幼馴染みの女の子   作:サンデイクローズ

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初めまして。
序盤は説明くさいです。すみません。


幼少期編1

突然だが俺は転生者と呼ばれる人間である、と言っても俺の前世の記憶なんてほとんど無く一般常識の部分しか残されていないのだが。

教えて貰ったら前世の最後は溺れた幼女を助けた後、足がつったせいで溺れてそのまま……って事らしい。まぁ幼女を助けられたからいいのか?

 

そんなこんなであの世に行った訳だ。まぁ普通ならここで天国に行ったり地獄に行ったり、まぁそもそもそんなものは無く『無』になるだけっていう考えもあるだろう。

そこら辺の事は俺もよく覚えていないから説明は出来ないけれど、俺は一面が白い部屋にいた。そこで転生先が現代だって言う事を聞いたから取りあえず金運と幸運に全振りしてもらった。……このことだけは何故か覚えてるんだよな。

 

 

その事を1歳ぐらいから徐々に思い出して3歳半ぐらいにはまぁ折り合いは付けられた。そもそも若干の教養があるだけで経験も知識もほとんどリセットされた訳でそんな状態で大人ぶったり出来るほど俺は大人じゃない。それにそんな事しても早めの中二病ってことで片付けられておしまいだし。

 

そんな事よりも今の親が美男美女カップルだった事が今現在一番の衝撃だ。二人ともテレビに出ても可笑しくないぐらいイケメンだし美人だしで普通の生活風景なのにドラマのワンシーンなんじゃないかと錯覚するほど絵になっちゃうんだよ。

 

ここで家族の紹介をしておこう。父親「まーくん」こと山崎誠、歳は27だと母親が言っていた。外資系企業に勤めてるっぽく、トントン拍子に出世しちゃったエリート系イケメン。絵に描いたような存在で付き合ってた頃は母さんの方に嫉妬の視線が集中していたらしい。

そして母親「エリちゃん」こと山崎絵里、歳はまーくんの1つ下の26歳。父親とは大学で出会い、そのまま目出度くゴールイン。最近の不満はまーくんの帰りが遅くなって来ていること。あと母性の塊がかなりデカくてしかもおっとりしてる。まーくんの趣味が分かろうものだ。

最後に俺、「りょーくん」こと山崎涼太。読書をするために最近漢字の勉強中。知り合って半年になる同い年の幼馴染みがいる関係でちょいちょい母さんに外に連れていかれる。

 

 

「りょーくん、お勉強も良いけどつかさちゃんと遊んでらっしゃい?」

「うっ……晴れてやがる。行かなきゃダメ?」

「そんな上目遣いには騙されないんだから!ほらっ、つかさちゃんも待ってるよ?」

くっ、俺の整った顔を使った上目遣いも流石にやり過ぎたせいで慣れちゃったみたいだな。保母さんとかにやればイチコロなんだけどな、しゃーない遊びに行くか。

 

渋々外に出る支度をしている時、家のチャイムが鳴り暫くするとパタパタと可愛らしい足音が……。

 

「りょーたくん遅いー!もうっ、あたし公園でずっと待ってたのにー!」

部屋の前に可愛らしく頬をプクーっと膨らませて、怒った表情を見せる幼馴染みが仁王立ちしていた。

「今行こうとしてたとこだから、ほらもうちょい待っててな?」

「むーっ、あたしまだ怒ってるんだけどっ!」

 

謝りながら頭を撫でてやれば途端に機嫌が治って「えへへ」なんて笑いやがって、くっそ可愛いなぁ。

 

「お前ほんと可愛いよな」

「むぅー……早くしてよねっ」

そう言い残しまた来た時と同じくパタパタと足音が遠ざかっていく。さて、公園で砂の姫路城でも作ってみますか!今回は天守まで作れると良いけど。無理なら砂で団子作って遊ぶか。ツルツルに出来た時の達成感は中々のものがあるからな。

 

「りょーくんのそういう所、ママ大好きよ!」

後ろで母さんが叫んでいるけど気にしたら負けだ。

 

 

「さてと、じゃあこれから何するんだ、つかさ?おままごとでもするか。俺がお前のこと口説き落とす役で」

「そんなおままごと無いよーもう。普通にあたしがお嫁さんでりょーたくんが旦那さんじゃダメ?」

ここでまさかの上目遣いをしてくる幼馴染みさん。ちなみにこのやり口を教えたのは俺だ。それなのにクラっと来てるんだから男っていうのはチョロいよな。

「オッケー、それで行こう」

 

その後のおままごとはつつがなく進行していった。途中ただいまのチューをつかさにしようとしたら「まだダメー!」と張り手を食らったので諦めることにした。……家の親は普通にしてるんだけどもしかして周りとは違うのか?

 

「りょーくん、つかさちゃんもう夕方ですよー?」

そう母さんが呼びに来たのはつかさが泥団子を作り終えるのとほぼ同時だった。

「もうそんな時間か、つかさ手洗おうぜ」

「うんっ!」

素直な返事で大変よろしい。そしてまだ4歳とは思えない綺麗な笑顔を見せてくれて僕は大変眼福でしたとさ。

 

 

「あれ?そういや今日つかさのお母さんは?」

「旦那さんの出張に付いていって今日はいないのよ〜。だから、今日は泊まっていってね、つかさちゃん?」

「はい、よろしくお願いします。お義母さん!」

なんでか今のお母さんの部分漢字が可笑しくなかったか?気のせいか、気のせいだよな、うんきっと気のせい気のせい。4歳児が外堀埋めてくるとかある筈ないもんなーアハハ。

 

「やっぱりお嫁さんはつかさちゃんかしらね〜?」

 

……これ外堀埋められてね?




幸運に振ったおかげでイイトコに産まれた主人公くん。無理あるかな?外資系なら給料いいだろという作者の頭の悪さが露呈している。

幼少期編はあと3話とかで終わる予定。
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