破壊の悪魔は川神市に住まう(仮)   作:BATTU

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べ「くそっ、うp主のネタと下書きデータは影も形もなかった(つまり突然の消滅)」

パ「ただいま一生懸命、ブロリーとうp主がネタを再度考えています。もう暫くお時間を」

ブ&主「ムリーです」


Episode6

 

「ぶ、ブロリーだ?」

 

「はい」

 

 

ボスの言葉にブロリーは小さく頷きながら返事をする

 

不良のボスはプルプルと震え、青筋を浮かべながら遂にブチ切れた

 

 

「だーれがテメーの名前を言えっつったんだごらぁ?!!」

 

「・・・違うのかぁ?」

 

「さっきテメー言いかけた事があんだろうが!?それを言いやがれそれを!!」

 

「・・・忘れた」

 

「テ・メ・ー・は〜・・・俺を舐めるのもいい加減にしやがれ!!」チャキ!

 

 

ブチ切れたボスが懐から取り出したのはなんと拳銃であった

 

それを見た瞬間、周りの生徒たちが叫びだす

 

 

「言っとくがエアガンとかガスガンとかじゃあ、断じてねぇ!本当のマジもんだ!!」

 

「・・・」

 

「はっ!さすがのテメーでも銃で撃たれたら死ぬよな!?撃たれたくなかったら土下座して俺様にこうべ下げて命乞いしやが」

 

「邪魔!」ブンッ!

 

「ぐへっ?!」

 

「・・・?」

 

 

背後から蹴りを入れられてふっ飛ぶボスをブロリーは受け止めずに身を逸らして避ける

 

のびた不良を数人の生徒たちが取り押さえる

 

 

「確保!さすがモモ先輩だぜ!」

 

「銃を持ってたのは確かに驚いたけど・・・岳人、姉さんの目的は別なようだ」

 

「?、どうゆう事だ大和?」

 

 

岳人と大和、それに何人かの生徒たちが川神百代の方に視線を向ける

 

百代は不敵な笑みを見せながらブロリーの前に立って指をさしながら言った

 

 

「ブロリー!私と勝負しろ!!」

 

「・・・勝負?」

 

「あぁ、そうだ!じじぃがいる川神院じゃあお前に挑めないからな、いい機会だからここでお前に勝負を挑みたい!!」

 

「どんな勝負だぁ?」

 

「簡単だ!私とお前が戦ってどっちが最後まで立っていられるか、それだけだ!!」

 

「・・・はい」

 

 

ブロリーが了承の返事をすると百代は嬉々とした表情になりながら構えをとる

 

あの日、あの夜に見た時から戦ってみたいと思っていた相手と戦える事に内から様々な感情が湧き上がる

 

 

「行くぞブロリー!」バッ!

 

「・・・ッ」スッ

 

 

先手を仕掛けた百代の素早いストレートの右拳がブロリーの頬に直撃する

 

その一瞬に周りは見慣れた結果に終わったなと思っていた

 

 

ガシッ!

 

 

「ッ!!」

 

「・・・」グググッ

 

 

百代の右腕を掴み、ゆっくりと頬からどかしながら川神百代を見下げるブロリー

 

周りも未だに健在なブロリーに驚きを隠せずにいた

 

 

「うぅぅぅ・・・うおぉぉぉ!!フンッ!!」

 

「なっ?!」

 

 

上空に百代を投げ飛ばすブロリー

 

 

「でぇあ!」バッ!

 

 

そのまま百代を追いかけるように上空へと跳躍する

 

打ち上げられ、落下してくる百代に拳を突き出す

 

 

「驚かされたが・・・まだだ!」ガッ!

 

 

迫って来たブロリーの拳を間一髪防いだ百代

 

 

「なにぃ?」

 

「はぁ!」

 

「フンッ!」

 

 

防がれた事に驚きながらもブロリーはまだ冷静ではあった

 

百代からの反撃を防ぎまた攻撃を仕掛けるという空中で落下しながらの攻防が続く

 

 

「(このまま橋の上に落ちて壊すのわさすがにやばいな)ブロリー!」ガシッ

 

「んー?」

 

「ステージ移動、だぁ!!」ポイッ

 

「ふぉお!?」

 

 

ブロリーの腕を両手で掴み、橋から川の方へと投げ飛ばす百代

 

ブロリーはそのまま川の表面をまるで水切りのように二、三回跳ねてから上手く体勢を整えて着水する

それと同時に大きな水しぶきが上がりブロリーを隠した

 

 

「着地!からのー・・・突っ込む!!」ダッ!

