六連星の鷹   作:榊晃輔

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こんばんわ。

キャラの崩壊は昴だけでは無さそうです…

駄文ですがよろしくお願いします


第十二話。もう一人の日曜日。

第十二話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あー暇だな」

 

 

 

何も無いな。

 

やる事が。

 

動きたくないし。

 

端からやる気も全く無いけど。

 

 

 

「…んー昼前か」

 

 

 

昼前と言うには語弊があるな。

 

普通にもう正午は過ぎてるし。

 

あー腹へったな。

 

食うものあったっけ?

 

食糧を確認するため渋々ベッドから這い出して冷蔵庫に向かう。

 

そのまま冷蔵庫を開けて確認もせずに閉めた。

 

昨日だってコンビニ飯じゃんか。

 

どうやら…外へ出る必要があるみたいだ。

 

 

 

「しゃーない、飯食いに出るか」

 

 

 

ケータイを探し、昴に電話を掛ける。

 

………。

 

出ない。

 

 

 

「はーマジかー面倒だなー」

 

 

 

あーダル。

 

どーせ車でフラフラしてるんだろーなー。

 

出るなら連れて行ってくれればいいのに。

 

…行くか。

 

コンビニは味気無いしフラッと少し出てみようかなー。

 

そうすると…

 

 

 

「彼処かな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…こんなとこまで来てしまった」

 

 

 

何処ってここは…新宿だよ!

 

前に昴がうまい店が在ったとか言ってたから来てみたが場所を知らない…

 

ラーメン…食いたかった…

 

ここまで来て吉野家とかなー。

 

ないわー。

 

 

 

「あーどうす…ん?」

 

 

 

視界の端に写ったあのピンクの髪は…

 

人混みの中に消えそうなので少し急いで追いかけてみる。

 

…どうやら想像通りの人物だったようだ。

 

 

 

「神崎が私服でこんなとこ…デートか?」

 

 

 

だとするとキンジしか無いよな…

 

でもコッチって何にも無いだろ?

 

少なくとも記憶の中には若者が遊びに行くような場所は無いと思うが…

 

だってビル街なんて。

 

 

 

「…ちょっと着けてみるかなー」

 

 

 

何となくだけど面白そうだし。

 

やる事もないからなー。

 

そのまま距離を開けて視野ギリギリのラインで神崎を追い掛けようとすると…

 

 

 

「何でキンジ…ヘッタクソな尾行だなーありゃ」

 

 

 

何故かキンジが神崎を尾行していた。

 

デートだと思ってたがどうやらキンジが相手では無いということか。

 

この展開は中々お目にかかれない現場を見れる気がして来たな。

 

これは…昴が居たら喜んで叫んでそうだな。

 

 

 

「こんな方だとやっぱり社会人だろうな…キンジじゃ勝てんだろうに」

 

 

 

と言うかもしそうならソイツは想像以上のロリk…

 

いや、アイツだってそんな年じゃ無いもんな。

 

一応年齢だけなら問題な…

 

問題な…い…?

 

 

 

「…大有りだろ」

 

 

 

そんな事を思居たら神崎が歩みを止めた。

 

その前の建物は…新宿警察署。

 

 

 

「…」

 

 

 

そうか、もうこの国滅びてしまえよ。

 

まさかこんな展開が待っていたとは…

 

 

 

「はー本気でありえ…あれ、キンジ…」

 

 

 

神崎とキンジが何か話しているが流石に分からない。

 

出来ればもっと近くに行きたいがバレそうだしなー。

 

しゃーないしココから見てるか。

 

 

 

「キンジ警察に突き出されるのかな?"この人ロリコンです!"とかって」

 

 

 

ぷぷぷっ。

 

あー昴本当に勿体無いな。

 

一緒に来てたらすげー面白いもの見れたのに。

 

少し神崎とキンジは話してそのまま警察署へと入っていった。

 

 

 

「あー用があるのはやっぱり警察署か…待ってるのも嫌だしなーどうするか」

 

 

 

…飯食いに戻ろうかな。

 

けど気になるんだよなー。

 

うーん。

 

 

 

「コンビニ飯で我慢して少し待ってるか」

 

 

 

やっぱり最後まで見ていたいよなーこういうの。

 

近場にあったコンビニで軽食を買って貪っていたら思いの外早く神崎達が外に出てきた。

 

神崎が前を歩き、そのすぐ後ろをキンジが付いて行っている。

 

雰囲気は…かなり暗い。

 

あーこれは面倒な事になりそうな予感がしてきたな…

 

面倒事は嫌だが気になるのでそのまま尾行する。

 

前を歩いている二人に会話があるようには全く見えない。

 

すると急に神崎が歩みを止めた。

 

 

 

「…何だ?」

 

 

 

後ろからキンジが何か話しかけているっぽいが分からない。

 

…神崎はプルプルしてないか?

 

 

 

「うわあああああああ…ママぁー…ママぁあああああ…」

 

 

 

ぽた…ぽた…

 

神崎が泣き出すと同時に雨が降ってきた。

 

 

 

「あー…これは…」

 

 

 

一気に覚めてしまった。

 

見てはいけないものを見てしまった。

 

そんな感じがする。

 

予感は的中していたのだ。

 

そのまま俺は人混みに紛れて駅へと向かっていった。

 

何があったのかは分からない。

 

だけど何かに神崎の母親が関連している事がわかったな。

 

チラリと横目で神崎とキンジの様子を伺いながら横を通り過ぎる。

 

 

 

「泣いている神崎に何もしてやれないキンジ…か」

 

 

 

声を掛けても良かったが俺の出る膜ではない。

 

物凄く悪い事をしていた様な気分だ。

 

実際そうなのだがなんと言うべきだろうか…

 

 

 

「胸糞悪い…って言うのがあってるか」

 

 

 

やはりあの時帰るべきだったな。

 

何となくだけど顔を合わせ辛い。

 

今日あった事は昴に…伝えない方がいいか。

 

アイツだってきっと俺と同じ様な事思うだろうし。

 

むしろそれ以上な気もするが。

 

とりあえず天候も気分も最悪だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…帰るか」

 

 

 

 

 

 

 

 




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