バカとテストとウチの弟   作:グラン

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Bクラス戦、長引いたなぁ~
でもこれで終結です
それでは本編へどうぞ



活動報告で行っているアンケートもよろしく





第十八問 海人、キレる

  SIDE 秀吉

 

 

「ちくしょう・・・よくも裏切りやがったな!木下優子!」

 

 

根本が姉上の方を睨み付け叫んだ

どういうことじゃ?

まさか姉上が根本と組んでおったのか?

 

 

「アナタと組んだ覚えなんてないわよ。卑怯な手に頼ってばかりいるから負けたんじゃない」

 

「うるせえ!ホモ好きのド変態が!俺に説教するんじゃねえ!」

 

 

根本の発言に周りの生徒が呆気に取られた

こやつ・・・まさか姉上の秘密を・・・

 

 

「なんだよ、揃いも揃って豆鉄砲喰らったような顔しやがって・・・知らねえなら教えてやるよ!こいつはな、男と男の絡みが大好きな腐女子なんだよ!優等生面したド変態なんだよ!笑っちまうよなぁ?模範的な優等生の木下優子が実は変態なんてよ!ぎゃはははは」

 

 

根本は自棄になっているのか、下品な笑みを浮かべながらゲラゲラと笑い出した

姉上のほうを見ると姉上は・・・拳を握り、俯いたまま涙を流していた

 

 

「根本!お主、よくも・・・「キサマァァァァァ!!!!」」

 

 

ワシの声はある人物の叫び声によってかき消された

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 優子

 

 

根本が・・・アタシの秘密をバラした・・・

周りの生徒は『あの木下さんが・・・』とかヒソヒソ話しながらこっちを見ている

・・・あれ・・・なんで・・・涙が出るんだろう・・・

こうなることは覚悟してたはずなのに・・・涙がとまらない・・・

 

 

「キサマァァァァァ!!!!」

 

 

ある人物の叫び声が教室中に鳴り響く

 

 

「島田・・・くん?」

 

「よくも・・・よくも木下さんを泣かせたな!ブチ殺してやる!」

 

 

そう言った直後、島田君は根本に殴りかかっていた

気絶するまで殴り続けて、それでも殴ることをやめなかった

 

 

「よ、よせ!海人!やり過ぎだ!」

 

 

驚きのあまり固まっていた坂本君達が慌てて止めに入った

・・・アタシのせいだ・・・

アタシが始めから根本の要求を断っていれば・・・

アタシがこの場に現れなければ・・・

アタシが・・・涙を流したりしなければ・・・

島田君はブチ切れたりしなかった

心優しい彼にあんな怒りの表情をさせてしまったのは・・・アタシだ・・・

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 英雄

 

 

読者のみんな、久しぶりやな

中島英雄やで

・・・こんな喋り方しとるけどな・・・自分、今、かなりキレてねんで♪

何でかって?まぁ見とったらわかると思うで

 

 

「クソっ!島田の野郎・・・調子に乗りやがって・・・」

 

 

今、俺の視界には根本(屑)が映っとる

俺の友達にあんだけ好き勝手やっておいてようそんなセリフが出てくるな・・・

でもまぁ改心する気があるんやったら許しても・・・

 

 

「憂さ晴らしに友香でも呼んでヤっちまうかな。あいつは俺には逆らえねえしな!」

 

 

・・・前言撤回や・・・

こいつは今すぐコロス

 

 

「随分好き勝手ぬかしとるなぁ~根本くぅぅぅん!!」

 

「ガッ・・・てめえは中島!」

 

「話は全部聞かせてもろうたで!俺のダチと幼馴染に好き勝手しやがって!許さんで!!」

 

 

驚いたか?

せや、小山友香は俺の幼馴染や

 

 

「くっはははははは!!」

 

「何がおかしいんや!?」

 

「てめえはやっぱりバカだなぁ!アイツが俺に脅されているのは全部てめえのせいだってのによ!」

 

「なん・・・やと・・・?」

 

「いや~驚いたよ・・・野球部の期待の新人、中島君の父親が・・・殺人犯だったなんてな!」

 

「!!」

 

「全校生徒が知ったらどんな顔するだろうな?いや、それよりマスコミに流した方が面白いかもなぁ~」

 

 

下品な笑みを浮かべながら根本は言葉を並べる

俺は中学時代アイツが言っていた言葉を思い出した

 

 

『アンタって野球やってるとき凄く楽しそうよね』

 

 

・・・バカやな・・・あいつも・・・俺も・・・

 

 

