第二話 ここ以外の世界
天界は意外と静かで綺麗なところだった。
俺のイメージでは、雲があって白いところかと思っていたが…
自分が立つ足場はなく、青い海的なのが永遠と続いていた。
いやマジでキレイ!
「さぁ、始めようか」
いや待って許可だしてなi(ry
結局、強制的に力が俺に渡された。
あぁ、面倒だ。1000年生きろって途中で死にたくなりそう。(1000年の間は不老不死)
まぁ、生きるしかないし、死ぬ理由もないし…
とりあえず、家に戻りますか…
「おっと、説明を忘れるところだった」
神は言った。
「とりあえず聞いてくれ。命にかかわる可能性があるんでな。」
「……」
「君の住んでいる世界、『third』(サード)。そう、三番目の世界だ。」
『third』(サード)
神も言ったように【第三のもの。三番目。】という意味。でも神と天界とか出てきてるから、正直驚けない。
「だからどうした?第三の世界だったとしても、俺としてはどうだって…」
「ところがそうでもない。」
そういうと、映像らしきものを出してきた。
読んでみると…
【first】(ファースト)『神界』
始祖の神が創った世界の一つ。神が住む世界。『神界』は「創界」と「破界」の二つ分かれていて、この二つの世界は対立している。
【second】(セカンド)『魔界』
始祖の神が創った世界の一つと思われる。ちなみに魔界の『魔王』と『神々』は対立している。
【third】(サード)『地球』
始祖の神が創った世界の一つ。しかし、始祖の神は地球ができるように、運命を創った。地球ができたのは、『魔界』ができてからと思われる。ここでは『地球』となっているが、『third』は『地上がある惑星すべて(神界、魔界は除く)』を指す。
【fourth】(フォース)『天界』
創造神が創った世界。天使たちが住む世界で、神が遊びに来たりする。神の護衛などが主な仕事。その報酬で生活している。また、神が従者にして生活する天使もいる。
「…」
「ここで注目してほしいのは、『魔界』と『破界』だ」
なんとなくイメージはついた。
つまり、破界の神様たちと、魔界のところの魔王さんは敵で、天界には自由に遊びに行けたりするわけか。
「それで俺は命を狙われると?」
「いや、ただ単に殺しにかかる訳でもないようだ。破界、魔界の考えは、人類を消し飛ばし、創造の力で自分たちの世界を作り直そうとしている。」
「自分の自由に世界を創り直すということか…」
「きっといろんな力を持つ神がお前を捕まえに来るだろう。」
「待て待て、俺はこの力を手に入れて数分。敵は慣れて襲ってくるだろ?どうすれば?」
そういうと彼はニヤリと口角を上げて
「まぁ落ち着きたまえ。ちゃんと天界の説明を読んだか?」
………
「あ、あぁ。なるほど…」
「読んでないんだなw」
「まぁ、町があっちにあるから見ながら従者を選ぶとよいw」
最後の「w」にムカついたが、守ってくれないと確かにまずい気はする。
結局、1ヵ月かけて見てきたが、良さそうな天使はいないな。
「そろそろ帰るか」
と言って曲がり角でぶつかった。そう、よくあるアレだ。運命の出会い的なアレ。
「キャッ」
うん、案の定、ぶつかって予想通りの言葉が来た。
予想通りだったとしても、このままでは相手側が倒れてしまうので、腕を握って阻止した。
「あ、ありがとうございます…」
赤く、長い髪の女だった。(赤というか、赤に近いピンク)といっても、まだ子どもに見える。
まだ動転していて落ち着いてないのか、「あ」を二回言っている。
「大丈夫ですか?」
反射的に聞いてしまったが、何か思い出したのか、「ハッ」っと、口に出して、
「すいませーん。今度ちゃんと謝りますので、ごめんなさーい。」
と最後まで言い終えずに去ってしまった。
「何だったんだろ。」
そういやどうやって地球に帰ろうか。
「とりあえず、元の場所で寝るか」
辺りが暗くなってきた。天界でも夜ってあるんだな、って思った。
夜は寒かった。ストーブでも毛布でも創っているけど、なかなかできない。
この1ヵ月の食事もこの世のものとは思えない見た目で、味はなかった。二度と食べたくない、あんなもの。
そうやって2時間が過ぎようとしているころ…
「あ、もしかして」
という声が聞こえた。
声の方に振り向くと、曲がり角でぶつかったあの子だ。
「あの時はごめんなさい。」
「いや、いいけどさ…」
「えと…今何してるんですか?なんか見たことないものがいっぱいなんですけど…」
まずい。ん?まずいか?これってチャンスか?
「ああ、これはちょっと創っててさ。でもうまくいかなくて。」
「うーん。これは毛布ですか?」
持ち上げてそう言う。ていうか、よくこれで毛布ってわかったね
「そうなんだよね。寝るところなくて困ってるんだ。」
「それなら、いいところありますよ」
彼女についていったらホテルらしきところに案内された。
「あのー。俺金ないけど…」
「それぐらい出しますよ。ぶつかった時の分です。」
なんか悪い気がしてきた。お金まで出してもらうなんて。
「そういや、なんで人間さんが、天界に?」
「え?さっきの毛布の件でバレたと思ってたけど。」
バレてないらしい。でも、人間がここにいるってのも変な話だよな。
っていうか、これってこの子と旅する的な感じだよね?
残り、999年11ヵ月
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「ここおかしくありませんか?」などでも構いません。お願いします。