バカとテストとウチの弟   作:グラン

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またしてもグダついちまった・・・
どんどんクオリティが下がっていくなぁ・・・
とりあえず更新です


第百八十四問 報告

「ふぁ・・・」

 

 

瑞希は寝ぼけながら目を擦る

窓の外を見ると太陽の光が差し込んでいて、時計をみるともうお昼だった

ふと隣を見ると智也の姿は無い

 

 

「すっかり寝過ごしちゃいました」

 

 

人様の家で爆睡していたことが少し恥ずかしくなった瑞希は頬を赤く染め、智也がいるであろうリビングへと向かう

 

 

「詳しい事は学校で話すよ」

 

 

ちょうど智也が電話を終えたところだった

 

 

「ん?起きたか。おはよう」

 

「おはようございます。寝過ごしてごめんなさい」

 

「色々あって疲れていたんだろ。気にするな」

 

「はい・・・あの、今の電話は?」

 

「ああ、ちょうどニュースで根本が自首したことを放送していたからな。海人辺りが心配して電話を掛けてきそうだから、先に報告しておいたんだ」

 

「そうですか・・・根本君はちゃんと自首したんですね」

 

「ああ、お前の言うとおりだったよ。お人好しもバカに出来ないな」

 

 

少し嬉しそうな瑞希と苦笑いの智也

 

 

「姫路、この後、ちょっと付き合ってくれないか?」

 

「え?あ、はい」

 

 

戸惑いつつ承諾する瑞希

 

 

(付き合うって・・・なんて考えてませんよ。きっと『買い物に』とかそういうオチに決まってます)

 

「行きたい場所があるんだ」

 

(ほら見なさい。って、あれ?こ、これってデート・・・?いやいやいや、智也君はそんなつもりで言ったんじゃないと思いますけど、いやでももしかしたら・・・いやいやそんなはず・・・)

 

 

絶賛混乱中の瑞希

しかし・・・

 

 

「・・・都合が悪いか?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

 

どちらだとしても瑞希は智也の誘いを断る気は全く無い

そして制服のままだと目立つという理由をつけ、瑞希は家に戻り私服(気合の入ったお気に入り)に着替える

ちなみに智也は近くで待機

これは両親に娘の止まった先が男の家だとバレないようにする為である

 

 

「おまたせしました」

 

「ああ、それじゃあ行こうか」

 

「はい」

 

 

二人はバスに乗り目的地へ

着いた先は・・・

 

 

「・・・お墓?」

 

 

瑞希は首を傾げる

とりあえずデートじゃない事はだけは確かだ

 

 

「ああ・・・根本の事、さやかに報告しないとな」

 

「あ、そうですね」

 

 

智也の目的がさやかの墓参りだと気付いた瑞希

直後、ふと疑問に思った

自分を連れてきたのは何故?と

もちろん嫌ではない

智也の元カノのさやかがどんな人物か気にならないと言ったら嘘になる

しかし、智也とさやかの別れはあまりに悲惨な出来事だった為聞きにくかった

 

 

(智也君や根本君が好きになった人・・・きっと素敵な人だったんだろうな・・・)

 

 

そんなことを考えながら歩いていると、男性と女性、それに葉月と同い年か少し幼い位の男の子が一人の家族と思われる人たちとすれ違った

智也と三人は互いに気付いて会釈をして先に進む

 

 

「智也君、今の人たちは?」

 

「さやかの母親の後輩とその奥さんと子供だ。さやかの母は人望が厚かったらしくてな。よく墓参りに来る人を見かけるよ」

 

 

智也の説明を聞き、納得する瑞希

再び歩きだし、さやかの墓に到着

綺麗に掃除がされており、綺麗な花が添えられていた

線香に火を点け、手を合わせる二人

そして智也は静かに目を開け、ゆっくりと口を開いた

 

 

「さやか・・・根本が自首したよ。俺はアイツの事を許せていないけど、お前だったら許しちまうんだろうな・・・このお人好しめ」

 

 

苦笑いしながらそう言う智也

根本の父親の逮捕や竹原の事などを報告する智也

 

 

 

「最後になったけど、お前に紹介したい人がいるんだ。彼女の名前は姫路瑞希」

 

 

智也は瑞希の方を一瞥して、お墓の方に向き直し・・・

 

 

「今の俺の・・・・世界で一番大切な人だ」

 

「・・・・・・・・・・へ?」

 

 

突然の智也の発言にフリーズする瑞希

智也は瑞希の方を向いて再び口を開いた

 

 

「なんでお前を気絶させてまで死なせたくないと思ったのか?なんでお前に嘘をつきたくないと思ってさやかの事を話したのか?何度考えても答えは一緒だった。姫路、俺はいつの間にかお前の事を好きになっていたみたいだ。さんざん待たせておいて今更と思うかもしれないが、俺はお前に傍にいて欲しい。俺と付き合ってくれないか?」

 

「・・・智也君、何にもわかってないです。いくらでも待つって言ったじゃないですか。私の気持ちは変わってないですよ」

 

 

そう言って嬉し涙を流しながら笑顔で智也に抱き着く瑞希

そしてお墓の前に座り・・・

 

 

「初めまして、さやかちゃん。姫路瑞希です。私もさやかちゃんと同じで智也君の事が大好きです。さやかちゃんほど優しい彼女にはなれないかもしれませんけど、智也君を想う気持ちは誰にも負けません。私は私にできることをやって智也君を支えます。どうか天国から見守っていてください」

 

 

そう言うと、瑞希はゆっくりと立ち上がる

 

 

「・・・行くか」

 

「はい」

 

 

瑞希は智也の腕に抱き着き、二人はその場を後に・・・

 

 

 

 

 

『トモ君の事、よろしくね♪』

 

「え!?」

 

 

瑞希は誰かに声を掛けられた気がして振り返るが、当然そこには誰もいない

 

 

「?どうかしたか?」

 

「い、いえ、なんでもないです」

 

 

瑞希は、さやかの墓を真っ直ぐに見て、さやかに返事をするように首を縦に振り、今度こそその場を後にした

 




ついに智也と瑞希が結ばれましたね
結ばれるたびにキスをすると思ったら大間違いだ!ww

次回も頑張ります
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