ちなみに外伝ではなく一応第二話になります(笑)
是非とも生暖かい目で見てやって下さい(爆)
ではどうぞ~(-ω-)
「ん・・・頭が・・・ガンガンします・・・」
昨日何があったのでしょうか・・・よく覚えていませんが確か四季さんと買って来たお酒を全部開けたような・・・
「おや・・・四季さんは帰ったようですね・・・飛鳥さんはお仕事ですか・・・」
私は冷蔵庫を開けて飛鳥さんが用意してくれている朝食を食べてまた美野里さんにお金を借りに行く事にしました
ちなみに今日の朝食はフレンチトーストとスクランブルエッグの厚切りベーコン乗せでした
とても美味しかったです流石は飛鳥さん
「美野里さん・・・いらっしゃいますか?」
「あっ!雪泉ちゃん!美野里宛への小切手で定期券買った~?」
「はい・・・あの時はとても助かりました・・・お礼にこの羊羮詰め合わせをどうぞ」
「わ~い♪ありがとう~!」
「とんでもない・・・私とあなたの仲ではありませんか」
私は駅前の和菓子屋で勝った一番安い菓子折りを渡しました
美野里さんは甘い物が大好きなので一気に機嫌を取る事が出来ます
これでまた多額のお金を借りれますね
「所で美野里さん・・・今日伺ったのは」
「なに~?」
「またお金を貸して頂け無いかと思いまして」
「いいよ~!いくら欲しいの~?」
「今日は一億円程貸して頂け無いかと・・・」
「一億円?ちょっと待ってて~!」
「待ちます・・・」
美野里さんが下に行っている間に私は一体金庫にどれ程のお金が入っているのか気になり開けてみました
美野里さん・・・金庫はしっかりと鍵を閉めておいた方がいいですよ・・・
「・・・お菓子が大量に入っていますね・・・これは!プラチナの延べ棒!?・・・一つくらいなら問題無いでしょう・・・」
私は金庫を元通りにし随分と重たい20キロ程あるプラチナの塊を一つだけバッグに入れました
あの方は投資家でもありますからこれくらいは造作もありませんね
「お待たせ~!一億円だよ!」
「ありがとうございます・・・」
美野里さんがビニール袋に一億円入れて持ってきてくださいました
「また今度遊ぼうね!」
「ええ・・・もちろんです・・・では」
美野里さんの会社を出た私はその足で四季さんの家へと向かいました
なぜでしょうか通行人がジロジロと見つめて来ます・・・
そして後ろから誰かに尾行されている様な・・・
「四季さん・・・いらっしゃいますか?」
「あっ雪泉ちん?入って入って♪」
「お邪魔致します・・・」
「昨日はマジありがとね~♪」
「いえ・・・それよりこれを見て下さい・・・」
「なになに?・・・へっ・・・?えぇぇぇ!!?なにこの大量の札束!」
「それだけではありませんよ・・・このバッグの中身を見ればもっと驚くかと」
「えっマジ?・・・うわっ重たい・・・!何が入ってんの・・・あれ?なにこの塊?」
「よくぞ聞いてくれました・・・それは正真正銘の純プラチナの塊です」
「マジでえぇぇぇぇぇ!!!??プラチナの塊ぃ!!?」
「はい・・・」
「マジ凄いし・・・て言うかなんか怖くなって来ちゃったんだけど・・・こんなの持ち歩いてたら絶対悪い奴らに狙われるよ?」
「はっ!?・・・それは恐ろしい・・・一体どうすれば良いのでしょうか・・・」
「う~ん・・・売りに行くとか?」
「それは良い提案です・・・!早速行きましょう!」
「うん!行こ行こ~♪」
私と四季さんは金プラチナ買い取りセンターにこの塊を売る事にしました
「いらっしゃいませ」
「すみませんこの塊を売りたいのですが」
「えっ・・・!?し、少々お待ちください!」
私がプラチナの塊を机に置いた瞬間に店員は言葉失いました
一体どれくらいの値が付くのでしょう
「お待たせ致しました!えっとですね・・・本日のプラチナの買い取り価格の1gあたり4879円で換算致しました、塊は25kgになりますので買い取り額は1億2197万5000円になります」
「い、一億!?」
「マジ凄い・・・」
「・・・売ります」
「ありがとうございます!では少々お待ちくださいませ」
「はい・・・」
「やったね雪泉ちん!一億円越えだってさ!」
「そうですね・・・これでまた博打が出来ます」
私は質屋を出た後すぐに競馬場に向かいました
あの本の通り試せば・・・きっと・・・!
