バカとテストとウチの弟   作:グラン

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ついにストックが切れた・・・
次回から不定期更新になりそうです
最低でも週一回は更新しますので、どうか温かい目で見守ってください

では本編へどうぞ


第三十三問 野球部の出し物

  SIDE 優子

 

 

全く・・・海人君ったらどうしたのかしら?

急に走り出したりして・・・

さっきの話の流れから考えておそらく海人君はAクラスに向かったはず

アタシと島田さんと葉月ちゃんは海人君の後を追ってAクラスに向かっている

そこでアタシ達が見たものは・・・

 

 

「海人!」

 

「お兄ちゃん!」

 

 

崩れ落ちたように座り込んでいる海人君の姿だった

海人君に近寄って行く葉月ちゃんと島田さん

 

 

「愛子、これはどういう状況なの?」

 

「それが・・・ボクにもわからないんだ。海人君があの二人を見て急に・・・って、あれ?」

 

 

愛子が指さした先には誰もいなかった

『あの二人』というのはおそらくさっきの営業妨害の二人だろう

 

 

「とにかく海人君を奥の控室に・・・」

 

「う、うん」

 

 

愛子は海人君達を奥の控室に誘導する

 

 

「代表、後で吉井君と坂本君が来ると思うからこっちに誘導して」

 

「・・・わかった」

 

 

代表にそう言い残し、アタシも控室に向かった

そして中に入ると、俯いている海人君と、それを心配そうに見ている葉月ちゃんと島田さんの姿があった

 

 

「どう?少しは落ち着いた?」

 

「うん・・・迷惑かけてごめん」

 

「それで?あの二人は知り合いなの?」

 

「うん。同じ野球部の先輩」

 

 

部活の先輩だったのか・・・

なるほど、どうりで北条君がいない時を狙うわけだ

でも、だったらなおさらわからない

なんでわざわざ知っている後輩のいるクラスの妨害をするのか・・・

 

 

「海人君、あの二人があんな行動を取る理由に何か思い当たる節は?」

 

「・・・もしかしたら・・・僕のせいかも・・・」

 

「え?」

 

「前に聞いたことがあるんだ。僕が野球部に入部するまでは夏川先輩がエースだったけど、僕が入部してエースの座を降ろされたって・・・」

 

「なるほどな・・・逆恨みってわけだ」

 

「坂本!」

 

 

振り向くとそこには坂本君と吉井君、それに姫路さんの姿があった

 

 

「どうしよう・・・もしそうだとしたら僕のせいでみんなに迷惑が・・・」

 

「それは違う!海人のせいじゃないよ!海人は努力して実力でエースの座を手に入れたんじゃないか!」

 

「そうよ!悪いのはあいつらよ!」

 

「海人君は悪くありません!」

 

 

落ち込む海人君に吉井君、島田さん、姫路さんが反論

 

 

「ま、結果的にあの二人は追い払ったんだ。せっかくだし、ここで昼飯食っていこうぜ」

 

「葉月、お腹すいたです」

 

「そう・・・だね。じゃあなにか食べて行こうか?」

 

「はいです!」

 

「はーい、六名様ご案内♪」

 

 

愛子がみんなを席に誘導し、まだ顔色の晴れない海人君を葉月ちゃんが引っ張って行った

・・・あっ、海人君から話を聞きそびれた・・・

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE ???

 

 

「ふぅ、追手は来てないみたいだな」

 

「・・・ああ」

 

「・・・島田に・・・見られちまったな・・・」

 

「・・・」

 

「どうする?夏川」

 

「どうするもなにも・・・やるしかねえんだよ」

 

「・・・だな」

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 美波

 

 

昼食休憩が終わり、召喚大会が再開

ウチ達は今から三回戦だ

海人はだいぶ落ち着きを取り戻したみたいだけど、きっとまだ混乱しているはずだし、ウチがしっかりしなくちゃね!

