尖閣諸島決戦 VS中国軍【空母いぶき】   作:カカシ

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覚悟を決め・・・戦場へ


第十四章 撃沈

数時間前

沖縄那覇港

 

補給士官「搭載兵器は89式魚雷、ハープーン、トマホークの各50基・・・」

 

山中「よろしくお願いします」

 

海江田「・・・・米軍は何も言ってこないか」

 

山中「はい、コメントもなにもしません」

 

海江田「・・・・軍事プロセスがアジアより後退したのは本当だったようだな・・・・」

 

内海「艦長、横須賀JTFからで」

 

内海「「補給次第、第5護衛隊群に合流せよ」とのこと」

 

海江田「了解したと伝えろ」

 

内海「は!」

 

 

22時

新波(中国北海艦隊旗艦空母「広東」は、15機による反撃の構えを崩さず)

 

新波(距離を保ちつつ、第5護衛隊群、空自基地航空隊にプレッシャーをかけ続けている)

 

新波(その状況下で我々自衛隊は第一目標である航空優勢を確保せねばならない)

 

新波(明朝0300決行の上陸作戦支援に向け、宮古・多良間沖へ向かっているが・・・)

 

新波(多良間島沖合に障害がある!中国海軍の洋上艦2隻)

 

新波(情報では依然パトロールを続行しているのだ)

 

通信『CICより艦橋へ、副長、涌井群司令がお呼びです』

 

通信『至急CICまで起こしください』

 

新波(来たか・・・・)

 

新波「船務長、ここを頼む」

 

船務長「は!」

 

新波(向こうはAWACSがやられレーダー機能が落ちているが哨戒活動活動をやめていない)

 

新波(戦闘意欲を保持したまま・・・どう対応するべきか)

 

新波(・・・・やはり)

 

新波(答えは1つしか無い!)

 

 

いぶきCIC

 

涌井「中国海軍のフリゲート、駆逐艦は、現在多良間島北20キロの沖合いにあり、15ノットの速力で東に向かっている」

 

涌井「航空優勢が危うくなったら離脱すると思ったが、海上には意地でも張り付かせておく気だ」

 

涌井「052A型駆逐艦「哈爾浜」と053H3型フリゲート「洛陽」」

 

涌井「両艦とも対艦ミサイル発射筒を2基ずつ備えておる、こいつが目障りでな」

 

涌井「本艦のF-35は空自の基地航空隊と共同でパトロール中のため手一杯だ」

 

涌井「第2護衛隊群の上陸作戦開始までには、この対艦ミサイルを無力化せねばならない」

 

涌井「どうする、新浪二佐」

 

新波(なにをするって・・決まっているじゃないですか)

 

新波(すでに「やまと」により我々は潜水艦を1隻沈めてるんです・・・取れる行動は・・・)

 

新波「わが方がとれる作戦としては・・・・」

 

新波「DDG「ちょうかい」「みらい」を先行させ同艦の対艦ミサイル「ハープーン」で撃沈すべきです!」

 

涌井「乗員と共に沈める・・・か」

 

新波「は!やむを得ないかと!」

 

新波「水陸機動団の多良間島上陸作戦にとって、最大の障害は同島及び哨戒艦の対艦ミサイルです!」

 

新波「これを潰さない限り作戦成功は望めません!」

 

涌井「だが新波二佐、我々の目標はその対艦ミサイルを無力化することであって」

 

涌井「撃沈ではない」

 

新波「無論、殺戮が目的ではありません」

 

新波「作戦遂行にあたり、上陸隊員のリスク・・・・」

 

ジリリリリッ

 

突然警報が鳴り響く

 

通信「早期警戒管制機より報告!」

 

涌井「何事だ!」

 

通信「こちらに艦隊が向かっています!駆逐艦2隻!フリゲート3隻!」

 

涌井「なんだと!?情報では哨戒中なのはフリゲートと駆逐艦の各一隻では」

 

通信「どうやら後方からやってきた模様です!」

 

通信「艦影からみて053H3型フリゲート1隻!054A型フリゲート2隻!052A型駆逐艦1隻!052D型駆逐艦1隻!」

 

涌井「全艦対空戦闘用意!」

 

4月28日

22時50分

053H3型フリゲート「洛陽」

054A型フリゲート「常州」・「益陽」

052A型駆逐艦「哈爾浜」

052D型駆逐艦「長沙」

この5隻が第5護衛隊群に戦いを挑んだ

 

22時55分

 

一の瀬「ふはあああああ・・・」

 

一の瀬「上陸作戦はいつごろになるのだか・・・・」

 

一の瀬「沢崎の野郎に・・・・聞いたって何になるんだか・・・」

 

一の瀬「結局載せられない・・・・利敵行為になりかねんからな」

 

一の瀬「腹減ったな・・・買いだめのカップメン食うか」

 

 

23時

宮古島北東

 

電測員「敵艦隊、依然こちらに向かっています!」

 

新波「艦長、先制攻撃を!」

 

涌井「・・・・・」

 

新波「艦長!」

 

秋津「・・・・・」

 

電測員「敵、対艦ミサイル発射!全部で5基です!」

 

涌井「対空ミサイル発射!」

 

 

菊池「SM-2攻撃初め!」

 

青梅「サルボー!」

 