「今日はロックハワードが優秀ですね・・・」
「いやいや!ピンクロケットやて」
「始まります・・・あっビールと焼き鳥の缶詰めを一つお願い致します」
レースが始まりました今回私は三連単を狙っていますので
もし的中すれば凄い事になります
いや・・・必ずしも当ててみせます・・・!
「良いですよ・・・良いですよ・・・行きなさい!」
「なにしとんや!行け行け!抜かしたれ!」
「・・・!!!」
結果は・・・惨敗です・・・なぜ・・・なぜなのですか!あの本の通り実践すれば必ず・・・!
「・・・二億円・・・私の・・・二億円が・・・」
私は生気を失った表情で競馬場を後にしました
・・・二億・・・二億・・・が・・・
「二億・・・二億円・・・うぅ・・・うぅっ・・・!」
「あれ?雪泉ちゃん?」
「・・・飛鳥・・・さん・・・?」
私が泣き崩れていると後ろから飛鳥さんが声を掛けてくれました・・・
「雪泉ちゃん泣いてるの!?一体どうしたの!」
「飛鳥さん・・・私は・・・私はぁ・・・!」
「雪泉ちゃん・・・何があったのか話してみて・・・泣いてちゃ解らないよ?」
私は全てをお話する事に致しました
本の事も今回の事も・・・
「・・・そっかぁ・・・二億円なんて大金を・・・」
「はい・・・私はあの本の博打神に憧れて・・・ギャンブルで稼いで大金持ちになって飛鳥さんに恩返しがしたくて・・・ですが・・・」
「雪泉ちゃん・・・博打神なんてならない方が良いって私言わなかった?」
「・・・はい・・・」
「最後には何も残らないって・・・言ったよ?」
「・・・はい・・・」
「ギャンブルってね・・・本を読んでそれを実践しても必ず勝てる訳じゃ無いんだよ?100%完璧に勝つなんて誰にも出来ない事なの」
「ですが・・・あの博打神は・・・人生で一度も負けた事は無いと書いてあるではありませんか!」
「それはね・・・たまたま運が良かったんじゃないかな?」
「・・・運・・・ですか・・・」
「雪泉ちゃん・・・ギャンブルを絶対しちゃ駄目とは言わない・・・けどねちゃんとお金や生活の事を考えて程々にしなきゃ駄目なんだよ!」
「・・・すみません・・・本当にすみませんでした・・・!」
「わかってくれたならもう良いよ・・・雪泉ちゃん帰ろう!」
「はい・・・!」
私は今まで間違っていました・・・よくよく考えてみれば本を読み実践するだけで勝つなんてそんな甘い事は世の中にはありませんね・・・
飛鳥さん・・・よくぞ私の目を覚まさせてくれました
やはりあなたは私の一番のパートナーです・・・!
「雪泉ちゃん今日の夕飯は何が良い?」
「飛鳥さんで・・・(`・ω・´)」
「ゆ、雪泉ちゃん・・・もう///」
「・・・リア充・・・爆発しろ・・・」
ですが・・・やはり私は勝負師になることを諦めた訳ではありません・・・
金銭面や生活の事も考えながら勝負師になれば良いのです!
