空人達が小学六年生になった頃のお話です
島田空人
海人と優子の息子
誰にでも優しく男女問わず人気がある
成績、運動神経共に良し
唯一の欠点は『誰かさん』に似て歌が苦手
野球チームに所属しており、ポジションはキャッチャーで主将
ポジションにこだわる気は無かったが、明菜と明美が『空君とバッテリーを組みたい』と言ってきて、女の子にキャッチャーをさせるのは気が引けたため、自身がキャッチャーになる
両親に似て鈍感で、双子からの好意に全く気付いていない
島田優美
空人の妹
お兄ちゃん大好きっ子で将来はお兄ちゃんのお嫁さんになると言っている
明菜と明美はライバルだが、嫌っているわけではなく、むしろ好感を抱いている
吉井明菜
明久と美波の娘の双子の姉
妹の明美とはすべてが正反対で性格はおしとやかで利き腕は左利き
唯一の共通点は二人とも空人が好きだということ
妹の事は大切に想っており、若干シスコン気味
が、空人の事だけは譲らない
母親に似てお化けが苦手
チームでのポジションは妹と交代でピッチャーとファーストをしている
吉井明美
明菜の双子の妹
明菜とは正反対の性格で明るく活発で利き腕は右利き
姉が自分を大切に想ってくれていることは知っているし、嬉しく思っているが、空人のことを譲る気は全くない
チームでは姉と二人で『文月のダブルエース』と呼ばれている
ちなみに野球を始めたきっかけはバッテリーの事を『夫婦』と言うことを知ったため
二人で決めたルールで『空人の意志を重視する』と言うことになっており、たとえ二人とも選ばれなくても空人の幸せを祝福するつもりでいる
北条紗希
智也と瑞希の娘
母親の遺伝子を強く受け継いでおり、運動神経は悪い
学力は非常に高く、野球チームではマネージャー兼監督代行をしている
最近は一馬の事が気になっている
新藤一馬
新藤の息子
父親に似ず、人見知りが激しい
学校で一人で孤立していたところを空人に声を掛けられた事をきっかけに友達になる
実は父親ではなく英雄のファン
チームではサードのポジションについている
中島勇気
英雄と友香の息子
活発でおバカ
友香曰く『子供の頃の英雄によく似ている』との事
打撃力はあるが、守備が苦手
チームでのポジションはライト
土屋香美
康太と愛子の娘
明るく活発な元気っ娘
足が速く、チームでは一番センター
イタズラ好きで勇気の事をよくからかっているが、実は好意を寄せており、構ってほしいゆえの行動
坂本翔太
雄二と翔子の息子
文武両道の優等生なのだが、熱くなりやすいのが玉に瑕
フローリアの事が好きなのだが、彼女には嫌われていると思い込んでいる
(実際は両想いで彼女が恥ずかしがって翔太を避けているのが原因)
チームでのポジションはショート
フローリア・フランツ
フローラとカールの娘
ドイツ人だが、生まれも育ちも日本で、両親も日本語しか使わないのでドイツ語が話せない
外人だからと他の男の子にからかわれていたところを翔太に助けられ好意を寄せる
が、翔太を前にすると顔を真っ赤にし、何も言えなくなるほど初心
野球チームの試合の日にはこっそりと応援に来ている
木下春香
秀吉と美春の娘
空人達より年下で優美と同じ年
空人の事を『優しいお兄さん』と好意を寄せている
が、優美、明菜、明美が空人の事を好きだと知っている為、想いを伝えられないでいる
チームの試合の日には優美と一緒に応援に駆け付けている
野村球次郎
野村と玉野の息子
空人達より一つ年上で野球チームのOB
面倒見が良く、後輩から慕われている
監督
野球チームの監督だが、紗希の方が采配が上手い為、ほとんど出番無し
※おまけ・次世代編※
海人達がプロ野球界で活躍しているその頃、盛大な野球ブームにより、子供の野球人口が急増
それに伴い日本ではプロが支援する野球スクールが作られた
スクールの指導員は現役を引退したプロがほとんど
プロの引退後の進路は解説者か監督かコーチか指導員と言われる程だ
そして海人の息子たちも文月野球スクールに通っているのだ
「明菜、いい感じだよ」
「ホント?」
「うん。僕が構えたところにキッチリ入ってきてるよ。ナイスコントロールだよ」
「えへへ」
嬉しそうに頬を緩める明菜
「むー、空君、次はアタシ!」
「ダメですよ明美ちゃん。もう決められた球数を投げているんですから」
「うっ、で、でも・・・」
明美が紗希に注意される
「明美、紗希を困らせちゃダメだよ」
「・・・はぁい」
不満気に返事をする明美
「大丈夫、明美の球速も伸びてきてるからそう簡単には打てないよ」
「そ、そうかな」
空人に褒められ嬉しそうな表情をする明美
(コントロールなら明菜、球速は明美。ホント双子なのに正反対だよなぁ・・・)
彼女たちの唯一の共通点は空人が好きと言うこと
「じゃあちょっと休憩しようか」
「うん」
「はい。空君、飲み物どうぞ」
「ありがと、明菜」
(しまった!先を越された!)
