尖閣諸島決戦 VS中国軍【空母いぶき】   作:カカシ

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今回、他作品キャラに少し前に出てもらいました・・・・
口調に自信ないので「ん?」となった場合はすぐに作者にご一報ください


第八章 自衛隊

4月27日

午前五時五分頃

東京

総理官邸

 

垂水「中国軍機を撃墜・・・か」

 

垂水「第5護衛隊群に損害はなかったのだな?」

 

沖「はい、中国軍機の対艦ミサイルは全て撃墜」

 

沖「艦隊は中国機体捜索活動をしながら補給、給油作業中であり、完了後、先島諸島海域に向かうとのこと」

 

石渡「問題は、撃墜した殲20とその操縦士です。」

 

石渡「捜索中ですが、恐らく死亡した模様・・・」

 

石渡「恐らく中国側は公表しないと考えられます」

 

垂水「・・・・我々は公表せねばならぬな」

 

石渡「ですが!これを公表すれば国民に相当な不安と衝撃を与えます!」

 

垂水「・・・・大切なことは政府の対応への国民の理解と支持だ」

 

垂水「公表しなければ・・・我々は逃げたことになる、物事から・・・・国民からな」

 

垂水「官房長官、防衛大臣、我々は現実を直視しなければならないのだ」

 

石渡「・・・・・」

 

沖「・・・・・」

 

 

 

築地

ガード下の大衆食堂

 

一の瀬「しかしまあ新聞の論調も真っ二つだな・・・・」

 

一の瀬「たく、この新聞なんか政府にベッタリじゃねえか・・・・」

 

一の瀬「おっと、うどんが伸びてしまう」ズルルルッ

 

テレビアナウンサー『ではここで防衛大臣の緊急発表をお送りします』

 

一の瀬「ん?」

 

沖『本日午前二時頃、沖大東島海域にて給油中の海上自衛隊第5護衛隊群に対し、中国軍機の攻撃があり、護衛隊群はこれを撃退しました』

 

沖『なおその際、低空侵入で不意打ちを狙おうとした中国軍機一機を撃墜したとの報告です』

 

「なに!?やばいじゃねえか!」

 

「おいおい!こりゃもう戦争だぞ!」

 

一の瀬「「いぶき」が!?」

 

「そうなったら中国のミサイル飛んで来るんじゃねえのか?弾道ミサイルってやつが」

 

「この築地らへんヤバイだろ!中心部近いし!」

 

「急いで家族疎開させないと・・・ってもしかしたら疎開先が攻撃されるかも・・・」

 

「逃げ場なんてほぼ無いぞ、日本には!」

 

プルルルルルルッ

 

一の瀬「はい、一の瀬!あっデスク!」

 

一の瀬「官房長官の緊急会見が8時から!」

 

一の瀬「わかりました、すぐに向かいます!」

 

一の瀬(こりゃネットも炎上どころか大惨事だな・・・)

 

片桐「一の瀬さん、お待たせしたッス!」

 

一の瀬「おう、片桐か、今から官邸に行くぞ!」

 

片桐「え?一の瀬さん飯奢ってくれるんじゃ・・・・」

 

一の瀬「状況が変わった!行くぞ!」

 

 

 

国会議事堂前

 

デモ隊メンバー「戦争を許すな!」

 

デモ隊メンバー2「ふざけるな!戦争しなければ領土など奪還できん!」

 

デモ隊メンバー「なんだと!お前はここを血の海にしたいのか!?」

 

デモ隊メンバー2「やんのか!?」

 

警察「そこのデモ隊、落ち着きなさい!」

 

デモ隊メンバー3「我が国の主権を守れ!中国を追い出せ!」

 

 

一の瀬(いついかなるときも戦争が起こる時は)

 

一の瀬(防衛の口実によって起こる)

 

一の瀬(それは有史以前からの人類の歴史が証明する!)