さて・・・家で飛鳥さんと夕飯に致しましょう
「すぅ・・・すぅ・・・」
「ちょっとでも生活の足しになるかな・・・もうギャンブルはしないって決めたけど・・・仕方ないよね・・・」
「・・・丁・・・半・・・むにゃむにゃ・・・」
「雪泉ちゃん朝だよ?起きて起きて!」
「ん・・・?はい・・・わかりました・・・」
眠い・・・やはり朝は苦手です・・・
今日は確か紫さんとクルーザーでカジキ釣りに行く予定でしたね
私は雀友で大手IT企業の会長をしている紫さん主催のフィッシングクラブに入ってます年会費だけで250万円程支払っていますので行かないと損です
「今日は釣りに行くんだよね?」
「はい・・・アメリカまで釣りに行くので帰りは四日後くらいになるかと思います」
「そっかぁカジキ釣れると良いね!」
「はい・・・お土産は忘れずに買って来ます」
「うん!いってらっしゃい!」
私は四日分の荷物と釣竿を持って
待ち合わせ場所の成田空港までタクシーで行きました
「遅い・・・雪泉ちゃん・・・」
「アイツは一体何をしているんだ?待ち合わせ時間過ぎたぞ」
「雪泉ちゃん遅いね~」
「皆さん・・・遅れてすみませんでした」
「雪泉ちゃん久しぶりだね~」
「お久しゅうございます・・・おや・・・いつものメンバーですね・・・雅緋さん今年は船から転落しないように気を付けて下さいね」
「う、うるさいな・・・あれは事故だ」
「紫さんおはようございます・・・またあなたのフィッシングテクニックが見れますね」
「うん・・・雪泉ちゃんのリール早巻きも見れる・・・」
「ひばりもまた大きいカジキ釣れるかな~」
「またひっくり返るんじゃないか?」
「皆・・・揃ったし・・・行こう・・・」
「いつも通りファーストクラスですね・・・ゆっくり眠れます」
「バカ高い年会費払ってるんだからファーストクラスくらい乗せて貰わないとな」
「わ~いひばり飛行機大好き♪」
面倒な手続きは予め紫さんが全てやってくれているので後はパスポートを見せるだけです
なにしろ私達は高い年会費を支払っていますから
それくらいはやって頂かないと
「飛行機楽しいね~♪」
「そうだな」
「今回の契約は・・・」
「・・・すぅ・・・すぅ・・・」
「紫会長あんた機内でも仕事か?」
「うん・・・会長も・・・楽じゃない」
「全く仕事熱心だな・・・私はコーヒー」
「ひばりはオレンジジュースを下さい♪」
「私は・・・アイスティーが良い・・・です」
「すぅ・・・すぅ・・・っ・・・むにゃ・・・」
「雪泉お前は?」
「んっ・・・お茶・・・むにゃ・・・」
「本当によく寝るな・・・」
私は5時間くらい経過した所で目を覚ましました
・・・完全に目が覚めてしまいましたし映画でも見るとしましょう
「・・・」
「あっ・・・計算・・・間違えた・・・」
「すぴ~・・・すぴ~」
「・・・すぅ・・・すぅ・・・」
「暇ですね・・・家から遊び道具を持って来れば良かったです・・・」
「雪泉ちゃん・・・これ・・・」
「遊戯王ですか・・・?」
「暇だと思って・・・持って来たの・・・デュエル・・・する?」
「ええ・・・私のモリンフェンビートを使う時がまた来ましたね」
「・・・じゃあ・・・私はパーデクで行く・・・」
「むにゃ・・・チキン・・・」
「・・・すぅ・・・すぅ・・・」
私と紫さんは恐らく4時間はデュエルをしていたのでは無いでしょうか
デュエルマスターズにヴァイスシュバルツにプレシャスメモリーズでもデュエル致しましたし
「おや?もうそろそろ到着時間ですね・・・」
「うん・・・二人共・・・起きて」
「ん~・・・もう着いたのか?」
「ふわぁ~・・・」
「そろそろ着きますよ・・・降りる準備を致しましょう」
「は~い・・・」
私達が準備をしていると到着を知らせる機内アナウンスが流れて来ました
日本からアメリカまでの道は長いですね
「ゲートの前に・・・お姉ちゃんが居る・・・」
「忌夢さんですか・・・相変わらずアロハシャツ姿なのでしょうね」
「ハワイは暑いらしいからな」
「ひばりも一度で良いからハワイで住んでみたいな~」
「紫!雅緋!久しぶりだね!」
「久しぶりだな忌夢!」
