私と彼の物語(休止中)   作:ヤマニン

2 / 4
よろしくお願いします!



第1話 始まり

直葉side

 

私、高橋直葉(たかはし すぐは)。愛知県出身で今は、県内のごく普通の高校に通っている高校2年生です。趣味は、料理と普通ですが6歳の頃から料理をお母さんに教わっていたので、それなりに自信があります。自己紹介は、これぐらいにして今の状況を説明すると…

 

「「遅刻だぁーー‼︎」」

通学路を全速力で走っています。

 

直「もう!帆高がすぐに起きないから、遅刻しちゃうじゃん!」

帆「その言葉そっくりそのまま返す。直葉もよく朝起きるの遅いだろ!それに今日は、昨日遅くまで勉強してたから起きれなかっただけだ!」

 

彼は、南条帆高(なんじょう ほたか)私の幼なじみで家も隣同士、所謂腐れ縁のような関係だ。そして…

 

直「はぁ…はぁ…ねぇ。」

帆「はぁ…な、なんだ?」

私たちは息を整えるために歩いているところ、ふと頭に思ったことを彼に話し出した。

直「覚えてる?こうして昔も小学校まで走って登校したの。」

帆「覚えてるさ。あの時は確か、直葉が寝坊して迎えに行って、だけど、なかなか起きなかったから遅刻しそうになったんだよな。」

 

彼は呆れながらそう言い、私を見てきた。

 

直「うっ…確かに昔はよく寝坊したけど今は…。」

帆「昔はじゃくて、昔も…だろ。」

直「だ、だけどあの時よりは減ったもん。」

 

そう、私は今はましになったけど、本当に朝は弱いのだ。対して彼は朝は強く、よく寝坊する私を迎えに来てくれたのを今でも覚えている。しかし、そのせいでいつも二人で登校していたから、「夫婦みたいだね。」とよく言われた。その頃を思い出して

フフッと笑った。彼はそんな私を不思議に思ったのか、何故笑ったのか聞いてきた。私は今考えていた事を彼に話した。そうすると彼はこう言う。

 

帆「そう言えば、夫婦だとか言われてたな。確かに今思えば、可笑しい事だよな。」

そう言うと彼は私に

帆「だって俺たち、恋人だもんな。」

と笑いながら、そう言った。

直「うん。私たちは恋人。…ねぇ、」

私は彼に確認を取るかのように、聞いた。

帆「ん?なんだ。」

直「帆高君(…)は私の事、好き?」

かつての彼の呼び名でそう問いかけた。

彼は、当然のようにこう言う。

帆「当たり前だ、直葉。大好きに決まってるよ。」

直「うん!私も大好きだよ。帆高!」

 

4月も終わるというのに、まだ満開の桜が私たちを優しく包んだ、そんな感じがした。

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

帆「ここまで、これば大丈夫だろう。」

直「そうだね。」

 

周りを見れば、ちらほらと登校している生徒がいる。どうやら、間に合ったようだ。

 

直「流石に新学期、早々に遅刻は嫌だからね。間に合って良かった」

帆「今日はごめんな。朝から走らせて…」

 

彼は私に軽く頭を下げる。

 

直「いや大丈夫だよ。私も帆高にたくさん迷惑かけてるから。」

帆「……それもそうか。」

直「そこは少し、否定して欲しかったな。」

 

私は少しむっとした表情で彼を見る。

 

帆「すまんな。直葉のかわいい反応が見たかった。良いものを見せてもらった。」

直「か、かわいいって///もう!まったく帆高は意地悪だよぅ〜///」

帆「ハハッ。悪かったな、そう拗ねんな。」

 

彼はそう言い、私の頭を優しく撫でる。私は帆高に撫でられるのが好きだ。少し荒々しいけど、毎回優しく撫でてくれる。なんだかんだで、私は扱いやすのかも知れない。

 

直「ん〜///はうぅ〜///」

年々撫でるのが上手くなってる彼の手の温もりを感じながら、少し甘い声が出てしまっていた。

 

帆「そんなに気持ち良いか?」

直「なっ!そ、そんな事はな、ないよ!」

帆「すまんな。上手く撫でれなくて…」

 

彼は申し訳そうな表情をし、頭から手を離した。

 

直「あっ……」しゅん

 

私は思わず、しょんぼりしてしまった。すると彼はこうなることが読めていたかのような表情をして、私の顔…耳に近づき、そっと囁いた。

 

帆「そうしょんぼりするな。……またゆっくり二人きりの時に撫でてやるよ。」

直「う、うん///」

 

私は少し顔を赤くし、返事をした。そして、心の何処かで期待している自分がいるのは、彼には内緒だ。

 

そんな会話をしながら歩いていると、ようやく私たちが通っている学校が見えてきた。

ここ学校の校名は、豊坂高校。校名に坂とついてある通り、正門の前にはかなり長い坂があり、道路の両側には桜の木が植えられており、地域の住民からとても人気がある。余談だがこうして桜の木が整備されているのは、桜木さんというおじさんが完備しているお陰である。桜木さんは、名前に『桜』と入っているぐらい桜が好きな人で、なんと今年で71歳で30年ぐらい前から、この桜を整備してきた言えば、プロフェッショナルだ。そして桜木さんは一度市から賞状ももらっている。それぐらいにこの地域で有名な人で人気もあるおじさんだ。

かなり脱線してしまったが、それ程ここの桜は綺麗で、テレビに出たりする事もざらではない。

 

直「毎日見てるけど、やっぱり綺麗だよね。この桜……」

帆「そうだな。俺はあまり花に関心がないが、この桜は綺麗だと思うな。」

 

私たちは長い坂を歩きながら、そんな会話していた。

 

?「よっ!二人ともおはよう!今日も仲良く登校か?」

 

すると後ろから、元気な声が聞こえた。振り返るとそこにいたのは、帆高の親友で私とも友人の脇宮庄司君だ。

 

帆「おはよう、庄司。今日も無駄に元気だな。」

直「おはよう、庄司君。後、ダメだよ帆高。そんなこと言ったら…ごめんね庄司君。」

庄「はは、大丈夫だよ直葉ちゃん。俺は元気が自慢だからな。それに帆高もいつも通りで安心したよ。」

 

庄司君は帆高の首に腕を回し、笑いながらそう言った。

 

直「ふふ。二人とも絡むのは良いけど、時間も気にしようね。」

帆「そうだぞ、庄司。早くいくぞ!」

庄「おう!今日も頑張ろう。」

「「ああ!(うん!)」」

 

私たちは庄司君を見習い、出来る限り元気な声で返事をした。

 

私たちの物語が今、始まります。

 

 




どうでしたか?
昔に書いたものなので、記憶も曖昧です。ですので、誤字やアドバイス等などを送ってくださると助かります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。