バカとテストとウチの弟   作:グラン

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ある人物のキャラが崩壊します



第六問 VS、Dクラス

  SIDE 海人

 

 

そして午後一時、Dクラス戦が始まった

 

 

「一番隊、進軍開始!」

 

 

僕は前線部隊隊長として、Dクラスへと向かった

え?振り分け試験を受けてないから点数が無いんじゃないかって?

うん、無いよ

だけど雄二君が『士気を上げるために戦場に出てもらう。戦闘は一切せずに指揮に専念してくれ』って言うから・・・

でも、なんで僕が戦場に出ると士気が上がるんだろう?

っと、それより指示を出さなくちゃ

 

 

「みんな、点数は向こうの方が上だから、多対一で戦うよう心掛けて!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

「海人は下がっておくのじゃ。お主がやられると士気に影響が出るからのう」

 

「わかった。秀吉君も気をつけてね」

 

 

軽く頷いて秀吉君は戦場へ向かった

にしても・・・まずいな・・・

思ったより向こうの前線部隊の人数が多い

人数は互角、でも点数が負けているから分が悪い

 

 

「藤堂君と横溝君は五十嵐先生側へ、西村君と工藤君は布施先生側に行って!」

 

「「「「了解」」」」

 

 

僕はみんなに指示を出した

でも、このままじゃやられるのは時間の問題

 

 

「工藤信也戦死!」

 

「西村雄一郎、総合残り40点です!」

 

 

まずい!

布施先生側が・・・

 

 

「森川君、秀吉君!布施先生側に!」

 

「「了解!(じゃ)」」

 

 

僕は二人に指示をだし、五十嵐先生側に視線を向ける

すると、横溝君はやられており、藤堂君も健闘していたが倒されてしまった

ど、どうしよう・・・僕は点数がないから戦えないし・・・

などと考えていると・・・

 

 

「海人!!」

 

 

背後から叫び声が聞こえる

 

 

「姉さん!」

 

 

視線を向けるとそこには姉さんと援軍のみんなが立っていた

 

 

「海人!今、助けるわ!二番隊、突撃よ!」

 

「うおぉぉぉぉぉ!」

 

「女神様を守れ!」

 

 

だから僕は男・・・っと、そんなことより・・・

 

 

「一番隊、生存者は全員退却!二番隊と交代だよ!」

 

 

そう言って僕達は前線を姉さん達に任せて教室へと戻った

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 美波

 

 

さて、海人は無事撤退したわね

ウチは数科目だけ回復試験を受けてきたから点数には少し余裕があるし、海人の分まで頑張らなくちゃ

 

 

「一対一なら負けませんわ!大人数相手に無理はしないようにすれば問題ありません!」

 

 

・・・この声は・・・

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 須川

 

 

俺の名前は須川亮

まさか俺の出番があるとはな・・・

っと、それはさておき、俺は二番隊の副隊長を・・・

 

 

「あ」

 

「え?お、お姉さま!!」

 

 

島田がツインドリル頭の女子生徒を見つけ、ツインドリルの顔が青ざめた

?一体何が・・・

 

 

「キサマハ、シミズミハル・・・ソウカ、キサマモDクラスダッタカ・・・フフフ、アハハハハ、ウレシイワ、ダッテ・・・キサマヲボコボコニスルコトガデキルンダカラナァァァァァ!!」

 

 

※魔王降臨※

 

 

島田から恐ろしいまでの殺気が発生し、ツインドリルは震えだす

 

 

「ひぃぃ!!ま、待ってくださいお姉さま!『あの時』のことは全面的に美春が悪かったですわ!もちろん弟君にも謝罪を・・・」

 

「シミズミハル・・・カイトヲキズツケタオンナ・・・コロスコロスコロコロコロ・・・・・」

 

 

怖っ!キャラが変わり過ぎだろ!?

周りの連中も戦闘をやめて固まってやがる

 

 

「し、島田が錯乱した!近藤、手伝ってくれ!本部に連れて行って海人か吉井に何とかしてもらう」

 

「わ、わかった!って、こいつ力強いなっ!ホントに女子か!?」

 

「ハナセハナセハナセ・・・ウチニハコイツヲヤツザキニスルトイウシメイがアルノヨ。クケケケケケケケケケ」

 

 

俺と近藤は二人掛かりで島田を引きずり、教室に戻った

余談だが、Dクラスの生徒数名は恐怖のあまり、戦前逃亡し、補習室に行ったらしい

 

 

  SIDE OUT

 

  SIDE 海人

 

 

「生き残ったのは二人だけか・・・」

 

「・・・ごめん」

 

「面目ないのじゃ」

 

 

一番隊の生き残りである僕と秀吉君は雄二君に報告をしていた

戦死を免れたのは僕と秀吉君だけ、あとはみんな僕達を逃がすために戦い、戦死してしまった

 

 

「いや、責めてるわけじゃない。よくやってくれた」

 

「そうだよ。後は僕達に任せて!・・・ん?この声・・・」

 

 

声?そういえば外が騒がしいような・・・

そんなことを考えていると教室のドアが開いた

 

 

「ハナセハナセ!アノオンナハ・・・アノオンナダケハチマツリニ・・・」

 

 

そこには人外化した姉さんの姿が・・・

 

 

「み、美波!?」

 

「ね、姉さん!どうしたの!?」

 

「ケラケラケラケラ・・・」

 

 

ダメだ!正気を失っている・・・

 

 

「仕方ない、海人!アレを・・・」

 

 

うっ・・・恥ずかしいからあまりやりたくないんだけど・・・仕方ない

 

 

「お姉ちゃん、怖いよ・・・もうやめて」←涙目

 

「ハッ!ウチは何を・・・か、海人!わ、わかったから泣かないで!」

 

 

※海人の嘘泣きが発動。美波は正気に戻った※

 

 

「よし、正気に戻ったな。後は俺達に任せろ。行くぞ明久、姫路」

 

 

そう言って雄二君はみんなを引き連れて教室を出て行った

 

 

「それで、姉さんはなんであんなに怒っていたの?」

 

「だって・・・向こうに清水さんが・・・」

 

「清水さん?あぁ・・・あの時のこと、まだ怒っていたんだ?清水さんはあの後ちゃんと僕に謝りにきたし、僕ももう気にしてないよ」

 

 

彼女は以前、僕と姉さんが出かけている時に、『お姉さまに近づく豚野郎は排除!』とか言いながら僕に蹴りかかってきたことがあるんだ

その時、姉さんは凄く怒ってたけど、まさかまだ怒っていたなんて・・・

 

 

「むぅ・・・わかったわよ。ただし、また何かされたらすぐにウチに言うのよ!」

 

「うん、わかったよ」

 

 

まだ納得いかないみたいだけどなんとか怒りを鎮めてくれたようだ

ちなみに・・・

 

 

(・・・居づらいのじゃ・・・)

 

 

僕達は教室に秀吉君がいることをすっかり忘れていた

そうこうしているうちに、姫路さんが平賀君を討ち取り、Dクラス戦は終了した

 




玉野「美春ちゃん?大丈夫?」

美春「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」(ガクガクブルブル)

作者「あらら、壊れちゃいましたね~」(他人事)


次回も頑張ります







玉野「私の出番、これだけ!?」
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