ハイスクールD×D 主人公に憑依してしまったドリルの男   作:パーシヴァルヴレイヴ

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戦闘シーンと話を変えさせてもらいました。


旧校舎の悪魔
そろそろ終わらせるぜ?


イッセーside

 

どうも! 兵藤一誠だ。

黒歌と白音が家族になってから9年が経ち、16歳になった。

 

最初は少しだけギクシャクしていた関係だったが、今ではもう血の繋がった家族同然に仲がいい。

まあ、仲が深まるのはいいが、俺が寝ている時、ベッドに入るのはやめて欲しい。特に黒歌がな。確かにそばにいろ!とは言ったけどよ…

 

昔の事を少し振り返っていると、

俺の中に住んでいるやつが話しかけてきた。

 

(おい、イッセー。 そろそろ学校に行かないと遅刻するのではないか?)

 

(そうだな、そろそろ行くか…)

 

にしても、俺の中にいるドラゴン、ドライグとも長い付き合いになるな。

あれから毎日欠かさずに鍛練しているおかげで、ドライグに負けないぐらい強くなったし、ドライグや黒歌に教えてもらって知識をつけてきた。

でも、まだまだだ。

どんなやつがやってきても負けないぐらいにもっと強くなって、黒歌と白音…家族たちを護ってみせる…!

 

「イッセ〜! そろそろ行くニャー!」

玄関の方から黒歌の声が聞こえてきた。

色々と考え込みすぎたな…

 

「分かった、すぐ行く!」

そう言って俺は、首に自分で作ったコアドリルを掛けて部屋を出た。

そして、階段を駆け下りて、

 

「いってきまーす!」

 

「いってらっしゃい!」

母さんの声を聞きながら、玄関のドアを開けた。

するとそこには、

 

「早く行かないと、遅刻するにゃ!」

 

「兄様、遅いです…」

いつも通り制服を着た黒歌と白音がいた。

白音は少しご立腹のようだ…

 

「すまねぇな。じゃあ行こうぜ!」

 

「「うん(はい)!」」

黒歌と白音が俺を挟んで学校の通学路を歩いていった。

 

 

その通学路中…

 

「おはよう、兵藤くん!」

 

「おう、おはよう!」

 

「おっす、イッセー!」

 

「うっす! 今日も元気だな」

俺は何故か行く先々で挨拶される。

 

「俺って何でこんなにみんなから挨拶されるんだ? そりゃ嬉しいけどよ…」

 

「だってイッセー、人当たりいいし、誰に対しても親身に相談とかのるからねー。それに何かとみんなを引っ張る兄貴分みたいだから…」

俺は当然の事をしてるだけなんだけどな…

 

「学校全体の人気者になるのは当然です! 兄様は、男子からも女子からも…教師からだって慕われてますよ!」

なんか勢いがあるな、白音の奴…

 

(まあそのおかげでイッセー(兄様)に恋する女子も数しれないけどね……)

 

「「はぁぁ…」」

二人は俺を見ながらため息を吐いていた。

 

「どうしたんだ、二人とも?」

 

「何でもないにゃ…」

 

「早く学校に行きましょう」

二人は俺を挟みこみ、俺の両手を掴んで引っ張っていく。

 

「分かったから引っ張るな…!」

俺は転けそうになりながらも通学路を歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあな、二人とも!」

 

「また昼休みにねー!」

 

「迎えに来ますから待っててくださいね?」

そう言って黒歌は三年の教室に、白音は一年の教室に向かっていった。

 

「俺も早く行かねえとな…!」

二人が行ったのを見て、俺も自分の教室へと歩いていく。

 

 

教室の前で俺は深呼吸してから、教室の扉を開けた。

 

ガラガラ

 

「「死ねぇ!イッセェェ!」」

 

『イッセーくんに手をだすな!』

 

「「グホォ!」」

入った瞬間に襲いかかってきた二人を女子達たちが返り討ちにした。

 

「いつもありがとな…助かってるぜ」

 

「いいよ、いいよ!」

 

「いつもイッセーくんには助けてもらってるし!」

 

「それの恩返しをしてるだけだよ?」

(((あぁ…やっぱりイッセーくんってカッコいい…!)))

どうしたんだ…?