 

片桐「凄いデモ隊ですね・・・・」

 

一の瀬「ああ・・・・」

 

総理官邸

 

一の瀬「お!沢崎!」

 

沢崎「一の瀬・・・」

 

一の瀬「いよいよ戦闘が始まったな、中国人パイロットは死亡か?」

 

沢崎「現在捜索中だ」

 

一の瀬「何言ってやがる!報道に中立なんかあるか!」

 

一の瀬「追従か批判かだ!」

 

一の瀬「政府発表だけ垂れ流すんならジャーナリストはいらねえよ!」」

 

一の瀬「お前も言ってやれ!片桐!」

 

片桐「・・・・・戦ってる「みらい」の人たちや他の護衛艦の乗員達に恥ずかしくないんですか!一の瀬さん!」

 

一の瀬「な!?」

 

片桐「今もこうしている間に第5護衛隊群の人達が戦っているのに一の瀬さんは自衛隊を信じずに批判ばかり」

 

片桐「今批判して「いぶき」を潰したところで何が変わるんです?中国空母2隻が尖閣諸島の海域を乗っ取り、多良間、与那国は空挺、海兵により占領されたままなんですよ!」

 

一の瀬「そのために外務省が・・・」

 

片桐「外交だけで物事が解決するなら軍や自衛隊はなんで存在するんですか?」

 

一の瀬「それは・・・」

 

片桐「侵略国から領土を守るためです、そのために自衛隊は日々訓練しているんです」

 

片桐「リムバックの演習の時に「みらい」を取材させてもらった時、乗員の皆さんは一生懸命でした」

 

片桐「「この人達になら日本の防衛を任せられる!」ってくらい・・・・」

 

片桐「一の瀬さんも自衛隊を信じてあげてください・・・・それだけです」

 

一の瀬「・・・・・・・・ふんっ」

 

沢崎「・・・・・・」

 

 

 

 

石渡「今朝、防衛大臣が発表した通り」

 

石渡「本日未明、海上自衛隊に対する中国軍機の攻撃がありましたことをお伝えします」

 

新聞記者「官房長官!中国軍機の撃墜は明瞭なる交戦であり武力行使であるはずだ!」

 

新聞記者「お忘れですか!日本国憲法第九条、国権の発動たる戦争」

 

新聞記者「武力による威嚇又は武力行使は国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する!」

 

新聞記者2「そうだ!交戦権は憲法に認められていない!」

 

新聞記者3「政府は憲法を犯しているのではないのか!?」

 

雑誌記者「そもそも自衛隊の存在が憲法に違反している!」

 

雑誌記者2「何故在日米軍に頼らないのか!?」

 

警備員「静粛にしてください!」

 

雑誌記者3「政府は戦争をやりたいのか!?」

 

石渡「我が国は今、不当な侵略を受けているのです」

 

テレビ記者「なら何のための外務省だ!」

 

石渡「中国機撃墜は交戦権ではなく、憲法に定められた自衛のための戦闘です」

 

石渡「我が国が自衛権を行使して、相手国兵力の殺傷と破壊を行う場合」

 

石渡「外見上は同じ殺傷と破壊であったとしても・・・それは交戦権の行使とは別のものです!」

 

石渡「ただし、相手国の領土占領など、自衛において必要最小限度を超えられるものは認められない」

 

石渡「我が政府はこれを厳守するつもりでいます!」

 

石渡「これは自衛にためのやむを得ぬ戦闘です」

 

一の瀬(・・・・・俺は何をやっているんだ)

 

一の瀬(たとえここで質問して政府を問い詰めても)

 

一の瀬(領土占領されていることに変わりはない・・・・)

 

一の瀬(というより・・・・冷静に考えれば俺達は中国に踊らされていたんじゃないのか?)

