バカとテストとウチの弟   作:グラン

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活動報告にてアンケートを行っていた北条君の元彼女の名前ですが、『さやか』が二票入りましたのでそれを、苗字は一番最初に書き込みしてくださったMaーsAさんの『芹沢』を採用し、芹沢さやかに決定しました

皆様多数の回答誠にありがとうございます

選考から外れた名前も別のところで使いたいと思います
まずは二名の新キャラ登場
それでは本編へどうぞ


第九十五問 いい先輩

  SIDE 優子

 

 

「おっ、いたいた」

 

「捜したぜ」

 

 

ん?この声は・・・

 

 

「常村先輩、夏川先輩。どうしたんですか?」

 

「ちょっと夏期講習にな」

 

(島田の事が気になるって素直に言えばいいのに・・・)

 

「で?島田の様子はどうだ?」

 

「やっぱり落ち込んでるか?」

 

「ええ、まぁ」

 

 

先輩たちの質問に美波がしょんぼりしながら答える

 

 

「あの・・・常夏先輩」

 

「つなげんなっての。で、なんだ?」

 

「先輩方は・・・その・・・海人の事を恨んだりとか・・・」

 

「「は?」」

 

 

吉井君の質問に二人は意味が分からないと言った表情を浮かべる

 

 

「アホかお前は。こないだの試合、負けたのは島田のせいか?違うだろ?負けたのは・・・アイツが頑張って無得点に抑えてくれてんのに点を取れなかった不甲斐無い俺達のせいだろ」

 

「負けた理由を後輩のせいにするような不様なまねするわけねえだろ」

 

 

先輩たちは悔しそうにそう言い放つ

こないだの試合が海人君頼みになってしまったのが悔しいようだ

 

 

「っつってもあいつの事だ。俺らが何を言ったところで気を使われてるとしか受け取らねえだろうな」

 

「情けねえが俺達にできることは何もねえ」

 

「「だから頼むぞ、木下」」

 

「アタシ!?」

 

 

なんでみんなアタシに言うのかしら?

まさか先輩たちも色仕掛けしろってんじゃないでしょうね?

でもまぁ・・・

 

 

「これもマネージャーの仕事の内ですし、ベストを尽くします」

 

 

放っておくわけにはいかないわよね

 

 

  SIDE OUT

 

  NO SIDE

 

 

優子達と別れた常村と夏川は自分の教室へと戻っていた

 

 

「なぁ常村」

 

「ん?」

 

「情けねえよな・・・今まで島田や北条や中島に頼りっきり。いざっていう時に何もできねえ。それどころか俺達が不甲斐無いばっかりに島田には辛い思いをさせちまった」

 

「・・・そうだな」

 

「俊平!勇作!」

 

 

落ち込む二人に一人の少女の声が響く

 

 

「智花か・・・」

 

 

彼女の名は行橋智花

二人の幼馴染で二人を野球の世界に誘った張本人

現在はソフトボール部に所属

男勝りな性格に似合わず巨乳

 

 

「島田君だっけ?様子はどうだった?」

 

「直接会ったわけじゃねえが、だいぶ落ち込んでるみてえだ」

 

「そっか・・・あ、あのさ、アタシは・・・その・・・あの試合、凄く良かったと思うぞ!(ちょっとカッコよかったし)」

 

 

智花は夏川の方を見て顔を赤くしながらそう言う

そう、彼女は夏川に想いを寄せているのだ

だが・・・

 

 

「あ?最後何て言った?よく聞こえなかった」

 

 

彼は全く気付いていないのだ

 

 

「っ!う、うるさいな!何でもねえよ!このハゲ!」

 

「んだと乳デブ!」

 

「この!人が気にしてることを言ったな!クサレ坊主!」

 

「男女!」

 

 

二人の喧嘩はヒートアップしていく

これは珍しい光景ではなく3-Aではいつもの光景なのである

 

 

「やれやれ、また喧嘩か」

 

 

素直になればいいのにと思いつつ溜息をつく常村

 

 

(クイクイ)

 

 

「ん?」

 

 

そんなことを考えていると誰かに袖を引っ張られる

視線をそちらに移すと・・・

 

 

「勇作」

 

「琴音か」

 

 

小柄な大人しそうな少女が常村の傍に立っていた

彼女の名は神崎琴音

神崎財閥の一人娘

茶道部に所属しており、常村と交際中

 

 

「智花と俊平、まあ喧嘩?」

 

「ああ、毎度毎度飽きねえな」

 

 

二人の喧嘩を眺めつつそう呟く

 

 

「勇作」

 

「ん?」

 

「この前の試合、負けたけどカッコよかった」

 

「そ、そうか」

 

「うん」

 

 