いきなりクラスの女子たちが顔を赤くし始めた。

ま、それよりも…

 

「お前らたちも飽きないな、松田、元浜…」

おれの前には返り討ちにあった坊主とメガネがいた。

 

「俺は諦めんぞ…!」

こいつは松田。丸坊主頭で俺の悪友の一人だ。

身体能力が高く、一見爽やかスポーツ少年のように見えるが、日常的にセクハラ発言をしていて女子達にすごく嫌われている。

また、写真を取りまくって裏で売り取引をしているらしい。そのため、「エロ坊主」「セクハラパパラッチ」などと呼ばれている。

 

「何故、お前だけ女子から人気があるんだ…!」

こっちは元浜。眼鏡を掛けていて、もう一人の悪友だ。眼鏡を通して女子の体型を数値化できることから、「エロメガネ」「スリーサイズスカウター」などと呼ばれ、女子達から忌み嫌われている。

 

「そんな事ねえだろ? それよりな…こんな事してる暇があるなら、彼女でも作ったらどうなんだ?」

すると二人は血の涙を流しながら、

 

「うるせぇ! そんな事言われなくても分かってるんだよ!」

 

「俺たちは出会いを待ってるのに、女子達の方から寄ってこないんだよー!」

 

「お前らの日頃の行いを思い出せ…そして、反省しろ」

それを聞いたクラスの女子達はうんうん!と頷いていた。

それよりも、血の涙を流す奴なんて始めて見たぞ。

 

そんな事をしていると、

 

キーンコーン

 

「ほら、授業始まるぞ」

 

「また後で話し聞いてもらうからな!」

 

「はいはい、いくらでも相談にのってやるから」

これがいつもの、俺の日常だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イッセー、飯食いに行こうぜ!」

 

「すまねぇ! 先約がいるんだ」

 

「先約ってあの二人だろ?いいよなー、お前にはあんな綺麗で可愛い姉妹がいてさ〜」

 

「羨ましいぜ…!」

あいつらが言ってる通り、俺は昼休みに飯を食う約束をした黒歌たちを待っている。

すると、

 

ガラガラ

 

「イッセーご飯食べよー!」

 

「お邪魔します…」

 

「兵藤白音ちゃんだ!」

 

「白音ちゃーん!」

 

「黒歌お姉様までいるわ!」

 

「まさか三大お姉さまの一人がここに来るなんて…!」

黒歌と白音が俺のいる教室に入ってきた途端、クラス中が騒がしくなってきた。

黒歌、白音…俺が人気あるって言ってたけど、お前らも大概だと思うぞ。

 

「ああ。ここじゃあなんだから、屋上でも行くか?」

 

「そうですね」

白音は周囲を見渡しながら答えた。

 

「さっそく行くニャー!」

俺たちは三人は教室を後にし、屋上へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いた事だし、早く食べようぜ。腹が減って仕方がねぇ!」

俺がそう言うと、白音はカバンの中から三人分のお弁当箱を出した。

 

「今日は姉様と一緒に作ったんです」

 

「自信作だにゃー!」

二人が一緒に作ったのか…それは楽しみだ!

弁当箱を開けると、

 

「おっ! 美味そうだな…!」

中には俺の好きなものばかりが入っていた。

 

「兄様、食べてみてください」

 

「おう。いただきまーす!」

そう言って俺は弁当を食べていく。

 

「美味い! すげえ美味いよ、黒歌、白音!」

俺は感想を言いながらも、箸を休めずに食べ続ける。

 

「イッセーに喜んでもらえて嬉しいにゃ!」

 

「一生懸命作った甲斐がありました」

それを聞いてから白音と黒歌たちも弁当食べ始めた。

 

それから三人で飯を食べていると、屋上の扉が開いた。

 

「あら、黒歌じゃない…」

 

「あらあら、先客がいましたのね」

二人組の女子生徒がやってきたようだ。

というかあの人たちって…

 

「リアスに朱乃〜! どうしたのにゃ?」

 

「私たちもお昼ご飯を食べようと思ってね」

 

「静かな屋上に来ましたの」

 

黒歌と同じ三大お姉さまの1人で、その腰まで伸ばした真紅の長髪と人間離れしたプロポーションとさらに雪のような白い肌で男女問わず注目を集めているリアス・グレモリー先輩

その隣にいるのは三大お姉さまの一人、黒髪のポニーテールで和風な佇まいの美女である姫島 朱乃先輩だった。

 

「黒歌、このお二人はいつも話していた?」

 

「そう!私の弟と妹にゃ!」

ここはちゃんと自分で挨拶しないとな…!

