鋼鉄の咆哮_WARSHIP RANGER 作:Bligh_Drunk
実際に100~200隻程度じゃ全然足りないんだよなぁ...
インフェルノモードじゃ、普通に100隻以上撃破が目標になってるし。※インフェルノモード→所謂指定数撃破タイムアタック
ちなみにインフェルノ6(500隻撃破)の最高記録は8:55です。
太平洋から南極海に差し掛かった所、激しい火花と轟砲が鳴り響く。今まさに此処は地獄の激戦区!
「まったく、どこから沸いてきやがる?」
様々なオーラを放つ個体までが入り乱れて、襲い掛かる。普通なら、この状況で生還できる確立はいくら艦娘が高い不沈性を持っているとしても無理に近い。
それを、ゴミを払い除けるかのように一掃しながら、目的地を目指しつつ考えていた。
そもそも、こんな事になっているのは超兵器のサガという奴だ。
俺の心の臓である超兵器機関はノイズが発生しないが、いかんせん元の雰囲気と言うか存在感で位置がばれる。
しかも、電波妨害装置で多少なりとステルス性があるのに、完全に奴らに捕捉された所為で全く意味が無い。
深海棲艦も、この未知の強大な力を持つ存在を何としても倒そうとしているのか、次から次へと大量に押し寄せてきていた。まるで無双シリーズみたいだぁ...(おい)
すでに100隻以上の敵を葬っているアレスの視界の先に、ようやく見えてきた。ナイトビジョンに映る南極大陸の姿。
あの辺りなら、拠点にできる場所ぐらい見つかるだろうし、何より...
と、考えている目の前にそれはいた。スコープを倍にしないと見えないような先に、さらに数を揃えた軍勢が。
空を斑に埋める航空機の様な物の群れ、人型・怪物が並ぶ布陣、潜水艦の反応もあるときた。まさに"鉄壁"と言うに相応しい様だが...
「へっ!」
見るものを恐怖させるかのように口角を吊り上げる、内から湧いてくるようなものが確かにあった。彼は楽しんでいた...
すぐさま相手となる大軍勢との距離は縮まり、そして、激突する。
赤い奴も黄色い奴も、彼からしてみれば全て等しく雑魚だが何も分からぬ馬鹿とは違う。
むしろ観察眼が優れており、あらゆる点で違いを見つけて個体別の強さを見定める。新たな頭脳である高性能AIは、わずかな違いも見逃さない。
「あの青目共だな...」
そして理解する。この戦力の中でその指揮をする存在、人類の言うところの「改flagship」クラスと呼ばれる存在であることを即座に導き出した。
実際、此処まで戦ってきた中では奴らが1番性能が高かった。それでも全く苦戦してないが。
「さて、始めるか。」
"切り札"を制限しながら、他全ての兵装をフル展開、光と鉄の猛襲が牙を剥き、いつの間にか立場が逆転していた。
「― -・・、―! ―・&%$/?・-$#!?・・\?!?!――・・・。」
旗艦隊は、あっという間に狩られる側に追い立てられたにも関わらず何の迷いもなく向かっていく。
いくら人型であろうとも、所詮は戦うことだけの知能しか持たないこいつ等は"唯、目前の敵を倒す"という目的にしか脳がない。
「そらっ! おらぁっ!」
迫りくる駆逐艦を轢き潰し、鉄槍をぶっ放し、戦艦共を巨砲で吹き飛ばす。100隻近くいた艦隊は、交戦してから5分たらずで半数を切っていた。
「--・―!」
「来るか? そうこなくちゃあなぁ!!」
HIGHが冷めやらぬ内に、空母も輸送艦も残った全ての艦が突っ込んでいく。その光景に、"あの世界"の奴らの姿が重なって見えた。
「なかなか楽しませてもらった...」
最後の砲声が鳴り響く。黒煙が立ち込め、辺りは恐ろしいほどに静かになった。
幕が晴れ、黒く染まった戦地には1つの存在のみ。何も残ってはいなかった。
「やっとか...」
とうとうやって来た。この南極の地が、俺の領域になる。
「ここから始まる、全てが。」
"鋼鉄"としての戦いが、今まさに幕を開けた。
つくづく鋼鉄最新作について色々と語られていますが、自分もそれについて結構色々考えています。(その結果派生的にこの小説が出てしまった訳だが)
コマンダーオンラインがマジで出たら、凄いブームになりそう。(小並)