顔を赤くしてそっぽ向く常村

同じく顔を赤くして俯く琴音

そしていまだ口喧嘩をしている夏川と智花

周りで見ている他の生徒は何も言わない

なぜならこれが3-Aの日常だからだ

 

 

  SIDE OUT

 

  再びSIDE優子

 

 

「はぁ・・・」

 

 

なんとかすると言ったものの特にまともな策は思いつかなかった

美波達とも話し合いはしたが、ことあるごとにアタシに脱げと言ってきて、アタシは拳骨で沈める

この繰り返しだった

何発殴っただろう?もう手が痛いわ・・・

 

 

「ん?あれは・・・」

 

 

公園でブランコに乗っている女の子を発見

そしてアタシはその女の子に見覚えがあった

 

 

「こんにちは葉月ちゃん」

 

「あ、優子お姉ちゃん、こんにちはです」

 

 

海人君と美波の妹の葉月ちゃんだ

でも、いつもの明るさは無くションボリとして悲しそうにブランコで俯いている

 

 

「元気ないわね。友達と喧嘩でもしたの?」

 

 

フルフルと首を横に振る葉月ちゃん

 

 

「・・・お兄ちゃん、泣いてるです。笑ってるけど泣いてるです」

 

 

ようするに葉月ちゃんが言いたいのは無理して笑っていて辛そうってことだろう

 

 

「そっか・・・葉月ちゃんは海人君に元気を出してほしいのよね」

 

「はいです・・・」

 

 

全く・・・こんな小さい子にまで心配かけて・・・元気になったらお説教ね

 

 

「わかった。お姉ちゃんが海人君を元気づけてあげる」

 

「本当ですか!」

 

「ええ、大丈夫。お兄ちゃんにはお友達がたくさんいるんだから、みんなで力を合わせればできない事なんてないわ」

 

「はいです!」

 

 

アタシが頭を撫でながらそう言うと嬉しそうに笑う葉月ちゃん

・・・言っちゃった

さぁもう後には引けないわよ

気分転換か

やっぱり好きな事をするのが一番よね

海人君が好きな事・・・野球・・・はダメね

 

 

「優子お姉ちゃん・・・」

 

 

心配そうな顔をする葉月ちゃん

いい案が思い浮かばず悩んでいることに気付いたのか

 

 

「は、葉月ちゃん、お姉ちゃんと一緒に遊・・・」

 

 

ん?遊ぶ・・・そっか、その手があった!

今は夏休みだしFクラスの補習は明日までのはず

 

 

「葉月ちゃん、海人君って『   』は嫌いじゃないわよね?」

 

「はいです!お兄ちゃんはとっても速いです!」

 

 

これ・・・いけるかも

 

 

「葉月ちゃん、ちょっと待っててね」

 

 

そう言ってアタシはケータイを取り出す

 

 

「あ、もしもし北条君?今大丈夫?ちょっと相談があるんだけど」

 




名前:神崎琴音
所属:3-A

霧島家と同じくらいのお金持ちの神崎家の一人娘
成績は学年次席
声が小さく小柄、最近の悩みは胸が成長しない事(現在Bカップ)
温厚で大人しい性格で滅多に怒らないが、友達を侮辱されると怒る
身代金目当ての誘拐犯に誘拐されそうになったところをたまたま通りかかった常村(当時中学生)に救われ好意を抱く
元々は名門校に進学するはずだったが、常村との出会いにより、周囲の反対を押し切り、文月学園に進学
茶道部に所属しており、小暮とは友人
性格は正反対だが、智花(下記参照)とも仲が良い
実は常村も助けた後の彼女の笑顔に惹かれ、両想い
数回のデートの後、常村の告白によりめでたく結ばれる




名前:行橋智花
所属:3-A


常村、夏川の幼馴染
女子ソフトボール部所属
男勝りな性格で最近の悩みは胸が成長し過ぎたこと(Gカップ)
小学校時代二人を野球に誘った張本人
子供の頃は常夏コンビと共に野球をしており、投手を務めていた
昔は二人よりも野球が上手く、中学時代に勝負して負けるまで全戦全勝だった
夏川とは喧嘩ばかりしているが、実は好意を抱いており、素直になれない
常村はそのことに気付いており、仲を取り持とうとするが、いつも最後は喧嘩になる
成績は決してよくなかったが、夏川に負けたくないというライバル心から見事Aクラスに入ることができた(ちなみに勉強を教えたのは琴音)
琴音とは性格は正反対だが親友
夏川は好意・・・とまでは行かないが、智花といると楽しいと思っている(もちろん口には出さない)





と、いうわけで登場した常夏コンビのヒロイン
大勇般若さん、閻魔刀さんの回答したお名前を使わせていただきました

なお、ケイ22さんから回答頂いた『勝亦ゆか』も後日登場させたいと思います

皆様多数の回答誠にありがとうございました

次回も頑張ります
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