バカとテストとウチの弟   作:グラン

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なんとか更新は出来たものの・・・
微スランプ気味です
ぐだついてしまった・・・

結末までのルートは出来たのに上手く話がまとまらない・・・
小説書くって難しいw

それでは、本編へどうぞ


第百十二問 借り物競争&騎馬戦

「ホントにごめんね。大丈夫?痛くない?」

 

「へーきへーき。もう大丈夫だよ」

 

 

担架で保健室に運び込まれた海人は付添いの優子と共に青組のテントに向かっていた

 

 

「姉上~!もうすぐ姉上の出番じゃぞ」

 

「あ、うん。でも・・・」

 

 

優子は心配そうに海人の方を見る

 

 

「僕ならもう平気だよ。心配しないで」

 

「・・・わかった。でも無理しないでね」

 

 

そう言って優子は後ろ髪をひかれつつ集合場所へと向かった

そして・・・

 

 

「はぁぁぁぁぁ・・・」

 

 

優子は盛大に溜息を漏らす

 

 

(何やってんのよアタシは・・・好きな人の鳩尾にヒップドロップってどんな状況よ・・・)

 

 

「あ、あの・・・優子さん。元気出してください。お兄様はきっと気にしていませんわ」

 

「う、うん。ありがと、清水さん」

 

 

(海人君の事は確かに心配だけど・・・ここでアタシが負けたら海人君は『自分の事で心配させたせいだ』とか思うだろう。それだけは避けなければ・・・)

 

 

優子はそう思って気合を入れなおす

そして競技内容について考える

次の競技は借り物競争

自分の対戦相手はあまり話したことが無い子が二人とEクラスの中林

中林はテニス部員ということもあって瞬発力はあるだろうが、借り物競争で重要なのは足の速さじゃない

自分がいかに速くお題の品を見つけられるか

 

 

(チェックすべきは観客席)

 

 

生徒は基本的に何も持っていない

ならば借りるのは必然的に保護者になるだろう

などと考えているうちに優子の番が回ってきた

スタートのピストルと共に走り出す

選考したのは中林、やはり速い

そして中林はお題を拾い・・・

 

 

「っ!」

 

 

顔色が悪くなった

 

 

(難しいお題を引いたのかしら?なんにせよこれはチャンス!)

 

 

そして優子もお題を拾い・・・

 

 

「~っ!!」

 

 

顔を赤くした

 

 

  ※青組テント※

 

 

「海人よ、本当に大丈夫なのかの?」

 

「うん。それより優子さんが気にし過ぎないといいけど・・・」

 

「お主は本当にお人好しじゃのう」

 

「そうかな?あ、優子さんの番だよ」

 

「む?お題を見て固まっておるのう?」

 

「あ、動き出した。・・・あれ?こっちに向かって・・・」

 

「はぁはぁ・・・」

 

「どうしたの?優子さん」

 

 

優子は何か言いたげに海人を見るが声が出ない

そして・・・

 

 

「い、行くわよ!」

 

 

海人・・・の、隣にいた秀吉の腕を掴んで走り出す

 

 

「ま、待つのじゃ姉上!わかったからワシを引きずって走るのはやめるのじゃぁぁぁ!!」

 

 

そして優子は見事一位をゲット

 

 

「はぁはぁ・・・姉上、お題は何だったのじゃ?」

 

「・・・『大切な人』」

 

「ふむ、それで海人を見ておったのじゃな。しかし、結局連れてこれぬとはヘタレじゃのう」

 

「う、うるさいわね!別にいいでしょ!『大切な弟』なんだから条件は満たしているはずよ!」

 

「っ!」

 

「ん?どうしたのよ?あ、もしかして照れてるの?」

 

「ち、違うのじゃ!」

 

「その反応、怪しいわね~」

 

「そ、そんなことより応援なのじゃ!次は清水の出番じゃぞ」

 

(誤魔化したわね)

 

 

視線の先には美春が・・・海人の手を掴んで走り出す姿が見えた

 

 

「「・・・」」

 

 

固まる優子、気まずそうな表情の秀吉

そして美春はそのまま一位でゴール

 

 

「お兄様、ありがとうございます。おかげで美春は一位になることができました」

 

「役に立ててよかったよ」

 

(お題は何だったのかしら?)

 

 

優子は美春と手を繋いでいる海人を見てそんなことを考えている

 

 

「あ、優子さん!その・・・これは違うんです!その・・・お題が『部活をしている男子』で、秀吉君は見当たらなかったし、他にはお兄様しか思いつかなくて・・・」

 

 

海人の手を離した美春は必死に優子にそう言う

まるで何かに怯えるように・・・

 

 

(アタシ、そんなに怖い顔してたのかしら?)

 

 

美春の態度に若干へこむ優子

 

 

「と、とりあえずワシらは先にテントに戻っておるぞい」

 

(あ、逃げられた)

 

 

秀吉は海人を連れてテントに戻っていく

優子は結局はぐらかされたなと思いながらその後ろ姿を見送った

 

 

(あれ?そういえば中林さんってゴールしたっけ?)

