運動神経は良いし、これは強敵だ」
敵チームの戦力を分析しつつ、海人はテントに到着する
読者の皆様にわかりやすく主要人物のチームを紹介すると・・・
青組:海人・優子・須川・佐藤・美春・秀吉
紅組:智也・瑞希・英雄・友香・康太・愛子
白組:明久・雄二・翔子・美波・久保・中林
紫組:根本・世古・緋堂・北内・尾賀間
と、言った感じである
そして海人は空いている場所を探す
「あ、来た来た」
「海人君は副リーダーだからこっちだよ」
(?僕、いつの間に副リーダーになったんだろう?)
海人は承諾した覚えがない役職名を言われ首を傾げる
そもそも副リーダーなんて無い
それをわざわざ作ったのはもちろん・・・
「優子さん、隣いいかな?」
「う、うん」
優子の隣に海人を座らせるためである
『第一種目、女子50M走です。選手の皆様は集合お願いします』
「じゃ、行ってくるわね」
「うん、頑張ってね優子さん」
「う、うん」
海人に笑顔でそう言われ、優子は顔を赤くする
(姉上も意外と初心じゃのう)
隣にいた秀吉は二人のやり取りを見てそんなことを考えていた
そして競技は進んでいき、いよいよ優子の番となった
「む、姉上の番じゃな」
「あ、姉さんと小山さんもいるよ」
「これは強敵じゃな」
「優子さん!頑張れ!」
「美波、ファイトだよ!」
「友香!気合や!」
それぞれ声援を受け、スタート
結果は・・・一位、友香。二位、美波。三位、優子。四位、モブとなった
「惜しかったね」
「姉上も決して遅くは無いのじゃが、相手が悪かったのう」
友香は運動部
美波は海人の練習に付き合ったりと、そこそこ運動をしている
この面子だと優子が勝てないのも無理はない
そして優子達女子がテントに戻ってくる
「お疲れ様。残念だったね」
「負けちゃった。さすがに友香や美波には勝てなかったわ」
「なに、まだ始まったばかりじゃ。まだまだ挽回は可能じゃろう」
「そうそう、それにリーダーがそんな暗い顔をしてちゃダメだよ」
「うん。ありがと」
「さて、次はワシらの番じゃぞ」
「だね。それじゃ、行ってくるよ」
「いってらっしゃい」
笑顔で海人達を送り出す優子
その直後・・・
(『いってらっしゃい』って・・・なんか夫婦みたい)
顔を赤くし、妄想を始めるのだった
そして海人の順番
「海t・・・」
「「「「「海人く~ん!頑張って♪」」」」」
優子が声援を送ろうとした瞬間、被さるように響くファンクラブの女の子たちに声援
そして海人はその女の子たちに笑顔で手を振る
(・・・なによ。デレデレしちゃって)
優子の不機嫌メーター上昇
その後、海人は見事一位でゴールし競技が終了
「ただいま。なんとか勝てたよ」
「そ、よかったわね」
(?優子さん機嫌悪い?なんで?)
優子のそっけない態度を見て、なぜ機嫌が悪いんだろうと首を傾げる海人
『次は女子障害物競争です』
「行ってくるわ」
「頑張ってね」
「わかってるわよ」
海人の声援にそっけなく返した優子はそのまま去って行った
「・・・僕、何か怒らせるようなことしたかな?」
「大丈夫じゃ。多分いまごろ・・・」
※競技会場※
(アタシのバカァァァァ!!)
秀吉の予想通り、優子は先ほどの態度を激しく後悔していた
(別に付き合ってるわけでもないのにあんな態度とっちゃって・・・最低じゃない)
「あ、あの・・・木下さん?大丈夫ですか?」
「え、ええ、大丈夫よ。ありがとう」
隣にいた瑞希は頭を抱えて悶えている優子に声を掛ける
落ち着きを取り戻しながらこの競技の内容を確認
まずはネットを潜り、次に跳び箱、そして簡単な小テストを解いて正解すれば後はゴールという内容だ
(相手は姫路さんに代表、それにAクラス生か。勝てそうだけど油断は禁物。小テストのレベルがわからない以上、先行しておきたいわね)
単純な脚力なら優子は勝てるだろう
だが、これは障害物競走
どこかでモタモタすれば追いつかれる可能性は充分ある
ましてや二人は優子より成績が上
小テストの内容次第では追い越されてしまう
そんなことを考えているうちに優子の順番が回ってきた
スタートの銃声と同時に先行
ネットを潜り、跳び箱を跳び、作戦通り、三人より早く小テストに到着
「えっと、一枚取って・・・」
Q,『江戸時代初期に起こった日本の歴史上 最も大規模な一揆であり、幕末以前では最後の本格的な内戦は?』
「よかった。これならわかるわ。『島原の乱』っと」
答えを書いて高橋先生の元へ答案を持って行く
すると高橋先生は驚いたような表情をして・・・
「・・・木下さん、不正解です」
「・・・え?そ、そんなはず・・・」
自身の答案を見て優子は絶句する
そこには・・・『島田の乱』と書かれていた
(アタシのバカァァァァァ!!)
海人の事で頭がいっぱいだった優子は普段ではありえないようなミスを冒してしまった
慌てて新しい札を拾い回答するものの、その間に翔子、Aクラスモブはゴール
結局、優子はこの競技でも三位に終わった
ちなみに・・・
「た、助けてくださ~い」
瑞希は最初のネットで絡まって身動きが取れなくなっていたという
※再びテントへ※
「優子さん帰って来ないね」
「簡単な小テストで不正解したのがショックなのかもしれんのう」
「・・・僕ちょっと様子を見てくるよ!」
そう言って海人は走り出した
そして優子を探し回って数分後、校舎裏にて体育座りしている優子を発見
「優子さん!」
「・・・海人君」
優子の目元は赤く腫れていた
おそらく泣いていたのだろう
「みんな心配してるよ。早く戻ろう?」
「いや・・・怖い・・・みんなきっと怒ってるもの。アタシ、リーダーなのに足引っ張ってばっかりでみんなに迷惑かけて・・・」
「そんなことないよ」
「そんなことあるわよ!点数見てよ、アタシのせいで青組は最下位よ」
たしかに僅差だが青組は最下位だ
「優子さん、夏の大会の決勝戦の日。僕が打たれて負けて、その時優子さん言ってくれたよね?『チームで戦ってチームで負けたんだから海人君だけのせいじゃない』って。あの言葉は嘘だったの?」
「う・・・嘘じゃ・・・ない」
「でしょ?これだって同じだよ。チームで戦ってチームで負けているんだから優子さんだけのせいじゃないよ。それに、まだ試合中だよ。ゲームセットまで諦めちゃダメだよ」
「そう・・ね。ゴメン海人君。アタシどうかしてた」
「さ、テントに・・・『海人!』・・・秀吉君?」
「何をしておるのじゃ!もう出番じゃぞ!」
「え!?もう!?で、でも・・・」
海人は優子が心配なようでチラッと見る
「アタシはもう大丈夫よ。だから早く行って」
「う、うん」
海人は優子にそう言われグラウンドへと急ぐ
「・・・ありがとう。海人君」
優子は海人の後ろ姿を見ながらそう呟いた
※おまけ※
「坂本く~ん♪待ってぇ♪」←尾賀間
「く、来るな!来るなぁ!!」
驚異的なスピードで雄二は50M走は一位だったという
さてと、次の競技は何にしようかなぁ?
実は全く決めてなかったりww
次回も頑張ります