 

 

橋の柵の上に着地した百代はそのまま拳を構えながらブロリーの落ちた方へと突っ込み、その衝撃で更に水しぶきが上がった

 

 

「おいおい!モモ先輩張り切りすぎだろ!?」

 

「いや、お姉さまはまだ一つも川神流使ってないから本気じゃないわ!」

 

「ていうか、さっきの半裸だった男の人大丈夫なのかな?」

 

「はわわわ、なんだが大変な事になってる気が・・・(焦)」

 

『落ち着けまゆっち!こう言う時こそ深呼吸して落ち着くんだ!』

 

「・・・っ!おい、あれ見ろ!!」

 

「キャップどうし・・・え?」

 

 

キャップと呼ばれる赤バンダナを頭にまいた青年が指差す方向を皆が見る

 

 

「くっ・・・!」グググッ

 

「ぬうぅぅぅ!」グググッ

 

 

百代の右拳をブロリーは左手で受け止め、逆にブロリーの右拳を百代が左手で手首を掴んで止めていた

 

どちらも力が互角ゆえか、そのまま力んでいるが全く動かずにいた

 

 

「す、凄い。モモ先輩とあれだけやり合ってるなんて・・・」

 

「・・・なぁ、京。お前から見てどうなんだ?あの半裸の男性は?」

 

「・・・強いよ。もしかしたら本当にモモ先輩と同じ位じゃないかって疑うくらい、それだけモモ先輩と同じくらいの気を放ってる」

 

「「「「!!」」」」

 

(いや、もしかしたらそれ以上・・・さすがにそれはない、よね?)

 

 

橋の上が騒がしくなっているが百代とブロリーは構わずに睨み合っていた

 

 

「やはりそうだ、ブロリー・・・お前はやっぱり、強い!!」

 

「やっぱり?」

 

「私が初めてお前を見た時は、お前の強大な気の量に私は少なからず怯んだ、いや、臆したんだ。この私が!!」

 

「・・・?」

 

「お前が覚えてるかは知らないがお前が最後倒れて眠る前にカカロットって叫んだ時が一番お前から放った気の量が馬鹿でかかった!カカロットが誰だか知らないし、お前が本当に何者かも分からない!だが、あれを見た時から私はお前と戦いたくて仕方がない!!」

 

「・・・」

 

「お前ならきっと、私の中の渇きを癒してくれると思っている!それだけの力をお前は確かに持っている!!だから見せてくれブロリー、お前の本気を!!」

 

「・・・」パッ

 

「っ?」

 

 

突然ブロリーは掴んでいた手を離し、突き出した拳も引っ込めた

 

 

「ど、どうしたブロリー?」

 

「・・・帰る」

 

 

ブロリーはそのまま背を向けて帰る宣言をし出す

 

 

「なっ!?おーい!勝負はこれからだろ!!?」

 

「俺は記憶を取り戻すきっかけを見つけるために出歩いてた。鉄心は暗くなる前に家にいるように言った。だからもう帰る」

 

 

ブロリーは沈みかけている太陽を見ながらそう言って川から上がり、川神院に帰ろうとした

 

 

「いやいやいや!待てよブロリ〜!私と本気で戦えよ〜!」

 

 

ブロリーを追いかけるように百代も川から上がり、ブロリーの背を追っかける

 

 

「・・・なんか、終わった感じか?」

 

「あの半裸野郎逃げたようにも見えたけどよ。しかしすげぇ筋肉してたなあいつ。まぁ俺のには敵わないけどな」

 

「いや、たぶん普通に負けてるよ岳人」

 

「なにぃ!?」

 

「あいつすごかったな!!俺も会って話してみてーな!!」

 

「・・・しょーもな」

 

 

そんな各々の感想を言う中、大和の元に不良軍団のボスの近くにいた青年が近づく

 

 

「いやーすげぇ戦いだったな大和」

 

「あれ、お前もいたのか?てっきり不良軍団に捕まったと思ったけど?」

 

「・・・もう情報売らねーぞ大和」

 

「冗談だよ。で、お前知ってんのか?姉さんとやりあったアイツについて」

 

「なーんも。だが、興味は湧いてきたな。どうだ大和、なにかわかったら買わないか?ダチのよしみと初回サービスで安く売るぜ?内容にもよるがな」

 

「そうやってすぐ商売の話に移しやがる・・・と、言っても俺も気にならないわけじゃないからな。なんか分かったらとりあえず来てくれよ情報屋、いや"犬走"」

 

「あー、任せな」

 

 

犬走と呼ばれた青年は胸をドンッと叩きながら笑って答えた




ま、初戦ならこんなもんかな

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