 

「二年の兵藤一誠です。姉がいつもお世話になってます!」

 

「始めまして、一年の兵藤白音です」

俺たち二人が挨拶し終わると、

 

「三年のリアス・グレモリーよ。よろしくね?」

(兵藤一誠…この子から何か感じるわね…)

少し興味あり気に俺を見つめてくるグレモリー先輩。

何かおかしかったか…俺?

 

「同じく三年の姫島朱乃です。黒歌からよくお二人の話は聞いていますわ」

(リアス…どうしたのかしら?)

 

グレモリー先輩たちも自己紹介してくれた。

それにしても…

 

(何なんだ、この感じ…? グレモリー先輩たちから何か人間とは違う感じがする…それに白音と黒歌とも違うし…)

 

(それはこいつらが人間でも妖怪でもなく、悪魔だからだ)

 

(うぉ! ドライグか…今まで何してたんだ?それに悪魔って…)

 

(さっきまで寝てたが、妙な気配を感じたから起きたのだ。それに、悪魔については黒歌と一緒に教えてやった通りだ)

 

悪魔ねぇ…まあ、黒歌と仲が良さそうだし、警戒する必要もないだろ。

 

「兵藤くん、兵藤さんじゃ分かりにくいから、イッセーと白音って呼んでもいいかしら?

私の事はリアスと呼んでくれたらいいわ」

 

「私もそれで呼ばれせもらってもいいですか? 私は朱乃と呼んでくださって結構ですよ?」

 

「はい! イッセーって呼ばれる方が慣れてるんでそっちでお願いします、リアス先輩、朱乃先輩」

 

「私も白音でお願いします」

 

「じゃあそうするわね。後、良ければ一緒にお昼食べてもいいかしら?」

 

「全然いいですよ。じゃあここにどうぞ…」

 

「ありがとう、イッセー」

そう言って俺はリアス先輩と朱乃先輩を俺たちの輪の中に入れる。

 

それからはリアス先輩、朱乃先輩を入れた5人で雑談しながらお昼を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、帰るか…」

今日の授業が終わったので、俺は帰る仕度をして早々に帰路についた。

いつもなら白音や黒歌たちと帰るのだが、今日は二人とも用事があるらしくて先に帰るとお昼休みに言っていた。

だから今日は、久しぶりの一人帰宅だ。

 

そして、俺が帰宅途中に変なチラシをもらいながら、近所にある公園で一人の女子に話しかけられた。

 

「兵藤一誠くんですよね?」

 

「ああ、そうだけど…」

可愛い子だな…でも何か…

 

「俺に何か用か?」

 

「はい…少しお時間もらえますか?」

 

「ああ…」

(イッセー、こいつは堕天使だ!)

 

(堕天使か…こいつが…!)

 

(狙いは黒歌たちか、お前の神器か、定かではないが、警戒を怠るな)

 

(分かった!)

 

「私と…私と付き合ってください!」

何を考えてるか分からないからな。あまり関わらない方が賢明か…

 

「すまない、それは出来ない」

俺が断りをいれると、その子は

 

「そうですか……なら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んで?」

 

「っ⁉…」

その言葉が放たれた瞬間、その女子の背中から黒い翼が現れた。

そして、飛翔してから光り輝く槍を俺に向けて投合する。

 

その槍を俺は軽々と避ける。

 

(初めての実戦だ、イッセー。気を引き締めていけ!)

 

(分かってるぜ、ドライグ!)

来い、赤龍帝の籠手っ!

 

俺は左手に赤龍帝の籠手を展開して、戦闘態勢に入る。

 

「まさか、神器まで発動出来るなんてね…でも、これで終わりよ!」

今度は三つの光の槍を形成して、俺に投げつけた。

 

「そんなもんでっ!」

〈Boost!〉

力を倍加させながら、螺旋力で形成したドリルと左腕の赤龍帝の籠手で槍を叩き潰していく。

 

「今度はこっちからいくぜ!」

俺はブーメランを二つ形成し、

 

「ダブルブーメランスパイラルッ!」

堕天使に投げつける。

投げつけられたブーメランは螺旋を描きながら堕天使を切りつけていく。

 

「くっ! 邪魔よ!」

堕天使は光の槍を両手に持ち、ブーメランを弾いていく。

 

「俺の事…忘れてんじゃねえよ!」

 

「しまっ…」

俺は堕天使がブーメランに翻弄されてる内に後ろに回り込んだ。

 

「メテオスパイラ…」

(イッセー! 後ろだっ!)

