神々の遊びのせいでボッチ転生するはずが何故かおまけで神様もついてきた 作:鼻くそ丸
何がなんだか分からなくてぼーっと突っ立っていると、彼女に手を握られ結果的に無理やり連れていかれるという形になった。
この異世界に来た時もそうだったが話が読めないのだ。まさか一目惚れってわけでもないだろうに何故俺が城に招待されるのか分からない。
もしかしてこの国に入国した冒険者は皆こういった招待を受けているのか? それなら合点がいく。いや、俺ら以外にちゃんとした冒険者が居るかは定かではないがきっといるのであろう。
そう信じたい。
「招待の話は遠慮しておきます」これを何度言おうとして言葉を飲み込んだかわからない。この人がもし、というか確実に女王様なのだ。断ったら何が起きるかわからないから怖いのだ。。
時刻にして今は昼。朝から何も食べていない俺を分かってなのか偶々なのか、女王様に招待された部屋には豪華な食事が用意してあった。
グー と匂いにやられてお腹が鳴り席へと座らされる。いや、自分から座ったに等しいかもしれない。
っていうかなんで飯が用意してあるんだよ。これはどう見ても怪しいだろ。そう思う俺の心とは別に「どんどん食べてくれ」と女王様に言われた俺の体は既にフォークとナイフを手に取っていた。
「い、頂きます。」
大好物は先に食べるタイプの俺はステーキを口に頬張った。
「う……」
「う?」
「うめえええええええええええええええええ!!!!!」
こんなの初めて食べたと言っても過言ではないくらいには美味かった。
自分の家は裕福ではないものの貧乏ではないと自負しているつもりだ。
食べ始めて一時間は経っただろうか。思った以上に自体は深刻だった。言ってしまえば俺は『罠にはめられた』のだ。
気が付けば寝ていて起きた時には既にベットの上で結束されていた。手足ともとても頑固な鎖が括り付けられており今俺はいつ殺されるかわからない恐怖におびえていた。
これは、確実に、詰んだ。
「目が覚めましたか?」
初めて声をかけられた時のぶっきらぼうな雰囲気とは違いすぎて驚いたのもそうだがR-18の匂いがほのかにしたのである。
「ッ!」
いきなり腹の上に跨られて腹から空気が抜けていく。
「く、苦しいんだが」
聞こえるか聞こえないかの微かな声量で呟く。
どうやら彼女にそれは届いたようで、ニヤリと意味深な笑みを浮かべた彼女は言った。
「すぐに気持ちよくなりますよ。」
良いのか!? あんなことやこんなことされちゃって良いのか!?。否、確実に駄目である。
「いやいやなんでこんなことをするんだよ!」
「一目惚れしたんです。貴方に。」
「ファッ!?」
一目惚れはいいにしてもこれじゃあ多田野レイプ魔じゃないか。
彼女はローブをうまく脱がせないためかハサミのような物を持ち出してくる。
「んしょ、……。あ、あれ?」
だがローブは¨切れなかった¨。
俺は思い出す。神様によりこのローブはコーティングしてあると。でかした! と言いたいところだが下から捲ればそれが迫るのはすぐだ。
(ヤバいヤバいヤバい。どうする!?)
が、謎のこだわりで若干時間を食うレイプ魔。
この貰った僅かな時間。俺はいつどこにいても、俺が何をしているかも分かるという神様の助けを祈るほかはなかった。
「さぁ、いきますよ。多少痛いかもしれませんが我慢してくださいね。」
ディ〇ドを手に持つ彼女。
「いや、痛いから! せめてローションつけて! おい、聞けよ!」
彼女は笑顔だった。
「残念ながら持ち合わせておりません」
来るであろう激痛に身構える。
二秒、三秒、四秒。その激痛は来ることはなかった。何故ならーー
「またせたな。大丈夫か?」
半ケツ俺の目の前には神様がいた。神様は一瞬にして鎖を断ち、俗に言うお姫様抱っこで俺を持ち上げた。
「逃げるぞ。しっかり捕まっておけ。」
こうして俺たちは悔しそうなレイプ魔の絶叫を聞きながら城の窓から脱出したのであったーー。
◇
空を飛んでこの国から脱出した俺たち。結局、長い平原へと元通り。
一泊ぐらいはしたかったなぁ。
「助かったぜ神様。」
「へぇ、この方は神様って呼ばれているのですか。」
「なに言ってんだよ。お前のことーー」
声の主はあのレイプ魔だった。
「え、なんでおま、ここに!?」
えへへ、と笑って一言。
「¨テレポート¨という魔法を使いましたの。」
顔面蒼白。 神様の方をチラリと見るとこちらもニッコリ笑顔だった。
「あー……、つまり一生逃げらんないってこった。その……どんまい。」
え。
「あああああああああああああああ!!!!!!!!もうやだああああああああああああああああああああ」
「まぁ、そうおっしゃらないで。私の事は『セルフィ』とお呼びください。」
ここに神様、レイプ魔、転生者、と謎のパーティーが結成(?)された。
これからどうなってしまうのだろうかーー?