「お姉ちゃん・・・会いたかった・・・」
「お久しゅうございます・・・」
「一年ぶりだね~」
「久しぶりだね!みんな元気だったか?」
「うん・・・」
「また随分と焼けてらっしゃいますね・・・」
「こっちは暑いからね、みんな早く乗って」
「はい・・・」
私達は忌夢さんの4WDでクルーザー置き場まで移動しました
やはりハワイは良いですね・・・アロ~ハ
「今年はカジキの群れが例年より多いらしいぞ?しかも300kg超えばかりの群れがな!」
「本当か!?」
「なんと・・・それは楽しみですね」
「うん・・・」
「じゃあ今年はいっぱい釣れそうだね~♪」
「多分な、だけど他の連中の船もかなり多いぞ」
「みんな狙っているからな」
「負けるわけには・・・いきません・・・」
「男っ・・・女には・・・負けられない戦いがある・・・」
「ええ・・・その通りです」
私達はクルーザー置き場に止まりライフジャケットを来て荷物を紫さんの特大クルーザーに乗せました
なんとこのクルーザーの値段は驚きの20億円らしいです
やはり世界的大企業の会長は格が違いますね
「お姉ちゃん・・・操縦・・・宜しくね」
「ああ!任せてくれ!」
「頼んだぞ忌夢!」
「紫さん・・・開始まで時間はありますか?」
「うん・・・10時に開始だから・・・それまではあるよ」
「分かりました・・・」
「予想通り他のクルーザーも多いな」
「なっ?これは捕ったもん勝ちだな」
「あっ!カジキが飛んだ~!大きい~」
「今のはかなりの大物だな!」
「うん・・・320はあると思う」
「あのような大物が・・・群れで・・・燃えてまいりました・・・!」
さて・・・では時間まで一息入れると致しましょうか
クルーザーにロマネコンティとロスマンズがあった筈です
「紫さん・・・一杯どうでしょうか?」
「うん・・・ロマネコンティを開けよう」
「お前達朝からワインなんかよく飲めるな」
「ええ・・・お酒を飲むのが趣味ですから・・・」
「お酒と二次元が無い人生なんて・・・考えられない」
「本当に酒豪だな」
「良いなぁ・・・ひばりは全然お酒飲めないから羨ましいよ~」
「これこそ・・・大人の楽しみ」
「では・・・乾杯」
「乾杯・・・」
さすがは一本100万円はくだらない高級ワイン・・・低級ワインとは味も香りも違いますね
紫さんは毎日このような物を飲んでいらっしゃるのですか
・・・全く羨ましい限りです
「うん・・・いつ飲んでも・・・美味しい」
「ええ・・・生きてて本当に良かったと思う瞬間ですね」
「葉巻もあるよ・・・ヒュミドールで三年間しっかり熟成させたモンテクリストとタバカレラが」
「ほう・・・タバカレラとモンテクリストとはまた・・・」
「どっちも・・・私の好きな葉巻」
「では試煙させて頂きます・・・」
誠に素晴らしい味わいです・・・タバカレラはしっかりと熟成させる事によって泥臭さの中に隠れた深い味わいが現れます
まるでチャーチルになった気分です
私が普段吸っている安い紙巻き煙草とは大違いですね
「実に素晴らしい・・・」
「私も・・・個人的にはタバカレラの方が好き」
「さすがは紫さん・・・分かってらっしゃいますね・・・」
「うん・・・」
「おや・・・船が動き出しましたね」
「うん・・・場所取りの時間」
私達が優雅に時を過ごしているとクルーザーがゆっくりと動き出しました
さて・・・勝負の時が来ますね
「ボクの操縦の腕を見せてやる!」
「今だ!抜かせ!」
「ああ!」
いかに良いポイントを取るか否かで勝負は決まります
場所取りで遅れてはお話になりません
「早い早~い♪」
「忌夢さんの操縦技術は本当に目に余る物ですね・・・」
「うん・・・お姉ちゃんは元ボートレーサーだから」
「実に素晴らしい・・・」
「ここだ!必ずここに群れは来るぞ!」
「今年も一気に釣り上げるぞ!」
「着いたようですね・・・」
「うん・・・」
「では・・・行きましょう」
私達は巨大なカジキ用の釣り竿を船首に固定し何時でも投げれる準備をしました
開始の無線が入ると同時に竿を一斉に投げるのです
「後1分で開始だ・・・」
「これ・・・新しく買ったの」
