尖閣諸島決戦 VS中国軍【空母いぶき】 作:カカシ
そして円卓の鬼神も登場
護衛戦闘機なしでも多分こいつらなら大丈夫だ
18:30
北緯24度08分
東経143度52分
洋上
護衛艦「みらい」
角松「戦闘糧食か・・・・」
菊池「海上警備行動発令後は総員配置だからな」
角松「俺はこれだけじゃ足りないな・・・」
菊池「・・・・やらないぞ?」
角松「冗談だ、菊池」
角松「しかし、あの「いぶき」の秋津艦長が涌井群司令に先制攻撃をやれって迫ったらしいな」
菊池「ああ、涌井群司令が止めたようだが・・・あのまま押し切られればやらざるを得なかったかもな」
角松「・・・・やらなければやられる・・・・確かにそうだが」
角松「俺達にはその覚悟ができるのか?」
菊池「・・・・・さあな」
菊池「ただ、命令されたらやりますよ、角松副長」
護衛艦「いぶき」内
秋津「会見で総理が言っていたように、我々もあらゆる事態を想定して対応する覚悟が必要だ」
秋津「艦隊は明後日の夜、目標海域に到達する」
秋津「当海域は制海権はもちろん、制空権も中国軍にある」
秋津「現場では何が起こるかわからぬ」
秋津「そこで淵上航空団司令」
淵上「は!」
秋津「只今から艦長権限で夜間離発着訓練を行う」
淵上「は!今から!?」
秋津「スクランブル指令から発艦まで4分を切ってもらいたい」
秋津「恐らく中国軍が監視しているだろう、彼らにわが航空団の腕を見せておきたい」
淵上「は!」
パイロット待機室
ジリリリリッ
迫水「スクランブルだ!」
淵上『只今より夜間離発着訓練を行う!この訓練が艦長命令であることを心せよ!』
甲板員「アルバトロス1、OK!」
管制員「GO!」
次々といぶきから艦載機が発艦する
4月26日
05:30
東京
プルルルルルルッ
沢崎「はい、沢崎!」
沢崎「・・・・中国外交部に記者会見の動きですか!?」
一の瀬「おうこちら東都新聞の・・・沢崎じゃねえか!」
一の瀬「なに?会見だと!?」
沢崎「ああ」
一の瀬「現地時間午前七時で日本は八時!」
一の瀬「ちょうど通勤ラッシュの時間だぞ、こいつは混乱するぜ」
一の瀬「そいつを狙ったかもしれんな」
総理官邸
石渡「総理、あと30分で中継が始まります!」
垂水「官房長官、中継が終了したら一時間後に国家安全保障会議を招集する!」
石渡「はっ!」
男性1「おい!始まるぞ!」
男性2「ワンセグ起動っと」
ピッ
中国外交部部長「我が政府は、昨日4月25日」
中国外交部部長「固有の領土である魚釣島を実効支配したことを宣言する」
中国外交部部長「だが我々は戦争を望んでいない」
中国外交部部長「現在、魚釣島周辺の日本領多良間島、与那国島を占領しているが」
中国外交部部長「速やかに日本側に引き渡す用意がある」
中国外交部部長「そのため、我が政府は日本政府と協議することを希望する」
中国外交部「繰り返すが、我々は戦争を望んでおらず、琉球・九州まで戦線を拡大する意図はない」
新聞記者「中国政府が日本への軍事侵攻を認めたぞ!」
デスク「多良間島、与那国島は返すつもりか・・・嘘ではないといいが」
一の瀬「・・・・・・おい、沢崎」
一の瀬「中国は短期決戦を目指している、間違いない」
一の瀬「外交で領土を取り返せると思うか?」
沢崎「いや・・・あの国がタダで返すと思うか?」
沢崎「絶対に交換条件を出してくる・・・・・」
一の瀬「その条件が尖閣領有だったとしても」
一の瀬「日本は自衛隊を派遣せずに外交で済ませられるのか?」
沢崎「わからん、そのときは戦争になるかもしれん・・・・」
総理官邸
垂水「官房長官、あらゆる外交ルートを使って領土の返還協議を!粘り強く交渉を続けてもらいたい!」
石渡「はっ!」
中国外交部声明から一時間後
09:20
総理官邸において
総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣、財務大臣、国土交通大臣、国家公安委員長による国家安全保障会議が開催された
沖「国土を侵略された国家存立の危機、あらゆる力を動員し奪還を計るべきかと」
外務大臣「問題は占領されている多良間島、与那国島です」
