バカとテストとウチの弟   作:グラン

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戦闘描写・・・へたくそだなぁ・・・

根本の卑怯度が原作より数倍増しに・・・
そして久々に関西弁のあの人が登場!


第四十三問 決勝戦

  SIDE 海人

 

 

あれから数時間が経過し、ついに決勝戦の時間となった

 

 

「結局あれから妨害はなかったね」

 

「まぁ根本の奴は自分が直接動くタイプじゃないしな」

 

 

康太君が調べた限りだと、根本はあれから何の動きも見せていない

よほど自信があるのか?

もし、本来の実力を抑えてBクラスに行ったのなら彼の本当の実力は誰にもわからない

 

 

「考えてても仕方ねえ。とりあえず会場に向かうぞ」

 

「あ、うん」

 

 

そう言ってアキ兄さんと雄二君は教室を出る・・・

 

 

「アキ!」

 

 

・・・が、姉さんが引き留める

不安そうな姉さんの表情を見たアキ兄さんは微笑みながら・・・

 

 

「大丈夫。絶対に負けないよ。心配しないで」

 

 

そう言って走り去って行った

姉さんは未だに不安そうな表情をしている

 

 

「店はワシらで回しておくのじゃ。島田は明久の応援に行ってくるとよい。海人と霧島、姉上も行ってくるのじゃ」

 

「四人も抜けて大丈夫?」

 

「北条がAクラスの女子を数名応援に回してくれることになっておる。問題ないのじゃ」

 

 

智也君・・・相変わらず仕事が速いね

 

 

「そういうことならお言葉に甘えようかな?」

 

「・・・」(コクッ)

 

「ありがとね。木下」

 

「秀吉、そっちは任せるわよ」

 

「了解なのじゃ」

 

 

僕達は喫茶店の方を秀吉君に任せ、召喚大会の観客席に移動した

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 明久

 

 

「わかってるな明久。俺が根本を抑えている間にお前は北内を倒すんだ。そして根本は二対一でボコボコだ。いいな?」

 

「うん。僕が北内を倒すまで負けるなよ」

 

「当然だ。俺を誰だと思っている?」

 

 

ホントに大丈夫かな?

コイツはいつも肝心なところで詰めが甘いからな・・・

 

 

「考えてる事が顔に出てるぞ。今回は大丈夫だ。油断も手加減も微塵もする気はねえよ」

 

「なるほど・・・大好きな霧島さんの敵討ちをしなくちゃいけないもんね」

 

「しょ、翔子は関係ねえ!!そのニヤケ面をやめやがれ!」

 

 

わかりやすい奴だ

 

 

「ほら、時間だよ」

 

「くっ・・・後で覚えとけよ」

 

 

雄二の言葉をスルーしながら僕達は会場に入った

 

 

『召喚大会もいよいよ決勝戦!解説は私、新野すみれでお送りします!』

 

 

アナウンスを聞きながら僕達は会場の中央に向かっていく

反対側からは根本と北内が歩いてくる

 

 

『なんと、決勝戦に駒を進めたのは二年Fクラスの吉井明久君と坂本雄二君です!最下級でありながら数ある強敵を撃破しここまで勝ち進んできました!この勢いで是非優勝目指して頑張ってください!』

 

 

司会のお姉さんも嬉しい事を言ってくれる

色々あって忘れていたけど、この試合のは姫路さんの転校もかかっている

今のコメントはきっと姫路さんのお父さんへの好印象となっただろう

 

 

『対するは二年Bクラスの根本恭二君と北内直行君です!流石はBクラス、どんな戦いを見せてくれるのか注目です』

 

 

根本側の紹介がやけに短いのはあまり良い印象を持っていないからだろう

流石に一般客の居る前で『卑怯』とか言うわけにはいかないもんね

 

 

『それでは・・・ルール説明を・・・』

 

 

アナウンサーの人がルール説明を始める

 

 

「よく逃げずに来たな、根本」

 

「はぁ?なんで俺がお前らみたいなバカから逃げなきゃいけねえんだよ?」

 

「よく言うぜ、海人と戦うのが怖くて直接潰しに来たくせによ」

 

 

根本に対して雄二が少し苛立ったようにそう言う

海人に対する仕打ちについては雄二も怒っているようだ

 

 

「別にあいつと戦うのが怖かったわけじゃねえさ。楽に勝てるならそれに越したことはねえしな、それに・・・俺はアイツのせいで酷い目にあったんだ。徹底的に潰さねえと気が済まねえ」

 

 

こいつ・・・どの口がほざいてやがる!

全部自業自得なのに海人のせいにして・・・

ふざけるな!!

 

 

「落ち着け明久、一般客の前だぞ」

 

「でも!」

 

「こいつは今から最低クラスのバカ二人に負けて大勢の前で恥をかくんだ。あんまり虐めてやるな」

 

「はっ!俺がお前らに負ける?面白い冗談だな!てめえら如きに負けるかよ!」

 

 

『それでは決勝戦を始めます。科目は総合科目です。始め!!』

 

「「「「試獣召喚!」」」」

 

 

アナウンサーの言葉と共に僕達は召喚獣を呼び出した

 

 

 

2-F 吉井明久 2050点

    &

2-F 坂本雄二 2564点

    VS

2-B 根本恭二 3985点

    &

2-B 北内直行 1963点

 

 

 

根本が思ったより高いけど、後は予想通りだ

・・・ん?

 

 

(雄二、根本の召喚獣、腕輪を付けてないよ?)

