作者も昨日、仕事中にあまりの暑さに気分が悪くなり、指先が痺れるような感じが・・・
これって熱中症?
みなさんも気をつけてくださいね~
それでは本編へどうぞ
SIDE 瑞希
「姉ちゃんも聞いてないんかいな?海人の奴な・・・このままじゃ退学処分になりそうなんや」
中島君の言葉を聞いてみんなが固まった
海人君が・・・退学・・・?そんな・・・どうして・・・
そんなこと一言も・・・
・・・もしかして、ここ最近元気が無かったのはそのせいで・・・
「ど、どどどどどどういうことなのよ!!なんで海人が退学なのよ!海人が何したって言うの!?」
かなり動揺した美波ちゃんが中島君の首を掴んで持ち上げ・・・って!
「み、美波ちゃん!落ち着いてください!中島君の足が地面についてないです!」
「あ、ごめん」
美波ちゃんは少し落ち着きを取り戻し、中島君から手を離す
「で?どういうことよ?ちゃんと説明してくれるんでしょうね?」
「ああ、まず海人が退学になる原因は根本を殴ったことだ」
「そんなのあいつが悪いんじゃない!なんで海人が・・・」
「あいつの場合、実行したのは木下優子だし、脅迫についても別の生徒が『自分がやった』と自首してきたらしい。多分、脅して影武者を立てたんだろう。後は木下に暴言を吐いた位だが、しょせん口喧嘩、退学になるほどのないようじゃない。それに引き替え海人は多数の生徒や先生がいる前で暴力事件を起こしたんだ。言い逃れは出来ない」
「そんな・・・そんなのって・・・」
美波ちゃんは悔しそうに拳を握り震えている
「そんなのあんまりだよ!何とかならないの!?」
「そのために坂本に会いに来たんだ。俺だって海人にいなくなられちゃ困るからな」
「わかった。首に縄つけてでも連れてくるよ」
「ああ、頼む。こっちでもいろいろと準備を進めておく。放課後にまた来ると伝えておいてくれ」
そう言って北条君は出て行った
・・・お話したかったけど、仕方ないですよね
「あ、もしもし雄二・・・え?ちょ・・」
「坂本、なんだって?」
「なんか『翔子が・・・』とか、『捕まってたまるか』とか言ってた」
「おおかた霧島から逃げ回っておるのじゃろう。ああ見えて異性には滅法弱いからのう」
「困ったわね・・・」
「いや、これはチャンスだよ。雄二が隠れる場所は大体見当がつくからね」
そう言って吉井君は出て行った
・・・あれ?いつの間にか中島君がいないです
SIDE OUT
SIDE 明久
「やあ雄二、奇遇だね」
「・・・どういう偶然があれば女子更衣室で鉢合わせになるのか教えてくれ」
「やだな雄二、ただの偶然だよ」
「嘘つけ。こんな場所で会うわけ・・・!!誰か来る!」
雄二の言葉に僕達は息を飲む
そしてドアが開いた
(ガチャ)
「えっと・・・よかった。乾いてるわね」
入ってきた女の子の正体は木下優子さんだ
何故か体操服姿だが、さっきの言葉とハンガーにかけられた制服を見たところ、準備中に汚したか濡らしたかして着替えていたというところだろう
「(翔子じゃなかったか・・・よかった)」
・
・
・
・
((って!よくねえ!!))
女子更衣室に男子が二人隠れている
・・・どう考えても変態か覗き魔だ
(落ち着け明久、事情を説明して頭を下げれば許してもらえるかもしれん)
(そ、そうだよね!よし・・・)
僕は木下さんに声を掛けようと顔を出し・・・
「あーあ、汗でべたべただわ」
「っ!!!」
・・・危なかった・・・思わず声が出るところだった・・・
木下さんは・・・すでに着替え始めていて下着姿だった
(ど、どうするのさ雄二!もう謝っても許してもらえないよ!)
(し、仕方ねえ!このまま隠れて凌ぐぞ!)
ま、まあそれしかないよね
・・・覗きなんて、美波にバレたら殺されるな、きっと
などと考えていると・・・
(なんや?見んのか?木下さん、なかなかスタイルええで?)
((なんでお前がここにいるんだよ!))
いつの間にか中島君が僕達の横で木下さんの着替えを覗いていた
こ、これ・・・中島君がバレたら僕達も共犯扱いなんじゃ・・・
(な、中島君!覗きなんてよくないよ)
(お、お前がバレたら俺達まで共犯になっちまうじゃねえか!)
(ちょ!お、押したらアカン!)
「「「うわっ!」」」
僕達は雪崩れるように倒れ・・・
「「「「あ・・・・」」」」
・・・木下さんと目が合った
木下さんは下着姿で汗を拭いていたのかブラもはだけていた
そして綺麗な白い肌はだんだん赤く染まっていき・・・って、やばっ!
