彼の者は蒼空に自由を求める   作:疾風改

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遅れてしまい申し訳ありません!
別にサバゲーに行ってから遅れたなんて事は無いです!



第三話

 朝、目が覚めると外はまだ薄暗かった。二度寝をしようと思ったが寝れず起きた。

 昨夜は制服のまま寝ていたのでそれを脱ぎ、支給されていた制服に着替え自分のユニットが置いてある格納庫に向かった。

 「……こっちか?」

 道が分からなかったが、勘を信じて歩くと格納庫に到着出来た。

 「……うん、ブリタニアの気候に合った設定にしてある…後は…ネウロイの種別だが、資料を貰ってからで良いか…」

 飛燕改を弄っていたら外からプロペラ音が聞こえ、滑走路から眠そうな目をしながら、サーニャが戻ってきた。

 「………?あ…!」

 俺に気付いたサーニャは駐留機にユニットを止め、俺に向かって走って来た。

 「久しぶり、大体六年ぶりだな、サーニャ」

 「うん、久しぶりです、お兄様」

 サーニャは嬉しそうに微笑み、俺のお腹に抱き付いてきた。

 「………覚えてくれてて嬉しかったよ」

 優しくサーニャの銀髪を撫でると嬉しそうに目を細めていた。

 「…あれ?お兄様はアフリカに居るって聞いたんですけど…」

 俺の腹部から顔を離し首をかしげながら見上げてきた。

 「…ああ、コレが理由だよ」

 魔力を高めると、頭と腰に銀色狼の耳と尻尾が生えそれを見たサーニャは嬉しそうな顔をしていた。

 「ここにいるって事は…お兄様と一緒に戦えるんですね!」

 「ああ、それでコレが俺の魔法の箒だ」

 「コレは…?見たことないユニットですね」

 「コイツは飛燕改…正式名称はキ100五式戦闘脚。それで、改めて俺は…佐々木・ウラジミーロヴナ・隼人中尉だ」

 「私と一緒の階級ですね。よろしくお願いします、お兄様」

 「ああ、よろしくな。サーニャ」

 「はい」

 

 サーニャと三十分程長椅子に座って話していたら、眠そうな顔をし始め目を擦っていた。

 「サーニャ?眠いんなら、寝たら良いぞ?」

 「ん……うん…」

 「ほら」

 サーニャの前でしゃがみ、背中を見せると昔みたいに背中に乗ってきた。

 

 サーニャを背負いながら宿舎を歩いていたら、ふと大事なことを思い出した。

 「サーニャ、お前の部屋は何処だ?」

 「…………………」

 「……サーニャ?」

 「……すぅ……くぅ…」

 「………」

 サーニャは背中にしがみつきながら眠りについていた。

 「さて、どうするか……」

 宿舎の通路で立ち尽くしていると、近くの扉が開き坂本少佐が出て来た。

 「む?佐々木ではないか、どうし……何故サーニャを背負っているんだ?」

 「は、早く目が覚め格納庫に行きました。そこで、サーニャ中尉と出会い話しをしている内に眠りにつきましたので、部屋へ運ぶか医務室に送る所です」

 「おお、そうだったのか、後は私に任せろ」

 「はっ、お願い致します」

 坂本少佐にサーニャを引き渡そうとしたが、サーニャは俺の服を掴んで離してくれなかった。

 「はっはっはっ!仲が良いな!流石従兄妹といった所か?」

 「……サーニャとは6年程会っていませんでしたけどね…」

 坂本少佐は微笑みながら優しくサーニャの頭を撫でながら俺を見てきた。

 「仕方ないからサーニャの部屋に案内してやる。こっちだ」

 坂本少佐に付いていきサーニャの部屋に向かった。俺の部屋の二つ隣だったが

 

 サーニャを運び終え、俺はシャツにズボン姿で坂本少佐と木刀で仕合をしていた。

 シャツ姿なのは、サーニャが服を離してくれなかったからそのまま服を脱いで来たからだ。

 「はっはっはっ!強いな!中々愉しぞ!」

 「…それは、よかった…ですよ!」

 坂本少佐の太刀筋は鋭く、一太刀が重かった。

 

 時間にして、約三十分ぶっ通しで打ち合って漸く終わってくれた。

 「はっはっはっ!楽しかったぞ!またやり合おうな」

 「はぁ…はぁ…はぁ…わ、わかり…ました…」

 坂本少佐はうっすらと汗を掻き、息はあまり乱していなかった。 俺は汗だくで地面には座らなかったが大きく息を乱していた。

 「さて、この後〇八〇〇(まるはちまるまる)から佐々木の紹介が在る。迎えに宮藤をやるから用意をしておけ」

 「………了解、しました」

 独特な高笑いをしながら去っていく坂本少佐をみながら、息を整えてゆっくり自分の部屋に戻った。

 

 特別に自室に付けて貰っていたシャワーを浴び、もう一着上着を取り出した。

 因みに支給されている服は四着で一着は洗濯に出し、もう一着はサーニャの所にある。二日間で三着目に手を出すとは思わなかった。

 軽く扶桑刀を手入れしていたら、ノックが聞こえ、返事をしながら刀を鞘に仕舞うと、宮藤が扉の隙間から顔を覗かせてから入って来た。

 その後ろには栗色より少し薄い髪をした少女が居た。

 「佐々木さん、お迎えに参りました!」

 「…ご苦労、所で…後ろの子は?」

 チラリと見ると、その子は宮藤の後ろに隠れてしまった。

 「ほら、リーネちゃん。ちゃんと挨拶しなきゃ」

 「う、うん…。…え、えっと、リネット・ビショップ軍曹です!よろしくお願いします!」

 「佐々木隼人中尉だ。よろしく頼むビショップ軍曹」

 「は、はい!」

 ビショップ軍曹との挨拶を済ませ、501のメンバーが集まっている会議室に案内してもらった。

 「はい、皆さんに報告があります。知っている人も居ますが、今日から新しい仲間が増えます。佐々木隼人中尉です。男性ですが仲良くしてあげて下さいね」

 俺の紹介に数人は驚いていたが先に知っている人達は普通に受け入れてくれたみたいだった。

 





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