「バラされたくなけりゃお前も・・・「好きにしろ」・・・なに?」

 

「全校生徒にでもマスコミにでも言いふらしたけりゃ言えばええ。そのかわり・・・二度と友香にちょっかい出すな!」

 

「グハッ!」

 

 

俺は根本を殴り飛ばした

 

 

「・・・英雄」

 

 

背後から幼馴染の・・・小山友香の声が聞こえた

 

 

「友香・・・お前が苦しんどったのは全部俺のせいやったんやな・・・」

 

「はぁ、全く・・・人がせっかく野球を続けられるように頑張ったって言うのに全部台無しにしてくれちゃって・・・」

 

「・・・すまん」

 

「いいわよ別に。アンタの好きにすれば?・・・それに、ちょっと嬉しかったし・・・(ゴニョゴニョ)」

 

 

そう言って少し顔を赤くしてそっぽ向く友香

・・・ん?そういえば・・・

 

 

「ところで友香?一つ聞きたいことがあるんやけど・・・」

 

「なによ?」

 

「なんでお前・・・そこまでしてくれるんや?幼馴染やからか?」

 

「・・・鈍感」(ボソッ)

 

「え?何?よう聞こえんやった・・・」

 

「うるさい!このバカ!」

 

「んな!バカって言う方がバカなんやで!」

 

「はぁ!?アタシがアンタよりバカだっていうの!?ほとんどの科目でアタシの点数の半分以下のくせに!」

 

「保健体育なら負けてへんで!」

 

「それだけじゃない!・・・いいわ、今度の中間テストで勝負よ!」

 

「ええで!俺が勝ったらそうやな・・・そのしっかりと育った胸でも揉ませてもらおうか!」

 

「ふぇ!?」

 

 

友香は顔を赤くして驚愕の表情を浮かべる

ははーん。さては・・・

 

 

「なんや?怖気づいたんか?チキンやなぁ~Cクラス代表の、友香ちゃ~ん?」

 

「(プッチーン)上等よ!胸でも尻でも好きなだけ触らせてやるわよ!その代わりアタシが勝ったら何でも一つだけ言うこと聞いてもらうんだからね!」

 

「交渉成立やな!胸や尻だけで済むと思うなや!」

 

「ハッ!それはアタシに勝ってから言いなさい!」

 

 

俺達は・・・まるで中学の頃と同じように言い争いを続けながら家に帰った

・・・あっ、根本、あそこに置いてきた・・・

・・・まぁいいか

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE ???

 

 

「行ったか・・・」

 

「小山友香が脅されていたとはな・・・」

 

「他にも被害に遭った女性が多数いるらしい」

 

「こいつはこのまま放っておくわけにはいかんな」

 

「そういうことだ。皆の衆、準備はいいな?女の敵は・・・」

 

「「「「我らの敵!」」」」

 

「これより、新・異端審問会を始める」

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 根本

 

 

クソっ!どいつもこいつも俺に逆らいやがって・・・

まぁいい。中島の奴はこのネタを文月新聞に投稿してやる

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

掲示板の周りに人だかりができている

まだ何もしていないはずだが・・・

 

 

「お、おい!アイツ!」

 

「キャー!変態よ!」

 

 

俺の顔を見て全員がその場から逃げ去って行った

なんだっていうん・・・な!?

 

 

「なんじゃこりゃあああああああ!!!」

 

 

そこに張り出されていたのは・・・俺の女装写真

しかも頭には女性物のパンツを被り、両手にはブラを握りしめた状態で撮影されていた

何だこれは!?尾賀間じゃあるまいし・・・

俺はこんな格好した覚えはね・・え・・

そこまで考えたところで俺は写真の下に一通の手紙が張り付けられていることに気付く

そこには・・・

 

 

『僕は見ての通り変態ですが、それでも良ければ結婚を前提に僕とお付き合いしていただけませんか?船越先生へ愛をこめて。2-B代表、根本恭二』

 

 

「ど、どこのどいつか知らねえがなんてことしやがる!?あの中年ババアにはこの手の冗談は通じね・・・『根本く~ん!!』・・・来やがった!!」

 

「変態でも大丈夫よ!私が愛してあげるからね!」

 

「く、来るなぁぁっ!」

 

 

 

※根本と船越教諭の鬼ごっこがスタートした。その後、根本は全校生徒に中島英雄の秘密を暴露したが、女装癖の変態の言葉に耳を傾ける者は誰ひとりいなかった※

 




小山はこんなキャラじゃないってツッコミは無しの方向でww

次回も頑張ります
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