バカとテストとウチの弟   作:グラン

22 / 213
ここからはAクラスサイドメインで話が進みます


第二十問 Aクラス戦開幕

  SIDE 海人

 

 

さて、今日はAクラスとの戦争だ

・・・と言っても僕は参戦できないんだけどね

智也君が何を考えているのかはわからないけど、彼は無駄な行動をとることはほとんどない

何か考えあっての行動だろう

それにしても・・・みんなが頑張るのに僕は参加できないなんてちょっと情けないな・・・

 

 

「大丈夫よ海人」

 

「そうだよ、海人の分まで僕達が頑張るからね」

 

 

僕が落ち込んでいるのに気付いたのか、姉さんとアキ兄さんが声を掛けてくれた

二人とも優しいなぁ

 

 

「さて、そろそろAクラスに乗り込むとするか」

 

「そうじゃな」

 

「うん!」

 

「いよいよね」

 

「・・・(グッ)」

 

「が、頑張ります!」

 

 

みんな気合十分のようだ

こうして僕達は戦争の会場であるAクラスへと向かった

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 優子

 

 

「はぁ・・・」

 

 

今日はFクラスとの試召戦争がある

・・・正直言って今は島田君とは顔を会わせたくない

あれだけ迷惑かけておいてどの面下げて会えって言うのよ・・・

大体、北条君は何を考えているのよ!

Fクラスにわざわざ宣戦布告するなんて・・・

こっちには何のメリットもないじゃない

代表は何か知ってるみたいだけど、『絶対に負けられない』としか教えてくれなかった

 

 

「さて、これからFクラス戦だが、代表者五人の一騎打ち五回という変則ルールだ。相手はFクラスだが、Aクラス並みの成績を持った奴が数名いる。よってこっちもベストメンバーで迎え撃つ」

 

 

壇上に立った北条君がそう告げた

 

 

「メンバーは霧島、久保、工藤、佐藤、俺の五人だ」

 

 

メンバーの中にアタシの名前はなかった

・・・当然か・・・みんなに無断でBクラスに加担して騒ぎを起こした張本人だもの・・・

信用なんて出来っこないわよね・・・

 

 

「あとは向こうのメンバーの予想だが・・・木下、弟の成績はどうなんだ?」

 

「え?秀吉の?全然ダメ。一番いい科目でも100ちょっとってところね」

 

「そうか、なら向こうは海人が出れないわけだから、坂本、島田姉、吉井、土屋、姫路の五人でほぼ間違いないだろう」

 

「誰に誰をぶつけるんだい?」

 

 

久保君が北条君に質問する

 

 

「まず坂本は霧島が相手をするとして、あとは向こうがどこで科目選択権を使うか次第だな・・・っと、来たな」

 

 

北条君が視線を向ける先にはFクラスのメンバーがこちらに向かってきていた

 

 

「待たせたな」

 

「いや、早速始めるとするか」

 

「それではAクラス対Fクラスの試召戦争を開始します。両名共、準備はいいですか?」

 

「ああ」

 

「・・・問題ない」

 

 

いつの間にか現れた高橋先生が指揮を執る

 

 

「それでは一人目の方、前へ」

 

「・・・(スッ)科目は保健体育」

 

 

向こうはどうやら土屋君のようだ

 

 

「なるほどな・・・じゃあこっちは工藤、頼む」

 

「は~い♪」

 

 

こっちからは愛子が出るらしい

 

 

「一年の終わりに転校してきた工藤愛子です。よろしくね♪」

 

 

愛子がにこやかに挨拶を交わす

 

 

「土屋君だっけ?随分と保健体育が得意みたいだね?でも、ボクだってかなり得意なんだよ?君と違って実技がね♪」

 

 

また愛子ったらそんな発言をして・・・

Fクラスの男子は何を想像したのか顔が赤くなっていた

唯一島田君だけは何のことかわからないようできょとんとしている

 

 

「そっちの君、吉井君だっけ?保健体育でよければ僕が教えてあげようか?もちろん実技で」

 

「フッ、望むとこ・・・イタタタタタ!!嘘です!冗談です!二度と言いませんからやめてください美波様ぁ!!」

 

「ウワキハユルサナイワヨ」

 

 

恋人の前で堂々と浮気宣言って・・・

吉井君ってやっぱりバカなのかしら・・・

 

 

「あはは、じゃあそっちの・・・島田君はどうかな?」

 

 

標的が島田君に変わった

 

 

「え、えっと・・・保健体育の実技って何ですか?」

 

 

・・・なんて純粋無垢な子なの・・・

 

 

「ふっふっふ、それはね・・・(ゴニョゴニョ)」

 

「・・・(ボンッ!)ふぇ!?だ、ダメですよ!そう言うのは大人になってからです!」

 

 

顔を真っ赤にして両手をパタパタと振っている島田君

・・・何あの可愛い生き物・・・

 

 

「そろそろ召喚を開始してください」

 

「はーい。試獣召喚っと」

 

 

・・・あれ?土屋君は?

 

 

「ム、ムッツリーニ!大丈夫か!?」

 

「しっかりしろ!」

 

 

Fクラスサイドに視線を移すと土屋君が血(鼻血)の海に沈んでいた

 

 

「え、えー・・・Fクラス土屋康太、戦闘不能の為、代わりの選手を出してください」

 

 

「「「「「・・・」」」」」

 

「え、えっと・・・なんかゴメン」

 

 

変な空気にしてしまった為、愛子も戸惑っている

 

 

「・・・秀吉、行ってくれ」

 

「む・・・自信はないがの・・・科目は古典でお願いするのじゃ」

 

 

古典は秀吉の得意科目だが・・・

 

 

2-F 木下秀吉 116点

 

 

他よりちょっと高い程度だ

当然、愛子に勝てるはずもなく勝負は一瞬で決まった

 

 

 

2-F 木下秀吉 LOSE

    VS

2-A 工藤愛子 WIN

 

 

 

「えっと・・・一応勝ったけど・・・」

 

「・・・愛子、お疲れ様」

 

「ハメを外し過ぎだ。下手すりゃ反則負けをとられるぞ」

 

「あはは、ごめん」

 

「まぁまぁ、とりあえず一勝したわけだし。結果オーライだよ」

 

 

北条君のお説教に久保君がフォローを入れる

さて、次は・・・

 

 

「あっ!私です!」

 

「向こうは姫路さんか・・・どうするんだい?僕が行こうか?それとも北条君が?」

 

 

久保君が北条君に尋ねる・・・が、北条君の返答は意外なものだった

 

 

「いや、ここで最善の手は・・・佐藤、行ってくれ」

 




北条智也をこの小説の第二の主人公的な感じで書いて行こうと思います


海人「僕の出番が少なくなるけど、みんな忘れないでね」


次回も頑張ります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。