 

 

  ※一方その頃※

 

 

「・・・誰よ?こんなお題入れたの・・・『木彫りの熊』なんてあるわけないじゃない」

 

 

学園長が面白半分で入れた大外れを引いた中林だった

ちなみに他のメンバーのお題は・・・

 

 

美波→『中学生以下の子供』→応援に来ていた葉月

愛子→『カメラ』→康太に借りた

瑞希→『メイド服』→なぜか玲が持っていた

友香→『バカ』→英雄

翔子→『ペット』→雄二

 

と、言った感じだ

 

 

「誰がペットだ!!」

 

「バカって言った方がバカなんや!!」

 

 

こんな感じで借り物競争は終了した

 

 

 

『次は騎馬戦です。参加する生徒は速やかに・・・』

 

 

「くくっ、ついにこの時が来た!勝負だ!北条!」←下の人

 

「・・・」←上の人

 

「何故だぁぁぁ!!」

 

「仕方ないでしょ。雄二みたいなデカいのを支えるの難しいんだから」

 

「くっ、まぁいい。最終的に勝てばいいんだ!」

 

「お前は多分それどころじゃないと思うぞ?」

 

「あん?どういう意味だ?」

 

「始まればわかる」

 

 

智也は意味深な言葉を雄二に投げかけその場を離れた

そして試合が始まる

 

 

「うーん・・・優子さんからは根本君に気をつけるよう言われていたんだけど・・・」

 

 

そう呟く海人

その視線の先には・・・

 

 

『おい尾賀間!!勝手に動くんじゃねえ!!』

 

『これは千載一遇のチャンスなの!両手が塞がっている今なら合法的に坂本君の唇を狙えるわ!』←騎馬の前の人

 

『く、来るな!来るなぁ!!!』←同じく騎馬の前の人

 

「・・・放っておいても良さそうだなぁ・・・」

 

 

雄二を追いかけまわす尾賀間を眺めながら海人はそう呟いた

 

 

「海人よ、ワシらも行くぞい」

 

「あ、うん」

 

 

秀吉にそう言われ、海人も激戦区へ

ちなみに秀吉も海人も小柄なので騎馬の上の人だ

 

 

「紅組はやっぱり隙が無いね」

 

「さすがは北条じゃのう」

 

 

智也の指示なのか、紅組の騎馬は常に死角を潰しながら移動している

 

 

「はっはっは!!勝負やで!海人!」

 

 

・・・一人を除いて・・・

 

 

「総員!囲むのじゃ!」

 

「「「「うおぉおおおおお!!」」」」

 

「ま、待つんや!一人相手に大勢で囲むなん・・・ノォオオオオオ!!」

 

「・・・あのバカ・・・」

 

 

敵陣に単独で特攻してきたバカはあっさりと鉢巻を奪われた

英雄の愚行を見て智也は頭を抱えるのだった

 

 

「ん?須川君、ちょっと・・・」

 

 

海人はある事に気付き、自分を支えている須川にヒソヒソと何かを囁いた

 

 

「くそっ!いい加減諦めやがれ!」

 

「坂本君ってば、照れ屋さんなんだから!」

 

「ちょっと雄二!逃げてばかりじゃ戦えないじゃないか!」

 

「無茶言うn・・・明久!!」

 

「油断大敵だよ!アキ兄さん!」

 

 

尾賀間&根本に気を取られ過ぎた明久&雄二は背後に回り込んだ海人に気付くのが遅れ、鉢巻を奪われてしまった

 

 

「くっ、やられた!やるね、海人」

 

 

悔しそうな表情の明久

負けたがどこかホッとしている表情の雄二

 

 

「くくっ、バカな奴だぜ。わざわざ俺の前に来るなんてよ。俺が直々にテメェに引導を・・・(シュル)・・・え?」

 

「視界が狭いぞい根本よ」

 

 

根本の背後に回り込んだ秀吉が鉢巻を奪いそう言う・・・が、その直後

 

 

「お前もな」

 

「し、しまったのじゃ!」

 

 

その秀吉の後ろに回り込んだ智也に鉢巻を奪われてしまった

そして競技は進んでいき・・・

 

 

「・・・これはもう、勝ち目はないね・・・」

 

 

そう呟く海人

残りの騎馬の数は・・・

 

紅組・6

青組・1(海人)

白組・0

紫組・0

 

そして海人は今、紅組陣営に囲まれている

 

 

(この競技は残った騎馬の数と奪った鉢巻の数が加点される。もう逃げ切るのは不可能。なら・・・捨て身で一本奪う!)

 

 

海人は狙いを決める

直後、背後にいた康太が海人の鉢巻を狙う

 

 

「今だ!」

 

 

それを読んでいた海人は右手でそれをガード、そして左手でカウンターの要領で康太の鉢巻を狙う・・・が

 

 

「悪いな海人。お前ならきっとそうすると読んでいた」

 

 

康太の隣にいた智也はそれを読み切っており、康太の身体を軽く押して回避させ、海人の攻撃は空を切る

崩れる事覚悟で手を伸ばしていた海人はバランスを崩し、そのまま智也に鉢巻を奪われ試合終了

 

 

「負けちゃった・・・やっぱり智也君には敵わないなぁ・・・」

 

「キャッチャーとして戦略の絡むゲームで負けるわけにはいかないのでな」

 

 

こうして騎馬戦は紅組の圧勝で幕を閉じたのだった

 




ここで知将、北条智也が本領発揮
さすがの実力ですね

次回も頑張ります
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