六連星の鷹   作:榊晃輔

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こんばんわ。

なんだか最近お気に入りしてくれる人が増えてきて嬉しい限りですね!

文体の間隔を少し狭くしました。

まぁいつも通り駄文ですがよろしくお願いします


第八話。バスジャック、追跡開始!

第八話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雨も滴るイイ車っ!それを操るイイ男っ!川崎昴、見参っ!」

 

 

 

そんな事を言いながら女子寮の屋上のドアを開け放つ。

 

今日は生憎の雨だ。

 

車には前回使用したままのほぼ新品のレインタイヤが装備されているので問題ない。

 

まぁあんだけパワー有ると雨なんだしどうなるかわからんが…

 

雨に打たれなが鎮座している神崎とキンジ。

 

ふと振り返ると衛藤と…

 

えっと…誰だったっけ…

 

 

 

「…彼女、名前何だっけ?」

 

「レキだ」

 

 

 

あぁ、レキか。

 

確か狙撃科Sランクだったわな。

 

何度か見てる。

 

うん、あのドラグノフ見覚えあるもん。

 

てか誰かしら突っ込んでくれいいんじゃないかな?

 

わざわざあんな事言って緊張を解そうとした自分が恥ずかしいだろ!

 

何処の残念イケメンだよ!

 

…そっとしておこう。

 

 

 

「レキ…だったか?」

 

「はい」

 

「神崎にお呼ばれした?」

 

「はい」

 

 

 

…か、会話しづれぇ…

 

抑揚無さ過ぎて感情が読めねぇよ。

 

表情は無表情だし。

 

すげぇ武偵って何でこんなに一癖ある奴が多いんだろうなぁ。

 

つかヘッドフォン掛けてるけど音楽聞いてんのかアレ?

 

こんな時まで自由やなぁ。

 

 

 

「それは…音楽聞いてんのか?」

 

「音楽ではありません」

 

「えぇ…何さそれ…?」

 

「風の音です」

 

 

 

マニアックすぎだろぉお!

 

どういう事だよ!

 

風とか今すげぇ吹いてるよ!

 

ビュービューは盛ってるけどそれなりに吹いてるよ!

 

正直な話、癒しも何も感じねぇよ!

 

一癖って言うかもう電波ちゃんの域じゃんかぁ!

 

 

 

「時間切れね」

 

 

 

通信をしていた神崎が俺達の方を見る。

 

 

 

「もう一人くらいSランクが欲しかったけれど他の事件で出払ってるみたい。

 

5人パーティで追跡するわよ」

 

「…追う獲物は?」

 

「武偵高の通学バスよ」

 

 

 

おぉう…

 

これってついさっき出たバスでしょ。

 

一番人が乗ってるやつでしょ?

 

完全に良くないよね?

 

状況最悪だよね。

 

雨じゃなくてリアル涙出そう…

 

 

 

「…犯人は車内にいるのか?」

 

「分からないけど居ないでしょうね。バスには爆弾が仕掛けられているわ」

 

「…武偵殺しかー?」

 

「そうよ」

 

「でも武偵殺しは逮捕されたはずだぞ」

 

 

 

キンジ、自分だって記憶が正しければそのはずだ。

 

 

 

「それは真犯人じゃないわ」

 

「何だって?…」

 

 

 

アリア達から離れ衛藤の隣に立つ。

 

 

 

「どうなってんだ?確かに捕まってるよな?」

 

「さーな。とりあえず今は追って見るしかないだろ」

 

「だよなぁ…けどさぁ今回の規模はデカすぎると思わないか?」

 

「そうだなー確かにでかい」

 

 

 

空を仰いでため息をつく。

 

多分神崎が言う通り真犯人じゃないのだろう。

 

まぁ何言ってるのか分からないと思うが自分だってよく分からない。

 

ただ…何となくそうだなと頷けてしまうのだ。

 

今までは個人を狙ってやがったのに今回は集団か…

 

焦っているのか…

 

それともまた別の目的があってなのか…

 

現時点で考えてみてもサッパリだ。

 

 

 

「仲間を信じ、仲間を助けよ!被害者は武偵高の生徒よ!それ以上の説明は必要ないわ!」

 

「…クソッ!あぁやるよ!やりゃあ良いんだろ!」

 

 

 

神崎とキンジの声が屋上に響く。

 

キンジ、お前は何でそんなに…

 

はぁ…まぁいいや。

 

雨音とは別に"ババババババ"と云う音が近付いて来る。

 

神崎達はヘリで追うのか?

 

そうなると俺達はもう出た方がいいな。

 

 

 

「神崎っ!俺達は先に向かう!目標へのルートの指示を頼む!」

 

「分かった!」

 

 

 

行くぞ、と衛藤に声を掛けて屋上から女子寮を駆け下りていく。

 

どうやら今回はかなりデカい事件って感じがするぜ。

 

エントランスを抜け、車輌に戻りエンジンに火を入れる。

 

通常より何倍にも膨れ上がった音を立てながら滑り出す準備を。

 

少しづつふかしながらギアをローに入れる。

 

ヘッドとランプを装着して完了だ。

 

"バタンッ"と衛藤が乗り込みドアを閉める音と同時にリアタイヤをスピンさせて滑り出すっ!

 

雨が降っているので白煙こそ上がらないが、けたたましい音とサイレンで道行く人や運転手が顔を覗かせたりしている。

 

ヘリまで出る事件は珍しいのだろう。

 

ケータイで写真を撮っている人もチラホラいる。

 

…それとも自分の車輌の方だろうか?

 

街の中、大通りに出てスラロームをしつつ神崎達からのナビを待つ。

 

今は衛藤が目視でヘリの大体の位置を確認し、それを追いかけいるだけだ。

 

 

 

『分かったわ。ホテル日航の前を右折したバスよ』

 

「了解」

 

 

 

ホテル日航の前なら道は広いし民間人を巻き込むリスクは格段に減るだろう。

 

…多分。

 

何にせよ先ずはバスに追い付かないとな。

 

 

 

「衛藤、踏んでくから固定しとけ」

 

「あいよー」

 

 

 

アクセルを踏み込んで街の中を駆け抜けていく。

 

スラロームを繰り返し、パワースライド、タイヤを鳴かせながらの高速のコーナー。

 

どれもが法定速度を軽く3倍くらいのスピードで行われている。

 

一歩間違えればサクッと死ねるだろう。

 

だからこそ、退屈しない。

 

面倒な事をこの興奮が忘れさせてくれる。

 

楽しいとさえ感じてしまうのだ。

 

この死と隣り合わせの状況すら。

 

 

 

「次を左に入ればもう追いつくぞ」

 

「了解」

 

 

 

サイドを引いて無理矢理車体を振って90度に曲がる。

 

この先にバスが…

 

…ん?

 

おかしい…聞いてないぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お客さん、多くね?」

 

 

 

 

 

 

 




そういえば前回天候描写等々してなくてかなり問題有りでした…

申し訳ないです。

感想、評価等々よろしくお願いします。
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