外務大臣「中国政府は戦争を望まず、返還交渉に応じると言いました」
外務大臣「ですがこれだけの軍事行動に出た以上、無償で変換するとは思えません」
外務大臣「何らかの交換条件を提示するものと思われます」
外務大臣「考えられる条件として、現在占拠中の尖閣諸島の領有です!」
垂水「・・・・・私は領土と国民の安全の両方を守る」
垂水「どちらも失うつもりはない!」
垂水「占領されている領土返還交渉を粘り強く続ける」
垂水「だが、武力奪還も視野に入れるつもりだ」
石渡「では、防衛出動を?」
垂水「その前にやらなければならないことがある」
垂水「戦争を望まないという中国政府の言葉を少しは信じたい」
垂水「中国政府国家主席と私自身が直接話す!」
垂水「急ぎ、北京とホットラインを」
石渡「はっ!」
同時刻
宮古島上空
ガルム2<<ガルム2より、那覇基地へ>>
ガルム2<<現在ガルム1と共に宮古島上空を通過>>
ガルム1<<・・・・>>
傭兵のエース「ガルム1」と「ガルム2」は中国軍に占領されている多良間島の偵察をするため多良間島上空に向かっている
乗機は愛用のF-15ではなくステルス戦闘機のF-35Aの武装を解除しカメラ搭載の偵察ポッドを搭載した簡易偵察機型である
なお本来ならRF-4Eによる偵察任務であるがRF-4Eはステルスでないため発見されやすくその上制空権を中国に取られており危険であるため乗機は最新鋭のF-35Aに偵察ポッドを搭載したものとし、パイロットは外部の傭兵であるが腕に問題はないガルム隊に任務を行わせることとなった
基地司令<<こちら那覇基地司令、こんな危険な任務を傭兵の君達にやらせてすまないな>>
ガルム2<<その代わり、報酬はたっぷり用意しろよ?>>
基地司令<<互いが無事であればな>>
ガルム2<<お財布握りしめて待ってろよ>>
ガルム1<<・・・・・>>
基地司令<<しかし君の隊長を無口だね>>
ガルム2<<相棒は任務中のときは必要以上のことは話さない、だが日常もあまり話さないな>>
基地司令<<なるほど・・・>>
基地司令<<では無駄話はそこら辺にしよう、再度作戦を確認する>>
基地司令<<中国軍は多良間島上陸後輸送機などを使い空挺戦車や地対空ミサイルを多良間島の空港などに配備した模様だ>>
基地司令<<君達にはその兵器達を撮影しこちらに転送してもらいたい>>
基地司令<<なお中国の戦闘機が現れた場合、直ちに帰還せよ>>
基地司令<<武装がない君達ではたとえエースでも戦うのは無理だ>>
ガルム2<<当然だな・・・・>>
ガルム1<<・・・・・・>>
ガルム2<<・・・・・よし見えてきたな>>
多良間島が見えてきた
ガルム2<<遠目で見ると変わらんな・・・・占領されているようには見えん>>
ダッグ1<<こちら早期警戒機、タッグ1>>
ダッグ1<<こちらでは中国戦闘機を探知していない、そちらではどうだ?>>
ガルム2<<こちらも探知できない、気味が悪いほど綺麗だ>>
ダッグ1<<了解した、こちらでも捜索を続ける>>
ガルム2<<よし、手分けしてやろう>>
ガルム1<<・・・・コクリ>>
中国人民解放軍北海艦隊旗艦
空母「広東」
通信員「現場の多良間上陸部隊より報告!」
通信員「上空に日本空軍らしき偵察機を確認したとのこと!」
劉「なに!?上空の早期警戒機と戦闘機はなにをやっているんだ!」
劉長龍
空母「広東」艦長
階級 大校
通信員「どうやら相手の偵察機は最新鋭のステルス機の模様で・・・ただの小鳥と勘違いした模様です・・・」
劉「小鳥がマッハで飛べるものか!今すぐ艦載機を上げろ!」
広東より次々と発艦するステルス戦闘機の殲20
ガルム2<<よし、こっちは終わった>>
ガルム2<<相棒は?>>
ガルム1<<・・・・・コクリ>>
ガルム2<<よし、こちらガルム2、偵察任務完了だ>>
基地司令<<データに異常はなし、よくやった>>
基地司令<<すぐに帰還してくれ>>
ガルム2<<了解だ、帰って一休みしたいものだが・・・・>>
ダッグ1<<こちら、ダッグ1!空母「広東」から多数の艦載機が発艦しこちらに急速に向かっている模様です!>>
ダッグ1<<その数10機です!>>