 

(なるほどな・・・やけにあっさり手の内を見せたと思ったがそう言うことか、総合科目では点数が足りねえんだな)

 

 

なるほどね

どうせ使えないから見せても構わなかったのか

なんにせよこれはラッキーだ

あの腕輪を総合科目で使われるとかなり苦しいからね

 

 

「よし、明久!手筈通りに頼むぞ!」

 

「了解!」

 

 

そう言って僕は北内に、雄二は根本についた

 

 

「なるほど・・・点数の低い俺を先に倒して二対一ってことか・・・」

 

 

北内はどうやら僕達の策に気付いたようだ

 

 

「いい作戦だと思うよ。でもな・・・わざわざお前らの戦いやすいようにする必要はねえ!俺はお前を無視して坂本を狙うまでだ!」

 

 

そう言って北内は雄二の召喚獣の背後に迫る

 

 

「させるか!」

 

 

僕はそれを追いかける

・・・が、それは失敗だった

 

 

「かかったな」

 

 

北内は僕の目に向かって何かを飛ばした

 

 

「ぐっ!な、なんだこれ!?沁みる!!」

 

「催涙スプレーの中の液体を小型の水鉄砲で飛ばしたのさ!」

 

「くっ・・・卑怯な・・・」

 

「さて、お前は観察処分者だったな。じわじわ痛めつけてやるよ」

 

「ぐあああああ!!」

 

 

観客も召喚獣の方に目を向けていたから北内の直接攻撃には気づいていないようだ

そして北内は・・・頭を集中的に狙ってくる

くっ・・・意識が朦朧としてきた・・・

・・・ここで・・・終わるのか・・・

 

 

「アキ!!」

 

 

この声は・・・美波?

 

 

「アキ!頑張って!諦めないで!」

 

「アキ兄さん!頑張れ!」

 

「そんな奴らに負けるんじゃないわよ!」

 

「・・・雄二、吉井、頑張って」

 

 

みんな・・・来てくれたんだ・・・

そうだ・・・僕が負けたら全て終わる

みんな悲しむんだ・・・

 

 

「諦めて・・・たまるかぁぁぁ!!」

 

 

考えろ吉井明久

あいつはさっきから頭を狙っている

攻撃してきた位置からあいつの居場所を予測して・・・

 

 

「そこだ!!!」

 

「な、なに!?うわあああああ!!」

 

 

手ごたえはあった

どうなった?やったのか?

 

 

「まだだ明久!そこから左斜め前に向かって全力で振り下ろせ!」

 

 

雄二の声が聞こえる

えっと・・・左斜め前・・・

 

 

「おりゃ!」

 

 

手ごたえ有り♪

 

 

『決まったぁぁぁ!最初の戦死者は北内君だ!残った三人も頑張ってください!』

 

 

どうやら北内は倒したようだ

・・・あっ、ぼんやりとだけど前が・・・

 

 

「ぬぉおぉおおお!!」

 

 

・・・見えてきた僕の視界に入ったのは剣を振り下ろす根本の召喚獣だった

ギリギリのところで回避に成功

 

 

「ちっ!外したか・・・」

 

 

危なかったぁ・・・

 

 

「これで二対一だ。勝負あったな」

 

「くはははは、勝ったつもりか?おめでたい奴だな」

 

 

根本は高らかに笑う

一体ここからどんな作戦が・・・

 

 

「これが何だかわかるか?」

 

 

根本は自分の襟の辺りを指差す

あれは・・・イヤホンマイク?

 

 

「これで指示すればあそこの観客席にいる島田姉弟に木下に霧島を拉致させることだってできる」

 

「なっ!卑怯な!」

 

「わかったら抵抗するんじゃねえぞ?大人しく俺に殺されるんだ」

 

 

くっ、どうすればいい?

抵抗すれば美波達が危険な目に会う

抵抗しなくてもこいつらが優勝すればこの先どんな目に会うか・・・

一体どうすれば・・・

 

 

「これで・・・終わりだ!!」

 

 

そう言って根本の召喚獣が襲いかかってくる

もうダメだ・・・

 

 

「おらっ!!」

 

「「なっ!?」」

 

 

・・・と、思ったら雄二が根本の召喚獣を殴り返していた

根本もまさか攻撃がくるとは思っていなかったらしくあっさりと吹っ飛んだ

 

 

「坂本、てめぇ・・・俺の言葉が聞こえなかったのかよ!もういい!おい!そいつらを捕えろ!」

 

「くっ!美波!」

 

 

僕は観客席の方を振り向く

・・・が、何も起こらない

 

 

「おい!聞いてんのか!?」

 

『ハロ~根本く~ん。ちゃんと聞こえとるで?』

 

「な!?そ、その声は中島!?」

 

『せやで。まぁもうわかっとると思うけど、お前が雇った不良たちはみんな潰させてもらったで♪残念やったな~』

 

「バカが、昨日拉致されたばかりだぞ?護衛もつけずにうろついてるわけねえだろ?」

 

 

フン、と鼻を鳴らす雄二

コイツ・・・ここまで読んでいたのか

流石は元神童

 

 

「くそ!まだだ!まだ終わってねえ!」

 

 

そう言ってこっちに突っ込んでくる根本

 

 

「・・・お前だけは許さないぞ根本恭二。よくも美波を・・・海人を・・・みんなを傷つけたな!」

 

 

僕は根本の攻撃を躱し、持っていた剣を蹴り落とす

さらに足を掴んでジャイアントスイング

そして・・・上空に投げ飛ばした

 

 

「雄二!」

 

「おう!」

 

 

僕が投げると同時に飛び上がった雄二が全力で根本を地面に叩きつけた

 

 

『根本君も戦死です!吉井、坂本ペアの優勝です!!』

 

 

会場が拍手に包まれた

 




策士、策に溺れましたww

次回の投稿も一週間くらい空くかも・・・
なるべく急ぎます・・・

次回も頑張ります
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