「これは・・・良い竿ですね・・・さぞかし高額だったのでは無いのですか?」
「うん・・・300万円もした・・・」
「凄いな!最新式じゃないか!」
「良いな~ひばりの竿なんかもうボロボロだよ~」
さすがは紫さん・・・私の竿もそれなりにしましたが
300万円には到底敵いませんね
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、よし投げろ!」
「えい!」
「はぁっ!」
「えい・・・」
「はっ・・・!」
忌夢さんの合図と共に一斉に竿を投げました
後は群れが来るのを待つだけです
「掛かるかな~」
「必ず掛かる間違いない!ソナーでも確認済みだ」
「あっ!もう向こうは掛かったみたいだぞ!しかも4m27cmの340kgの大物が」
「くそ!先を越されたな!」
「私達も負けてはいられません・・・」
「うん・・・340以上の大物を釣り上げないと」
「おっ!掛かったぞ!」
「ひばりも掛かったよ~!」
「くっ!コイツはデカいぞ!」
「雅緋!ボクも手伝うよ!」
「雲雀さん・・・私も手伝います・・・」
「ありがとう♪よいしょっ!」
「はっ・・・!こちらもかなりの大物ですね・・・はぁっ・・・!」
「雪泉ちゃんの特技・・・高速リール巻き・・・」
「よし!見えて来たぞ!」
「で、デカい!」
「ふっ・・・はぁっ・・・!」
「わぁ~!大きい~!」
「雪泉ちゃん・・・カジキが疲れて来てる・・・今・・・!」
「せいっ!」
「え~い!」
私と雲雀さんが釣り上げたカジキは4m47cmで351kgの大物でした
雅緋さん達が釣り上げた物も4m22cmで344kgと巨大な物です
「大きい~!」
「これは勝ったな!」
「これは今までで一番の獲物ですね・・・」
「うん・・・こちら紫・・・351と344を釣り上げました・・・どうぞ・・・」
紫さんが無線で大会の審査員と連絡を取ります
「はい・・・わかりました・・・351kgが推定で1位みたい」
「よし!」
「やった~♪」
「やりましたね・・・」
「大物中の大物だからな!これを越えてくるカジキはそうそう掛からないぞ!優勝賞金の5億は頂きだな!」
「ええ・・・」
私達は勝利を確信し一足早いですが祝杯をあげる事にしました
「しかし祝杯を上げるのは早すぎな気もするが」
「大丈夫だよ雅緋!ほら飲んで飲んで」
「大会初日でこの結果は・・・未だかつてありませんね・・・」
「うん・・・最短勝利」
「このまま明日の夕方まで記録更新の無線が入らない事を祈りましょう・・・」
「うん・・・あれ・・・無線が・・・」
「えっ・・・?」
「はっ?」
「ん?」
「嫌な予感・・・こちら・・・紫・・・どうぞ・・・えっ・・・471kgが掛かった・・・?」
「!!?」
「えふっ!ごほっごほっ!な、なんだと!!?」
「そ、そんなバカな!あり得ない!471kgなんて!捏造だ!何かの間違いだ!」
「ちなみに・・・釣り上げた船の名は・・・はい・・・株式会社両備のギルガメッシュ・・・分かりました・・・」
「なに?株式会社両備?あの工具メーカーの両備か?」
「多分・・・」
「なんと・・・家にグラインダーとハンマドリルがありますが・・・まさかあの両備とは・・・」
「くそっ!」
「うえ~ん!負けちゃった~!」
「勝てない・・・負け・・・」
「・・・皆さん・・・ここで諦めるのですか・・・?」
「だって勝てる訳無いじゃないかほぼ500kgの化け物カジキに」
「ここで諦めては勝負師ではありません・・・私は必ずや越えてみせます・・・!」
「もう止めておけ・・・無理だから」
「お黙りなさい!勝負は最後まで諦めてはならないのです!」
私は船首に出て竿を投げました
私は絶対に諦めません・・・必ずや賞金を手に入れるのです!
「見ていなさい・・・もう絶対に追い付けない程突き放します・・・」
「雪泉ちゃん・・・私も・・・釣る・・・」
「紫さん・・・共に栄光を掴みましょう・・・!」
「うん・・・」
私達は諦めずに500kgを越えるカジキが掛かるのを待ちました
私は全神経を集中させ竿を握ります
食らいついた瞬間が・・・勝負です・・・!