梅津「・・・・・」

 

 

電測員「「ちょうかい」「みらい」「あたご」の対空ミサイル命中!撃ち漏らし無し!」

 

新波「対艦ミサイルで十分撃沈可能です!」

 

新波「やらなければやられます!」

 

涌井「・・・・・・・」

 

 

「たつなみ」

 

深町「上がドンパチやりはじめたか・・・・魚雷を撃ち込むぞ!」

 

速水「ま、待ってください!」

 

深町「上のやつらが根性無しなら俺らが撃ち込むしか無いだろ」

 

速水「ですが・・・・」

 

深町「一番二番魚雷発射用意!」

 

速水「もう知りませんよ・・・・」

 

 

「けんりゅう」

 

ソナー手「たつなみ、魚雷発射管開門!」

 

滝「こっちも魚雷発射だ!」

 

副長「や、やる気ですか!?」

 

滝「ああ!」

 

 

 

「いぶき」

 

水測員「!?「けんりゅう」「たつなみ」魚雷発射!」

 

水測員「敵艦に向かっています!」

 

涌井「なに!?」

 

新波「・・・・やらなければ・・・やられます」

 

秋津「・・・・・」

 

涌井(・・・・・・・・・)

 

涌井「覚悟を決めるしか、ないようだな」

 

涌井「全艦に次ぐ!対艦ミサイルの発射を許可する!」

 

新波「!」

 

秋津「・・・・」

 

 

榎本「ハープーン、発射用意よし!」

 

菊池「うちーかたはじめ!」

 

 

 

 

駆逐艦「長沙」

 

電探員「敵、対艦誘導弾発射!」

 

水測員「魚雷発射確認!」

 

砲雷長「魚雷にはデコイを、対艦ミサイルにはHQ-9対空ミサイル発射!」

 

 

 

空自下地島空港

 

管制「現在、第5護衛隊群が敵駆逐艦隊と交戦中!F-2Aの第2飛行隊はASM-2装備の上緊急発進し援護せよ!」

 

管制「繰り返す、緊急発進せよ!」

 

エコー1<<エコー1、テイクオフ>>

 

エコー3<<エコー3、テイクオフ>>

 

 

 

 

電測員「下地島空港より、F-2発進!」

 

秋津「・・・・・・覚悟を決めたようだな」

 

新波「第二波対艦ミサイル発射!」

 

エコー1<<ターゲット、敵フリゲート「常州」・「益陽」!>>

 

エコー1<<fire!>>

 

 

駆逐艦「長沙」

 

電測員「敵ミサイル発射!12!」

 

電測員「航空機からも発射されている模様!」

 

砲雷長「全て迎撃しろ!」

 

砲雷長「対空ミサイル発射!」

 

運用員「駄目です、全て迎撃しきれません!」

 

砲雷長「主砲発射用意!」

 

運用員「発射!」

 

砲雷長「CIWS、近SAM発射!」

 

運用員「発射!」

 

 

駆逐艦「哈爾浜」

 

運用員「対空ミサイル、底をつきました!」

 

運用員「これでは迎撃できません!」

 

砲雷長「主砲、CIWS、攻撃初め!」

 

運用員「駄目です!間に合いません!」

 

運用員「直撃します!」

 

砲雷長「!」

 

 

 

 

電測員「F-2搭載対艦ミサイル「哈爾浜」に命中!」

 

電測員「「ちょうかい」対艦ミサイル、「洛陽」に命中!」

 

電測員「「みらい」対艦ミサイル、「益陽」に命中!」

 

電測員「「さざなみ」対艦ミサイル、「常州」に命中!」

 

電測員「ともに撃沈!残り「長沙」!」

 

涌井「流石中国版イージスと言われる艦だ・・・・ミサイルを全て撃ち落としたか」

 

水測員「「たつなみ」、魚雷発射!」

 

涌井「・・・・・これで最後か・・・・」

 

 

水測員「魚雷発射確認!」

 

艦長「マスカー投下!回避せよ!」

 

水測員「了解!・・・・・・マスカー投下!」

 

マスカーを投下するが・・・・

 

水測員「駄目です!撹乱しません!」

 

砲雷長「なに!?」

 

水測員「命中します!」

 

艦長「・・・・ゴクリ」

 

 

 

 

電測員「「長沙」撃沈!」

 

通信「早期警戒機からの報告!多良間島から中国側の救難ヘリコプターの発進を確認!」

 

涌井「あちらさんが・・・・か」

 

涌井「戦闘止め!」

 

通信「戦闘止め!」

 

 

 

 

秋津「良かったですね、副長の作戦が結果的に成功して」

 

新波「・・・・・艦長はどう提案するつもりだったんですか?」

 

秋津「あのままパトロール艦がこちらに来なければ「ちょうかい」を先行させ艦砲射撃による無力化を考えていたのですが・・・こうなってしまったからには仕方がありません」

 

新波「・・・・・・そうですか」

 

 

 

「やまと」

 

溝口「・・・・中国艦隊、撃沈したようです」

 

海江田「銃を持っても撃てない国・・・・・それではなくなったようだな」

 

海江田「自衛隊も覚悟を決めた・・・・か」

 

海江田「我々も向かうぞ、機関始動」

 

山中「は!」

 

続く

 

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