 

「なにっ!」

 

「遅いぞ」

光の槍で背中から串刺しにされそうになる。

しかし、

 

「てめぇがな!フルドリライズッ!」

俺は背中の方に複数のドリルを形成して、刺し貫く。

 

「バカなっ!」

新手の堕天使は避けきれずに、持っていた槍を破壊され、体に少しダメージを受けた。

こちとら、ドライグと戦ってんだ! こんな奇襲屁でもないぜ!

 

「お前ら一緒に堕ちてろ!」

数えきれないほどのドリルミサイルを形成して、ぶっ放す。

 

「この数はっ!」

 

「ドーナシークッ⁉」

二人の堕天使は槍を用いて破壊しながら、何とかミサイルを避け続ける。

 

「だからさっき言っただろ? 俺も忘れるなってな…!」

今度は外さねえ!

 

「「っ⁉」」

 

キュイィィィン……ドコォォォン!

 

「「ぐふっ!」」

女の堕天使にはメテオスパイラルを、男の堕天使にはスカルブレイクを放った。

くらった堕天使たちは木々の中へと吹っ飛ばされた。

 

「堕天使ってこんなもんなのか、ドライグ?」

呆気ないな…

 

(見た限りでは、あの二人は下級堕天使だろう。 私に勝ったお前があの程度に勝つのは当然だ)

 

そんな事を話していると、二つの影が現れる。

 

「はぁ…はぁ…何なのだ、あの人間は…」

 

「ありえない! 私が人間に負けるなんてっ!」

何か言っているようだが、どうでもいい。

 

「そろそろ終わらせるぜ、堕天使?」

そう言って俺は右腕のドリルに螺旋力を集めていく。

 

しかし、俺と堕天使の間にいきなり赤く輝く魔法陣が展開され、魔法陣の中心から人が出てきた。今日一緒に飯を食べたリアス・グレモリー先輩だった。

 

「リアス先輩⁉」

 

「イッセー⁉ 何でここに…?

今はそれどころじゃないわ」

と言ってリアス先輩は堕天使の方を向き、

 

「御機嫌よう、堕天使さん? ここをグレモリー家の領域と知っての狼藉かしら?」

リアス先輩、すげえ怒ってるよ!だって、青筋浮かんでるし…

 

「リアス・グレモリー…! 予想以上来るのが早かったわね」

 

「何故こんな早くにわかったのだ…?」

そう言う堕天使たちを見て、リアス先輩はため息を吐きながら答えた。

 

「夜でもないこの時間帯に私の管轄地に結界なんてを張られたら、すぐに分かるに決まってるでしょ。私を馬鹿にしているのかしら…!」

もっと不機嫌になってるよ、リアス先輩!

それに手になんか赤黒い魔力っぽいのが溜まってるし。

 

「くっ!……グレモリー次期当主が相手では分が悪いわ」

 

「レイナーレ、今日の所は撤退するぞ」

堕天使はそう言い終えると、その場から飛び去って行った。

 

「ちっ…!逃がしたか…」

飛び去った堕天使を見ていると、

 

「何かあるとは思っていたけど……イッセー…あなたは一体…?」

(今日はもう日が落ちる。遅くなると、黒歌たちが心配するから明日にしたらどうだ)

 

(それが妥当か…)

リアス先輩はすべて言い終わる前に俺が口を挟んだ。

 

「すいません。その話、明日でもいいですか?」

リアス先輩は少し考えて…

 

「……分かったわ。明日の放課後、使いを出すから、部室まで来てちょうだい」

 

「了解です。それじゃあまた明日」

 

「ええ、また明日」

リアス先輩は魔法陣を展開して去って行った。

 

「さて、俺も帰って黒歌たちに報告しないとな…」

家に帰って今日の事を話すと、黒歌と白音に追求されたのは言うまでもないよな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この堕天使の邂逅から、兵藤一誠(神鳴志門)の新たな物語が始まった。

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