明菜が素早く空人にドリンクを渡し、好感度アップを狙う
「はい、明美もどうぞ」
「・・・ありがと、お姉ちゃん」
一見、微笑ましいやり取りだが・・・
(くっ、やるね!お姉ちゃん)
(エースナンバーも他の事も譲るけど、空君だけは譲らないよ!)
双子だからできる無言の意志の疎通
「?どうしたの二人とも?」
「「何でもないよ」」
(相変わらず空人君は鈍感です・・・)
その光景を見て紗希は溜息をつく
この二人も決して仲が悪いわけではない
むしろ良い方だ
だが、空人が絡むと互いに譲らぬ戦いへと発展するのだ
「翔太君はやっぱり安定して上手だなぁ・・・」
「そうですね。走攻守、どれをとっても悪くないです。まぁ、熱くなりやすいのが欠点ですね」
指導員のノックを受けている野手を見ながら空人がそう呟くと紗希が自身の評価を言う
「あ、勇気がミスした。けど、香美がすかさずフォロー。やっぱり香美は足が速いなぁ」
「勇気は未だに守備が苦手なんだね。あ、香美が勇気をからかってる」
「全く、そんなことしてるから勇気に自分の気持ちに気付いてもらえないのよ」
香美は勇気に構ってほしいという理由でよく彼をからかう
彼女は彼に好意を抱いているのだ
「一馬君はだいぶみんなに打ち解けてきたかな?」
「そうね、昔の引きこもり予備軍からよくここまで来たわ」
「言い方が悪いわよ明美。でもよかったわね、紗希」
「な、なんで私に振るんですか!?」
「だって紗希ってば一馬の事が好k・・・」
「きゃあああ!!それ以上は言っちゃダメです!!」
顔を真っ赤にして明菜の口を塞ぐ紗希
「初々しいね」
「そうだね。でもまぁ初々しいと言えばもう一人・・・」
空人はチラリとグラウンドの外に目を向ける
そこには金髪の少女がコソコソとこっちを見ている
「・・・フローリア、あれで隠れているつもりなのかな?」
「こっちに来ればいいのにね」
「仕方ないわよ。あの子、翔太の前となるとガチガチに固まっちゃうから」
「そのせいで互いに両想いに気付いてないんですよね?」
やれやれと言った感じで溜息をつく一同
「紗希もフローリアも、もっと自信を持てばいいのよ」
「そうだよ。二人ともそのしっかり育った胸で攻めればイチコロだよ!」
「明美ちゃん!どこ見てるんですか!」
胸を抑えながら顔を赤くし叫ぶ紗希
空人も気まずそうに視線を逸らす
「でも、まだ小学六年生なのに大きいわよね。遺伝かしら?」
「瑞希おばさんもフローラおばさんも胸が大きいもんね・・・その理屈で行くとアタシ達は・・・」
「「はぁ・・・」」
美波に聞かれたら怒られそうな発言である
「あ、あのさ・・・そういう会話は男の前では控えてもらえないかな?」
「あはは、ゴメンゴメン」
顔を真っ赤にしている空人
父親に似てウブな男である
『次はフリーバッティングだ。投手陣、準備してくれ』
「行こう、二人とも」
「「うん!」」
「頑張ってください」
紗希に見送られ、三人はグラウンドへ向かっていく
これが彼らの日常だ
彼らの物語はこれからも続いていく
これにてキャラ紹介も終了
あとはいただいたネタがあるのでリクエスト編として投稿して今作品は完結とします
リクエスト編の投稿は年内を予定しております
次回も頑張ります