 

一の瀬(自衛隊を信じる・・・か)

 

一の瀬(初歩的なことをあいつに気付かされるとはな・・・・)

 

一の瀬(・・・・・・)

 

一の瀬「官房長官にお聞きする」

 

石渡「・・・・」

 

一の瀬「もし、中国軍が戦闘をエスカレートして東京にミサイルをばらまいてくることになったら」

 

一の瀬「自衛隊は・・・・本当に俺達を守ってくれるのか?」

 

石渡「はい、自衛隊は全国民を必ず守ります」

 

一の瀬「・・・・・質問は以上だ」

 

ガヤガヤガヤ

 

「おいおい、東都新聞の一の瀬があんな質問だけで終わらせたぞ!」

 

「天地でもひっくり返るんじゃねえのか?」

 

片桐「・・・・・・」クイッ

 

帽子を深くかぶる片桐

 

石渡「どうか、国民の皆さんは流言飛語に惑わされることなく、政府を信頼して行動していただきたい!」

 

 

 

護衛艦「いぶき」

 

甲板員「着艦準備完了!」

 

管制官<<こちら管制、着艦を許可する>>

 

ガルム2<<了解、たく・・・垂直着艦は慣れないな相棒>>

 

ガルム1<<・・・・・>>

 

 

 

 

新波「艦長、あのパイロットは?」

 

秋津「・・・・・かつてとある空域で敵の戦闘機をたった二機で全て撃墜した円卓の鬼神と片羽の妖精」

 

秋津「ガルム1とガルム2だ」

 

コンコン

 

新波「どうぞ」

 

フォルク「失礼します」

 

秋津「・・・・・私はこのいぶき艦長の秋津一佐です」

 

フォルク「俺はラリーフォルク、階級はここでは一尉だ」

 

フォルク「TACネームはピクシーだ」

 

フォルク「でこの隣にいるのは俺の相棒・・・・・で階級は俺と同じ一尉」

 

フォルク「TACネームはサイファー」

 

サイファー「・・・・・」

 

フォルク「本日より第92航空団に配属となった、よろしく頼む」

 

秋津「ああ、片羽と鬼神の実力・・・・ここでも発揮してもらいたい」

 

フォルク「お手柔らかに頼む」

 

渕上「では、第92航空団の控室に案内します」

 

 

 

 

柿沼「・・・・・」

 

フォルク「なにやってんだ?お前は」

 

柿沼「あ、あなたは!?」

 

フォルク「今日から配属されたガルム隊の二番機、ラリーフォルクだ」

 

柿沼「え!?」

 

フォルク「それより、その写真は・・・・」

 

柿沼「は、はい!妻と子の写真です」

 

柿沼「もし次に出撃するときに迷わないためのお守りとして持っていくつもりです・・・」

 

フォルク「・・・・貸せ」

 

柿沼「え?・・・・・・あ!」

 

柿沼が持っていた妻子の写真をピクシーが奪い取り、そのまま破り捨ててしまった

 

柿沼「な、なにするんですか!」

 

フォルク「いいか、妻子の写真なんか持ってったら、迷わないどころか迷いが増えるぞ」

 

フォルク「そしてもし妻子のことを考えている隙に敵に攻撃されたらどうする?」

 

柿沼「それは・・・・」

 

フォルク「いいか戦場に妻子のことなんか持ってくるな、目の前の敵に集中しろ」

 

フォルク「いいな?」

 

柿沼「・・・・は、はい!」

 

 

 

新波「しかし、外部の傭兵をこの空母に乗せるなんて・・・・信用できるんですか?艦長」

 

秋津「・・・・・・背中を刺されたらそれまでだ」

 

秋津「だがあの二人はそんなことはしない、空を飛ぶこと以外のことは素人さ」

 

秋津「私みたいにな」

 

新波「そうですか・・・・」

 

 

通信員「そ、早期警戒管制機からの報告です!」

 

涌井「何事だ!」

 

通信員「中国海軍空母「広東」から複数の艦載機が発艦した模様です!」

 

涌井「なに!?」

 

続く

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