私と彼の物語(休止中)   作:ヤマニン

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第3話です。


第3話 始業式

3話 始業式

 

 

帆高side

 

教室を後にし、俺たちは始業式が行われる体育館へと向かっていた。

とはいえ教室から体育館まではそんなに距離がないので、すぐに着いた。

 

帆「体育館に入るの久しぶりだな・・・」

俺のその呟きが聞こえたのか隣にいた直葉が答えた。

直「そうだね。前に入ったのは終業式の時以来かな。」

直葉はスリッパからシューズに履き替えながら言った。俺も直葉に続くようにシューズに履き替え、体育館に入った。中に入ると大体6割ぐらいの生徒が自分のクラスに並ぼうと忙しそうに集まっていた。その中には今年から入学してきた新一年生もいる。

直「あの子たちが新一年生の人たちだね。ふふっ、やっぱり入学したばかりだから緊張してるね。」

直葉は懐かしむように一年生を見て笑った。

帆「俺らも一年前はあんな感じだったんだろうな。」

俺も去年の始業式の事を思い出しながら言った。そんな俺の言った事に疑問を感じたのか直葉はあれっ?と言って俺に聞いてきた。

直「だけど帆高さぁ。あの時は…

 

一年前の始業式……

 

直葉side

 

いよいよ私も高校生。小学校や中学校では帆高に迷惑かけちゃったけど、この機会に挽回しないと!それに帆高との距離も近くしたいな…せっかく同じ高校に入学したんだから!

そんな考え事をしながら、隣の男子の列を見ると帆高が割と近くにいた。少し体を傾き帆高の表情を覗き込むと凄く退屈そうな顔をしていた。

直(あの帆高の顔…絶対に眠いって思ってるだろうね。だって目が少し下がり気味だもん。)

そんな幼なじみの顔から目線を外し、その幼なじみを退屈にしている人物…というか校長先生を見る。

直(確かに社交辞令なことばかり喋ってるからね。帆高が退屈になる理由も分かるね。とか言う私も校長先生の話を聞いてない辺り退屈してるんだろうね。)

校長「以上で話を終わります。新一年生はこれからの高校生活を有意義に楽しく後悔のしないように送っていって下さい。」

そんな事を考えていたら校長先生の話が終わっていた。そして始業式が終わってHRも無事に終わり解散となった。幸いにも帆高と同じクラスだったので一緒に帰る事になった。

 

直「それにしても始業式、帆高眠そうだったね。」

帆「なんだ? 見てたのか。」

直「うん 」

私も退屈だったからね、とそう言うと彼は笑いながら俺も同じだと言った。

帆「まぁ 今回は初めてだったから慣れてなかったんだろう。来年はちゃんと聞いてるさ。」

直「ほんと〜?帆高のことだからまたあくびしながらウトウトしてそうだけど…」

帆「なにを〜!俺を何だと思ってるんだよ。俺は至極真面目な生徒だ!」

直「真面目な生徒はウトウトしませんー!」

帆「いったな〜!」

そういいながら帆高は走り出した私を追いかけてくる。

直「きゃあ〜不良君が追いかけてくるよ〜」

帆「誰が不良じゃあ!こら 待てー‼︎」

これからの高校生活に期待しながら長い坂を私たちは駆けて行った。

 

回想終了…

直葉sideout

てなことがあったでしょ?」

直葉は去年の始業式のことを思い出しながら俺に言ってくる。

帆「よく覚えてたな。」

直「当たり前だよ 」

帆「そういえば…」

直「なに?おかしかった?」

帆「いや 話してる最中になんで顔を赤くしたか気になってな。」

直「……ほら!早く並ぼ!」

帆「お、おい。急にどうしたんだよ。」

なにやら顔を赤くしたと思ったら、話をそらされてしまった。

帆(だいたい予想はできるけどな。直葉のためにも黙っとくか。)

その予想を話してしまうと直葉の顔が真っ赤になるのが想像できてしまうからな。先に小走りで歩いて行った直葉の後を俺はゆっくりと歩いて行った。

帆高sideout

 

庄(こいつら。俺がいるの忘れてないよな。)

少し後ろを歩いていた庄司はそんなことを思ったそうな。

 

始業式・・・

 

直葉side

 

教頭「え〜これをもちまして始業式を終わります。三年生から順に退場して下さい。尚この後は新担任の指示をよく聞いて行動するように。以上、解散。」

教頭先生の始業式とこの後の行動の指示が終わり私たちは教室に戻ってきた。

庄「二人とも俺を忘れるなんてひどいぜ。」

直「ご、ごめんね。庄司君…」

庄「直葉ちゃんはいいよ。だけどねこいつを見てみ。」

帆「ん?なんでお前を忘れてただけで反省しないとダメなんだ?」

庄「……ね。反省の欠片もないから。」

庄司君の言う通り、帆高は まったく反省していなかった。ここは彼女の私が言って正してあげよう。

直「ちょっと帆高!いくら忘れてたとはいえその言い方は庄司君に失礼だよ‼︎」

帆「…確かに失礼だったな。悪かったな庄司。」

庄「お、おう。……そんなに素直に謝るとは思わなかった。」

……私も自分で言っておいてなんだけど、帆高がまさか素直に謝るとは思わなかった。やっぱり帆高も反省してるんだね。

帆「今度からは直葉の可愛いところをじっくり聞かせてやるからな。後たまにだが直葉が言うやらしい事も…な。」

前言撤回。全く反省してなかった!

直「ち、ちょっとなに話してるの!私はべ、べつに・・・庄司君も何か言ってよ‼︎」

私は斜め前の席に後ろ向きになって座っている庄司君に助けを求めた。そもそも庄司君に助けを求めたのが間違えだったと後々私は後悔した。

庄「なに言ってるんだよ。そんな事言ったら直葉ちゃんが嫌がるだろ。せめて可愛いところだけにしといてやれ。」

帆「で、本音は?」

庄「是非ともやらしい部分を重点的に話して欲しい…ハッ!つい口が滑ってしまった。」

帆「ハッハッハ。男なら当然だ。良かろう存分に直葉の事を教えてやろう。ん?どうした直葉?なんかぷるぷる震えているが…」

直「どうしたじゃないわよ!なに二人して私の恥ずかしい話してるの!それに私はいやらしい事なんか言ってないんだからね!」

我慢の限界にきた私は噴火したかのように言った。

帆「だが、この前俺が直葉の家にお邪魔して夕ご飯を直葉と一緒に作ってる最中に直葉のお母さんに「夫婦みたいに見えるわよ。早く孫の顔が見たいわ。」て言われてお前、何を考えたか知らんが顔を赤くして 「したい?」とか言ってきたかr

直「わー!ストップ‼︎なに話してるの⁉︎」

帆「ん?直葉もその気でいったんじゃないのか?」

直「そ それは…って庄司君もこっち見てニヤニヤしないで!」

ニヤニヤしながらこちらを見ていた庄司君に言った。

庄「いや〜相変わらず帆高は直葉ちゃんを弄るのが好きだな〜と思ってね。思わず顔がにやけちゃったよ。」

帆「直葉が可愛いのが悪いよな。」

直「う〜 さっきから2人が私をいじめてくるよ」

本当にこの流れを誰でもいいから断ち切って下さい。

そんな私の願いが叶ったのか、都合よく先生が教室に入ってきた。

「ほらお前ら、席に着け〜。HRを始めるぞ。」

直葉sideout




3話でした。
ご鑑賞、ありがとうございました。以上が、前のIDで書いていたものになります。今度からは新しくなった自分の実力で書いていきたいと思います。なお、書き方はそのままでいきます。
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