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・!今です!」
「来た・・・?」
「ええ・・・手応えが違い過ぎます・・・海に引きずり込まれそうな程の引きです・・・!はぁっ!」
「うぅ・・・凄い引き・・・本当に引きずり込まれそう・・・!」
「ふっ!はっ!」
「うぅ・・・えい・・・!」
「雅緋~?雲雀~?ロコモコ作ったんだが食べるか?」
「ロコモコか!丁度お腹が空いてた所だ」
「食べる~♪」
「本場スタイルのロコモコだぞ!グレイビーソース仕立てのな」
「アイツらは食わないのか?」
「まだ諦めずにカジキ釣ってるのか?」
「みたいだな」
「ふふっ・・・」
「うん・・・」
「おっ?釣れたのか?」
「ええ・・・船首をご覧ください」
「ん?わぁぁぁ!!?み、雅緋!!!」
「どうした忌夢!うわぁっ!なんだコイツは!」
二人共凄く驚いておりましたね
それもその筈です・・・私達は体長6m73cm体重579kgのカジキを釣り上げたのですから
「どうですか・・・諦めずに勝負して良かったでしょう?」
「勝負師は・・・諦め無い事が肝心・・・」
「全く大した物だ・・・お前達は」
「そうだな!二人共本当に凄いよ!」
皆さんに諦め無いことの重要さを認めてもらった所で大会一日目は終わりました
明日の夕方が楽しみですね
さて・・・夜は紫さんと自由の女神が見える高級ホテルでディナーでも楽しむとしましょう
勿論紫さんの奢りで・・・あの方は年商3400億円らしいですからそれくらい造作もありませんね
「夜のニューヨークは素晴らしいですね・・・」
「うん・・・100万ドルの夜景と・・・ドンペリニヨン・・・」
「そして最高級のディナー・・・至福の時間ですね・・・」
「うん・・・会長で良かった・・・」
「私もあなたを友人に持ち幸せです・・・では乾杯・・・」
「うん・・・乾杯・・・」
やはりドンペリニヨンは美味ですね
普段私が飲んでいる一本1000円もしないB級・・・いやC級シャンパンとは訳が違います
紫さん・・・墓場までお供致しますよ
ごますりごますっ・・・失礼・・・
「実に素晴らしい・・・」
「うん・・・このシャトーブリアンのフォアグラ乗せも美味しそうだよ」
「ええ・・・」
素晴らしい・・・口に入れた瞬間に程よい脂と肉汁が広がりすぐに溶けてしまう程の柔らかさ・・・私が普段食べている牛切り落としの重ね焼きとは訳が違いますね
紫さんは一年365日このような物を食べてらっしゃるのですか
実に妬ましい・・・いや・・・羨ましい
「うん・・・美味しい・・・」
「ええ・・・素晴らしい・・・」
「部屋は・・・大統領も良く泊まるスイートルームを予約してある・・・」
「なんと・・・大統領が・・・行きましょう・・・」
「うん・・・」
私は最上階のスイートルームに行きました
このスイートルーム・・・一泊400万円もするそうです
私が飛鳥さんと3年に一回程旅行で行く一泊5000円の民宿等お話になりませんね
紫さんは毎日この部屋に泊まりジャグジーに入りながらドンペリニヨンを飲んでらっしゃるのですか
実に良い御身分っ・・・セレブリティな生活をされていますね
「私・・・バスローブを着るのは生まれて初めてです」
「バスローブを着てブランデーを飲む・・・仕事の疲れが吹き飛ぶ・・・」
「紫さん・・・今日は有り難うございます・・・実に有意義な時を過ごせました」
「うん・・・喜んでくれて良かった・・・」
「では・・・お休みなさいませ」
「うん・・・お休みなさい・・・」
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第二話を見て頂き感謝感激でございますo(^∇^o)(o^∇^)o
ちなみにこの雪泉は裕福な人間を見つけると近付いて親密な関係になり奢らせると言う事が得意の完全なるヨイショ野郎です(爆)
実際の雪泉ちゃんは礼儀正しくて淑やかで素晴らしい娘なのですよ(´ω`)
と言うわけで今回はここまでになります
また次回も暇なら見てやって下さい(爆)ではm(__)m