ガルム2<<こっちは丸腰だ、すぐに帰還するぞ相棒>>
ガルム1<<・・・・・コクリ>>
中国艦載機パイロット<<こちら中国空軍、日本軍機に警告する!>>
ガルム2<<意外と早かったな、相棒>>
ガルム1<<・・・・・>>
中国艦載機パイロット<<多良間島上空の飛行は許可しない!>>
中国艦載機パイロット<<直ちに我々の指示に従い空港に着陸せよ!>>
ガルム2<<どっちが悪いんだか・・・・おっと>>
威嚇射撃をする中国艦載機「殲20」
ガルム2<<威嚇射撃か・・・・よし、相棒>>
ガルム1<<・・・・・コクリ>>
中国艦載機パイロット<<発射!>>
殲20はミサイルを発射するが
ガルム2<<チャフとフレアをありったけ撒け!>>
ガルム1<<・・・・・>>カチッ
ガルム1、2の乗機よりチャフとフレアが撒かれる
ガルム2<<いくぞ!>>
ガルム1<<・・・・・コクリ>>
アフターバーナーを全開にし、急速に離脱するガルム1、2
中国艦載機パイロット<<ゆ、誘導弾が・・・・・畜生!逃げられた!>>
宮古島上空
ガルム2<<危なかったな相棒>>
ガルム1<<・・・・・>>
基地司令<<こちら基地司令、危なかったな>>
ガルム2<<ガルム2より基地司令へ、アフターバーナー展開により燃料が空寸前だ、下地島空港での給油か空中給油機を回してくれ>>
基地司令<<了解だ、下地島への着陸を許可する>>
ガルム2<<了解した・・・・相棒、まだ生きてるか?>>
ガルム1<<・・・・・>>
東京
総理官邸
沖「総理!航空自衛隊那覇基地より報告です!」
垂水「なに!?」
沖「本日09:45時ごろ、偵察任務完了後直後に中国戦闘機がスクランブルしミサイルをこちらの偵察ポッド搭載のF-35A二機にミサイルを発射した模様です!」
沖「幸い、チャフフレアによる妨害が成功し、偵察機の二機はアフターバーナー展開による高速で上空を離脱」
沖「現在は下地島空港で給油を受けています!」
石渡「不幸中の幸いでしたな、総理」
垂水「だが・・・先島諸島の海域及び空域は戦場ということか・・・」
垂水「・・・・・・・防衛大臣」
沖「は!」
垂水「内閣総理大臣として全閣僚の同意を得、陸海空自衛隊の全部隊に対し「防衛出動」を命ず!」
沖「了解しました!」
垂水「隊員に伝えてもらいたい、我々は日本国国民の生命と財産・・・そして領土を全力で守る」
垂水「いかなる状況においても私「垂水慶一郎」は自衛隊最高司令官として」
垂水「陸海空自衛隊員と共にある・・・と」
20XY年
4月26日
10:50
自衛隊創設以来初
そして日本初となる
対領土侵攻国の「防衛出動」が発せられた
護衛艦「いぶき」
新波「防衛出動・・・・・」
涌井「いよいよ・・・だな」
新波「今まで対怪獣の「防衛出動」は度々発令されていましたが」
新波「本来の対領土侵攻国の「防衛出動」はこれが初です」
涌井「五分後、艦隊全艦に「防衛出動」の伝達を行うと伝えてくれ」
新波「は!」
護衛艦「みらい」
梅津「ついに「防衛出動」・・・・か」
菊池「いよいよです、艦長」
梅津「ああ・・・我々は引き金を引かなければならん」
梅津「どんな状況で遭っても迷うな・・・・・肝に銘じておいてくれ」
菊池「・・・・了解です」
潜水艦「たつなみ」
深町「ついに「防衛出動」が出たか」
速水「はい、総理も覚悟を決めたようです」
深町「総理を少し見直したな・・・・あり一匹分くらいだが」
南波「手厳しいですな、艦長」
深町「あったりまえだ、本来なら防衛出動をポンっと出せるようにだな・・・・」
速水「そんなポンポン出せるわけないでしょう、特例の対怪獣防衛出動ならともかく」
速水「本来の対領土侵攻国の防衛出動なんですから」
深町「おい、マイク貸せ」
渡瀬「は、はい!」
深町『こちら艦長の深町だ』
深町『先程伝達した通り、今まで発令されたことのない対領土侵攻国の防衛出動が発令された』
深町『撃つ時少しは迷うかもしれないが、ここは海の中だ』
深町『一発でも魚雷が当たればそこで死ぬ』
深町『これは絶対に頭に叩き込め、そして』
深町『いつもの訓練通りやればいいんだ、いいな?』
一同「おう!」
深町『よしいいな、俺からは以上だ』
続く