破壊の悪魔は川神市に住まう(仮)   作:BATTU

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落ち着いてから書くといったな
あれは嘘だ


「10円!!(更新料)」

「うるさい!」ポーピー

「クソマァ!!」




Episode 1

「カァァァカァロッットオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

「ッ〜!な、なんて声だ!耳がイカレそうだ!」

 

 

両手で耳を塞ぎ、男の叫び声を遮断しようとするがそれでも男の声を百代の耳に入ってくる

 

しかも、男から発せられる莫大で強大な気は辺りを吹き飛ばそうとする台風のように荒々しく舞い上がっている

そんな状況の中で百代は飛ばされないように足に力を入れながら耐えていた

 

 

「オオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーー〜〜〜・・・・・・・・・・」

 

「・・・?」

 

「・・・」ドサッ!

 

「ッ!お、おい!」

 

 

叫び声は徐々に小さくなっていき、ついには黙ったままになった男はそのまま後に仰向けになって倒れた

 

しかも、先ほどまで荒々しかった気のオーラも叫ぶのを止めてから少しずつ衰えていきついにはただ濃いだけの気を纏うだけになった

 

 

「あ、あぁぁ、う・・・う、うぅぐッ・・・!」

 

 

倒れてもなお、意識を手放そうとしないように荒い呼吸と共に唸り続ける男

だが、男の瞼は少しずつ徐々に徐々にと閉じていき、限界が近づいていることを告げている

 

 

「・・・大丈夫か?」

 

「ハァ・・・ハァ・・・う、うぅぅ」

 

「心配するな、あんたが誰かは知らないけど別に取ってくおうなんて思ってはいないさ。近くに私の家があるし、うちのじじぃなら何とかしてくれるさ、だから今は寝てろ」

 

「・・・うぅぅ・・・ッ、はぁ・・・・・・・・」

 

 

そんな百代の言葉は彼に届いていたのだろうか。男はしばらくして眠りにつく

溢れ出た気のオーラも落ち着きはじめ、金色に輝いていた金髪もその光を失っていき黒い髪へと変わっていった

 

ゆっくりと呼吸をしている所を考えて死んだ訳ではないようだと百代はとりあえず納得する

 

 

「・・・さぁて、とりあえずじじぃに話してこいつとおにゃの子たちを招いてやるか」

 

 

ーーーーー

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??

 

「・・・」

 

 

ここはどこだろう

 

 

「おぎゃあ!おぎゃあ!」

 

「うぅ・・・ひくっ・・・うぅぅ」

 

 

遠くからはハッキリと聞こえる赤ん坊の声

 

1人は盛大に泣き喚き、もう1人はその泣き声に怖がってしまったのか小さく震えるように泣いている

どちらにも同じような尻尾を持つ所から見て、同じ種族だと感じさせた

 

 

「俺は・・・この赤ん坊2人を知ってる?」

 

 

頭の中では分からない筈なのに何故か知っているように感じていた

何より、こっちの小さく泣いている赤ん坊を特に、俺は知っていた

 

 

プシューーー!

 

 

「?」

 

 

突如背後から聞こえた音に反応し俺は振り向いた

そこにはそこにいる赤ん坊と同じ尻尾を持つ男、どちらかの父親なのか、それとも泣き声が気になって入ってきたただの通りすがりなのか

 

その男はゆっくりと2人の赤ん坊の前に来ると小さく泣いていた赤ん坊の足を掴み逆さのまま持ち上げた

 

 

「!!」

 

 

そして男の反対側の手には鋭い大振りのナイフが握られていた

 

 

「やめろ!何をしてる!?ぐっ?!、か、体がうご、か・・・!」

 

 

男を止めようとするが体はいきなり金縛りにあったかのようにピクリとも動かなくなった。だが、唯一喋ることだけはでき、俺は必死に叫んだ

 

 

「やめろ!!その赤ん坊が何をした!?なぜ殺そうとする!?」

 

「・・・」

 

 

しかし、男は俺の声を聞くことも無くその手に持ったナイフを高く掲げる

 

 

「やめろ...やめろ!やめろ!やめてくれーーー!」

 

 

何度もやめるように叫ぶがそれも空を切るように虚しく、高く掲げたナイフは一気に振り下ろされ

 

 

赤ん坊を貫いた

 

 

ーーーーー

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へあッ!!」

 

 

飛び上がるように体を起こす

荒い呼吸のまま、周りを見渡してから自分の両手を見る

 

 

「・・・ゆ、夢?・・・ッ!」

 

 

悪夢から覚め冷や汗は体中を濡らしベタベタと気持ち悪く、しかも右胸辺りから激痛が走り左手で右胸を押さえる

 

朝の目覚めにしては最悪なものだった

 

 

「・・・ここは」

 

「大きな声がしたから見てきたら、ようやく起きたネ」

 

「・・・?」

 

 

部屋に入ってきたのは糸目の緑ジャージに身を包んだ男

それ以外にはとくに特徴はない

 

 

「私はルー、この川神院の師範代で川神学園の体育教師もしている者ヨ。君は川神院の近くの森で川神百代が見つけてここまでつれきたのさ」

 

「ルー・・・?」

 

「(どうやら言語は伝わっているみたいネ、つまり少なくとも日本育ちかな?)とりあえず起きてもらってそうそうで悪いけど、君の名前を聞かせてくれないかな?いつまでも君って呼ぶ訳にはいかないだろうからネ」

 

「名前・・・」

 

 

俺はゆっくりと呼吸をしながら、右胸の痛みを少しでも和らぐようにしこのルーという男に向かって自分の名を口ずさんだ

 

 

「・・・ブロリーです」

 

 

ブロリー

 

それが俺の名だ

 

 

「(ぶろりー?英名のようだけどハーフなのかな?)ブロリーだネ。じゃあ君の事はとりあえずブロリー君と呼ばせてもらうヨ、それでブロリー君、君は一体どこから来たんだい?」

 

「俺は・・・?」

 

 

どこから来たかを問われ、俺はそれらしい回答を出そうと記憶を辿ろうとするが突如違和感が襲った

 

 

「・・・分からな、い?」

 

「ん?」

 

「俺は...どこから来て、何をして...いたんだ?」

 

 

思い出せない

 

自分の名と“もう一つ”以外で思いだせる記憶がない

 

俺はどこで生まれ、どこから来て、何をしていた?

 

俺はブロリー・・・ブロリーとは名前・・・名前とは自分の事

 

なのに

 

 

俺は自分の事を何一つ思い出せない・・・?




お気に入りがプロローグだけで20人も来てちょっと驚いた

何かおすすめのブロMADとかあったら教えてくださいな
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