……温い……。 液体………?
…なんか 押されてね?……
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<<いってぇええええええ!!!
優しくッ!!もっと優しくッ!!!>>
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その時の助産師であった遠藤マチ子(78)はこう語る。
「彼は、それはもう雄弁に私に語りかけてきました…。私自身50年近く助産師やってましたが、あんなことはあの時の一度きりです」
そう言うと彼女は思わず、尻餅ついちゃったんですよと微笑み混じりでおちゃらけた。
「しかも身体の硬いこと、硬いことまるで鉄でも触ってるような錯覚すらありました」
「でも……」
先程までの和やかな表情が嘘の様に険しくなる。
「その子、なにかチグハグだったんですよね…」
「中身と外身があってないような、上手く説明できませんが、なにかおかしな違和感があったんですよ…。それがいい方向の予感だといいんですけどね」
助産師は無理に笑顔を作る。
「でもあんな違和感の塊みたいな子はあの子が最初で最後ですよ」
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転生と大層なことをいっても終わってしまえば、そう大したことじゃない。
喉元過ぎればなんとやらというやつだ。
「あっ今瞬きしたよ!!凄い!!か〜〜わ〜〜い〜〜い〜!!」
無論まだ喉元を通り過ぎる前、むしろ喉元ごと俺の胃を溶かされてる際中だが…。
死んで神様に会って、妙な火の玉とお話ししてると思ったら急に暗転して気付いたら赤ん坊になってて、やたらベタベタしてくる母親がさっきから激しいスキンシップを交わそうとしてくる。
な・・・なにを言ってるのかわからねーと思うが、
おれも何が起きたのか分からないぜ。
「おいおい江珠落ち着きなさい」
「あっあなた!」
声からして父親だろうか。
良かった、父親はマトモそうだ。
「遅かったわね、なにかあったの?」
「いやいや、へその緒をペロペロしてたら夢中になってしまってね」
前言撤回。
やっぱり変態だった、しかも母親よりレベルが高い。
「あなたズルいわよ!私もへその緒ペロペロしたい!!」
「じゃあ一緒にペロペロしよう。ほら朱美はこっち側で、僕がこっちだ」
「あっあなた/////」
そういって俺のへその緒でポッキーゲームを始める両親。
喉元を過ぎるのはまだ当分先になりそうである。
……転生ってリセットマラソン機能はついてないのかな…。
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どうやら俺の名前は範馬刃鬼というらしい。
そして驚いたことに前世の記憶とは別に武術やマナー、育児などその他諸々が知識として、記憶に残っていた。
それも筆舌にしくし難い内容と量である。
無論、俺は前世で一般人をやっていたので武術なんか小学生の頃にスポーツとして伝統派空手を多少かじってた程度である。
この知識もとい記憶は、多分転生する前、妙ちくりんな悪魔に飲まされた魂のものだろう。
魂は誰のものか察しがつかないが、この知識を棒に振るつもりはない。
まずはここが、どんな世界で自分がどんな境遇なのか調べようと思う。
短いのはみんなが読みやすいように試行錯誤した
結果だから(震え声)