「きゃあああああああ!!!!」
「に、逃げるぞ!」
木下さんは悲鳴をあげ、僕達は慌てて更衣室を後にした
SIDE OUT
SIDE 海人
「・・・はぁ・・・どうしよう」
ここは屋上
僕は学園長から清涼祭終了後に退学を言い渡され、悩んでいた
今は隠しているけど、姉さんにもみんなにもいずれバレてしまう
「・・・教室・・・戻らなきゃ・・・」
もうすぐお昼休みが終わることに気付き、僕は教室に向かって歩きだs・・・
『きゃあああああああ!!!!』
「今の声は・・・優子さん!?」
僕は悲鳴がした方に慌てて走り出した
・・・ドアが開いてる・・・あそこか!?
「優子さん!だいじょ・・う・・・ぶ・・・?」
僕は・・・ここが何の部屋なのか確認しなかったことを死ぬほど後悔した
ここは・・・女子更衣室だ
そして目の前には下着姿の優子さんが・・・って!
「ご、ごめんなさい!」
僕は慌てて外に出ようとしたが・・・
「優子ー?だいじょうぶー?」
誰か女子生徒が足音を立てながらこっちに近づいてくる
ど、どうしよう?
外に出れば変態扱い、出なくても変態扱い
「こっちよ!」
「へ?」
優子さんが僕の腕を掴んで引っ張る
「この中に隠れてなさい」
優子さんは僕を掃除用具入れの中に押し込んだ
もしかして・・・助けてくれるの?
『優子、今の悲鳴は・・・って、何よその格好』
『あ、えっと、ちょっと覗きが現れて・・・びっくりしちゃって』
この声・・・小山さん?
『覗き?どこの誰よ?』
『えっとね・・・Fクラスの吉井君と坂本君、それにEクラスの中島君が・・・『殺ってくるわ』・・・ちょ、友香!?』
足音が遠ざかって行く
・・・もう大丈夫かな?
(ガチャ)
「ちょ、ちょっと待って!」
優子さんに止められて僕は大人しく待っている
布の擦れるような音・・・あっ、そっか・・・まだ着替え終わってないんだ
「い、いいわよ」
優子さんがそう言って来たので僕は掃除用具入れから出る
ちゃんと着替え終わっていて制服姿だった
「あの・・・ごめんなさい!」
「・・・まぁアタシの事を心配してくれたわけだし、今回は特別に許してあげるわ」
優子さんは少し顔を赤くしながらそう言った
優しいなぁ
「そういえば雄二君とアキ兄さんと英雄君が覗きをしたって本当?」
「そうなのよ!全くあの変態ども・・・今度会ったらただじゃ・・・」
そう言った瞬間、優子さんが固まった
・・・?僕の後ろを見て・・・ハッ!殺気!?
「・・・優子」
「だ、代表!こ、これは違うの!海人君がここにいるのはそういうのじゃなくて・・・」
優子さんは必死に事情を説明する
・・・忘れかけていたけど、ここは女子更衣室
男子の僕が居ていいわけがない
「・・・そんなことより雄二が優子の着替えを覗いたって本当?」
そんなことって・・・
「え、ええ、まぁ・・・」
優子さんがそう言うと霧島さんは黒いオーラを出しながらどこかに走り去って行った
「・・・また助けられちゃったね。ありがとう」
「どういたしまして。また人が来たらいけないからここから離れましょ」
そう言って僕達は更衣室を後にした
本当に優しい人だ
・・・退学になったら優子さんともお別れなんだよな・・・
SIDE OUT
SIDE 優子
全くあの三人!次あったらただじゃおかないんだから!
・・・にしても・・・あの三人に下着姿を見られたときは嫌悪感しかなかったのに、海人君に見られたときは不思議と嫌悪感はなかった
まぁ恥ずかしいのは恥ずかしいんだけど・・・
悪意が無いってわかってたからかな?
・・・もっと可愛い下着をつけてくればよかっ・・・って!何考えてんのよアタシは!!
と、とにかく別の話題を・・・
「そ、そういえばFクラスは清涼祭の出し物・・・あれ?」
話しかけようと隣を見たが、海人君の姿が見えない
周りを見渡すと数メートル後ろで海人君は・・・・・・泣いていた
「ちょ、ちょっとどうしたの!?どこか痛いの!?」
「う、ううん、なんでもない」
「何でもないわけないでしょ!もしかしてさっきの事を気にしてるの?もう怒ってないから・・・」
「ほ、ホントになんでもないから!」
そう言って海人君は走り去ってしまった
一体何だって言うのよ・・・
誰にも言い出せず悩み続ける海人
彼を救うのは・・・
次回も頑張ります