よーし・・・頑張って・・・

 

 

「えー、三回戦第一試合ですが、食中毒により棄権するとのことなので、島田姉弟ペアの不戦勝です!」

 

 

・・・ウチのやる気を返せ・・・

まぁ、勝ったんだからいいか

 

 

「海人、戻りましょ」

 

「・・・うん」

 

 

やっぱりまだちょっと元気が無い

 

 

「ほら、シャキッとしなさい!これから野球部の方で出し物があるんでしょ?ウチもみんなも楽しみにしてるんだから、気持ち切り替えないとダメよ」

 

「姉さん・・・うん。そうだね。先輩たちの行動は気になるけど、それを考えるのは後回しにするよ。今は目の前の事に集中しなくちゃね」

 

「そうそう、それじゃ、出し物頑張ってね。応援してるから」

 

「うん!それじゃ、行ってきます」

 

 

そう言って海人はユニフォームに着替えに行った

さて、ウチも葉月と応援に行かなくちゃ

え?Fクラスの出し物は大丈夫かって?

ふふ、あらかじめこの時間は休憩を取りたいって伝えてあるから平気よ

 

 

「お姉ちゃん!お兄ちゃんの応援に行こ!」

 

「葉月、迎えに来てくれたの?それじゃ、行こうか?」

 

「はいです!」

 

 

ウチは葉月の手を引いて野球部のグラウンドへと向かった

 

 

  ☆グラウンド☆

 

 

「うわーすっごい人」

 

 

グラウンドに着くと大勢の見物客が集まっていた

グラウンドの中にはユニフォームを着た数名の選手たち

 

 

「あ、お兄ちゃんだ!」

 

 

葉月が指さした先には投球練習を始めている海人の姿があった

投球練習と言っても試合をするわけではない

野球部の出し物の内容は・・・エースの海人VS四番打者の中島君の真剣勝負だ

ルールは三打席勝負で二勝した方が勝ち

確か、三振か打ち取ったら海人の勝ち

ヒット、四球、死球なら中島君の勝ちだったかな?

 

 

「あっ、あなたは海人先輩のお姉さんッスよね!?」

 

「え?そうだけど、あなたは?」

 

「おいらは野村球太郎(のむらきゅうたろう)ッス!海人先輩の(自称)一番弟子ッス!」

 

「野村君ね、ウチは島田美波よ。よろしくね」

 

「葉月は島田葉月です!」

 

「よろしくッス。ささ、お二人もこっちで札を受け取るッス」

 

「札?」

 

「簡単な予想ゲームッスよ。海人先輩が勝つと思ったら赤の札、英雄先輩が勝つと思ったら青の札を取って、正解者から抽選で10名にノインとフィーのペアストラップをプレゼントッス。ここでしか手に入らない限定品ッス。如月グランドパークからの提供品ッス」

 

 

彼が指さした先には野球のユニフォームを着たノインとフィーが付いたストラップが10組並んでいた

 

 

「可愛いです!」

 

 

葉月が隣で目を輝かせている

さて・・・

 

 

「じゃあウチは海人に賭けるわ」

 

「葉月もお兄ちゃんが勝つと思います!」

 

 

ウチと葉月は赤の札を取る

 

 

「対戦終了後に勝者がくじを引くッス。裏に数字が書いてるので当たったら前に出てくるッス」

 

 

赤の札を裏返すと『79』と書かれていた

ちなみに葉月のは『80』だ

ってことは現段階で当たる確率は8分の1

どっちかが当たる確率は4分の1か・・・

 

 

「じゃあ中にどうぞッス」

 

「あとは海人次第ね」

 

「お兄ちゃん頑張れ!」

 

 

ウチは葉月の手を引いて観客席に移動した

 

 

  SIDE OUT

 

  NO SIDE

 

 

「さて、そろそろ終わりッスね」

 

 

球太郎が片づけを始めようとしたその時・・・

 

 

「ねえ?もう対戦は始まってる?」

 

「いえ、今からッス。受付ッスか?ならどっちが勝つか予想するッス」

 

「じゃあ海人君で」

 

「では赤の札をどうぞッス」

 

 

そう言って差し出された『99』と書かれた赤の札を手に取ったメイド服を着た女子生徒が一人観客席に入って行った

 




さて、最後に入って行った女の子は誰でしょうね~ww

ヒントは二つ
海人の事を『海人君』と呼んでいる
メイド服を着ている
もうわかったかな?

次回は海人VS英雄
勝つのはどっち!?

次回も頑張ります
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