〜少年とメイドの恋の歯車〜 作:KUROMU-TO_96610
今回は、焔が博麗神社にてある選択を迫られる回となっております。
果たして、焔はどのような決断をするのか!?では!本編へどうぞ!
焔 「ここが博麗神社か〜」
咲夜「はい、貧乏巫女が居座る神社として有名…じゃないですけど」
霊夢「誰が貧乏巫女ですって?あと、さらっとこの神社のことを悪く言わないでちょうだい…。まぁ、いつものことだけど。それより、その人は誰?」
僕の目の前に現れたのは、赤と白を基調とした服に身を包んだ巫女さんだった
咲夜「彼女は、博麗 霊夢。巫女として、幻想郷の異変解決などをしているわ。」
焔 「僕は黒井 焔です。よろしくお願いします!。」
霊夢「よろしく、黒井さん。」
咲夜「彼は、外の世界から来た人で、多分なんだけど原因は紫(ゆかり)なのよね。」
霊夢「うげ…またあいつか…」
咲夜「あなた、紫がどこにいるか知らないかしら?」
霊夢「…黒井さんの後ろとかにいたりするかもね。」
焔 「霊夢さん、冗談はよしてくださいよ〜」 クルッ
紫 「うふふ、どうも黒井さん。」
焔が後ろを向くとそこには、長い金髪の女性が傘を持ちながらスキマから体を出していた。
焔 「…そういえば、さっき咲夜さんが紫さんは境界を操れるって言ってたな。」
紫 「その通り、あなたをここ幻想郷に連れて来たのも私よ。」
焔 「…ん?傘持ってますけど、もしかしてあっちの世界でヤンキーを叩いたのって…」
紫 「そう、私よ。あなたをあまり人目のつかない場所にに誘導したかったからね。」
焔 「え…結構大変だったんですよ…」
紫 「ごめんなさいね。」
霊夢「っていうかなんで連れて来たのよ…」
紫 「理由としては、最近、凶暴な妖怪達が頻繁に現れてるのよ。だから、そのための戦力補充?みたいな感じかしら。」
霊夢「なによ、私だけじゃ手が足りないってわけ?それに、私以外にも戦力になる奴らはいっぱいいるじゃない。」
紫 「念には念を入れないといけないのよ、霊夢。それとも、過去の惨劇をまた繰り返すのかしら?」
霊夢 「…っ!その話はやめてちょうだい!」
焔 「…いったい何があったんですか?」
霊夢「今は…話したくないわね…」
焔 「そうですか…すいません…」
紫 「ごめんなさい、私も少し言い過ぎたわ。」
霊夢「いいのよ、別に…。それより、戦力補充とか言ってたけど黒井さんは何か能力でも持っているのな?」
紫 「なんの能力も持たぬ人間をわざわざ呼び出したりしないわよ」
焔 「え?じゃあ、僕は何かしらの能力が使えたりするんですか?」
紫 「ええ。あなたの能力は【黒炎を操る程度の能力】よ。その名の通り、黒い炎を操ることができるわ。」
焔 (ダークフレイムマスター[厨ニ病]が聞いて喜びそうな能力だな…)
紫 「で、本題に行くけどあなたはここに残ってくれるのかしら?ここに残るか元の世界に戻るかはあなた次第よ。ただ、ここに残るということは、あなたの家族や友達と別れることになるの。それを理解してから決断してね。」
焔 「…僕はもう家族がいません…僕の両親は僕が幼い時に交通事故に会って亡くなりました…その時、僕は祖母と祖父の家で預かってもらっていたので事故には遭わずに済みました。ですが、僕が中2になる頃に祖父が、高1になる頃には祖母が亡くなりました…。一人っ子だったのでその後は、養護施設に入って暮らしていました。なので、友達という友達もいませんし…その心配はありません。」
咲夜 「そんな…」
紫 「ごめんなさいね、悲しいことを話させて。」
焔 「いいんです。紫さんは何も悪くないので謝る必要もありませんよ。」
紫 「…じゃあ、もう一度訊くわね。あなたは幻想郷に残る?それとも元の世界に帰る?」
焔 「…僕は…ここに残ります!」
焔の顔は全てを振り切ったような顔だった
そして、その頰には涙の跡がうっすら残っていた
紫 「…そう。あなたならそう言ってくれると思ったわ。」
霊夢「黒井さんは、どこで暮らすの?ここはさすがに無理だけ
ど…」
咲夜「その点は心配しなくてもいいわ、紅魔館で引き取る予定なの。」
霊夢「あら、そうなの。あんたとこのお嬢様は許してくれるのかしら?」
咲夜「多分、お許しになってくれるでしょう。」
紫 「それじゃあ、私が紅魔館まで送ってあげるわ。」
焔 「ありがとうございます。紫さん。」
紫 「これぐらいのこと、どうってことないわよ。これから、幻想郷に生きる1人の人間として頑張りなさい。」
紫がそう告げると同時に、僕と咲夜さんの足元にスキマが作られ、僕たち2人はその中へと入っていった。
第2話、いかがだったでしょうか?次回からは、ついに焔が紅魔館に足を踏み入れることになります。焔が紅魔館でどうなっていくのかを、楽しみにしながら次の更新を待っていてください。また、第1話、第2話を通してアドバイスなどがあれば是非お願いします。今回も読んでくださってありがとうございました!