英霊として召喚された………!?よし!暴れようか!(錯乱) 作:ゆっくりキリト
「………ッ!解き………なさい………ッ!」
ここは、海鳴市郊外の廃工場。その一角で一人の少女が手足を縛られ、転がされていた。少女の名はアリサ・ローウェル。今回の誘拐の被害者だ。彼女は下校途中、高校生と思われる三人組に誘拐されてしまったのだ。
「ギャハハハッ!解けと言われて解くアホがいるかよッ!」
「そうだぜ、お譲ちゃん。大人しく諦めな」
「お譲ちゃんが俺達を馬鹿にしたのがいけないんだぜ?」
「私が………何をしたって言うのよ………」
「オイオイ、忘れたのかよ。俺達が折角気持ちいい事教えてやろうと誘ってやったのによぅ?それなのにお前さんは断りやがったじゃねぇかよ」
実は、アリサは誘拐される直前にこの三人に声をかけられていて、それをアリサは断ったのである。そしてアリサがその場を去ろうと三人に背を向けた直後、睡眠薬を嗅がされ意識を手放したのである。要は、ナンパされて断ったら誘拐されたのである。
「こんな事して………タダで済む筈………ないッ!」
「あ?バレる訳ねぇだろ?輪姦したら殺るんだからよ」
「!?」
「まあ尤も、こいつを使うから態々殺らなくても勝手に狂っておっ死ぬだろうがな」
そう言ってリーダーらしき男が一本の小瓶を取り出す。小瓶の中には、毒々しいピンク色の液体が入っていた。
「!?それは………ッ!?」
「こいつはまあ、所謂危ないおクスリってやつさ。こいつを少しでも飲めば頭がフワフワしてどんな奴でもKOって訳よ」
「ひっ………!?」
「おっ、漸くその顔見せたな。まあ安心しな、俺達が終わったら外で見張りをしている他の五人にも輪姦らせてやるからよ」
男は下卑た笑みを浮かべながらそう言った。アリサの顔が絶望に歪んだ。
「おい!いいかげんに早く犯っちまおうぜ!もう我慢ならねぇ!」
「それもそうだな。そろそろ犯るか」
男達はそう言いながら、アリサに近づいていく。
「イヤッ!来ないでッ!」
「そう言われると興奮するなぁ」
「お前、変態かよ」
アリサの拒絶も意に介さず、三人は彼女を犯そうとしている。
(嫌だ!こんな死に方は嫌だ!誰か!誰でもいいから!誰か助けて!)
アリサは咄嗟に願った。こんな終わり方は、死に方は嫌だと。幼い頃に両親を亡くし、ずっと一人で暮らしてきてこれ以上の不幸はもううんざりだと。
必死に願った。そして、その願いは――――――――――――――――――――とある男に届いた。
「………ッ!?」
「なッ!?何だこれは!?」
「どうなってんだ!?」
突如、アリサの目の前に魔方陣らしき物が現れ、強烈な閃光と強風を巻き起こす。
その光と風が治まると、魔方陣らしき物の中心に紺色の袴を着た青年が立っていた。
「サーヴァント・ブレイバー、召喚に応じ参上した。さて、君が僕のマスターかな?」
青年はそう言って、「ゆらぁ」と笑った。