みんな忘れているだろうけど、智也は野球部の選手兼監督なんだよ
SIDE 翔子
やっと私の出番
この小説でまだ出番が来ないから不安だった
作者はもっと私と雄二の絡みを増やすべき
※メタ発言はやめなさい※
北条が美穂を氏名して、全員がざわついた
「・・・私は捨て駒ってことですか?」
美穂が不満そうに北条を睨む
美穂と姫路だと、順位は姫路のほうが上
北条が戦った方が勝率は高いはず
おそらく美穂は姫路戦は捨てて、自分は捨て駒に使われたと思ったのだろう
「それは違う。俺は五戦全部勝つつもりで作戦を考えているんだぜ?」
「私が姫路さんに勝てるわけが・・・「勝てる」・・・!!」
「・・・北条、理由を聞かせてほしい」
「ああ、坂本は今の戦いで重大なミスを犯した。しかもおそらくまだそのことに気付いていない」
「ミス?」
「科目選択権を使ったにもかかわらず負けてしまったことだ。つまり向こうの勝利条件は4戦中3戦勝つこと。そうなると残り二回の科目選択で勝つとしても、あともう一回、科目選択無しで勝たなければいけない。向こうのメンバーでそれが可能なのは姫路瑞希ただ一人だ。よって対姫路戦ではこっちが科目を選択できるというわけだ」
北条が考えている内容を説明する
「・・・姫路が科目を選択できない理由は分かった。美穂を選んだ理由は?」
「佐藤、お前の得意科目と点数は?」
「物理で389点ですけど・・・」
「姫路は物理が苦手科目だ。それが理由だよ」
「でも、もし姫路さんが科目選択権を使ったら・・・」
「それならそれで問題ない。この試合は落とすことになるだろうが、向こうの科目選択権はあと一回。坂本は勝負方法を決める際『代表同士の一騎打ち』を提案していたから科目選択権を使うのは坂本だろう。ならばこっちは吉井と島田の苦手科目を突けばいい。あの二人は単科目特化型だからな」
「なるほど・・・って!ちょっと待ってください!?それって私がここで科目選択権を使って負けたら相当やばいんじゃ・・・」
「まぁな」
「まぁなって・・・」
「大丈夫だ。負けたら次の策は考えてある。だから安心して行って来い」
「はぁ・・・」
美穂は諦めたようで前へ出て行った
「ねえねえ北条君。美穂が負けたときの作戦ってどんなの?」
愛子は気になったようで北条に聞きに行く
「そんなもんはない」
「「「「は?」」」」
全員の目が点になった
「佐藤が負けたら俺と代表と久保の三人でなんとか2勝するしかない」
「え、えっと・・・じゃあさっき美穂に言った言葉は・・・」
「もちろん嘘だ。緊張でガチガチに固まった状態じゃあ勝てっこねえからな。でも・・・」
北条は一呼吸置いて・・・
「佐藤に『勝てる』って言ったのは嘘じゃねえぞ」
・・・そう告げた
その瞬間、戦闘会場のほうからざわめきの声が聞こえた
科目:物理
2-A 佐藤美穂 57点 WIN
VS
2-F 姫路瑞希 0点 LOSE
「そ、そんな・・・」
「ほ、本当に勝てた・・・」
戦っていた二人が、一人は驚愕、もう一人は絶望の声を上げる
「ひ、姫路がやられただと・・・?」
向こうの陣営にいる雄二が慌てふためく
おそらく姫路の敗北は想定外だったんだろう
「お疲れ様。な?勝てるって言っただろ?」
「はい。あの・・・さっきはすいませんでした!」
「気にするな。お前は自分を過小評価しすぎだ。お前はAクラス内でも上位の実力を持っている。足りないのは自信を持つことだけだ。少しは自信がついたか?」
「はい!ありがとうございました!」
「それと・・・『あいつ』にいいところ見せれてよかったな」(ボソッ)
「ほ、北条君!?な、なんでそのことを・・・」
北条が何かを囁くと美穂は顔を赤くして慌てふためく
これで二勝、雄二はどう出るだろう?
佐藤さん大活躍!
次回も頑張ります