努力家と天才の茨道〜歌姫を添えて   作:椿姫

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さぁ今回も頑張っていきましょう!

友希那「作者さん、リアルが忙しいのは分かるけど更新ペースが落ちてきてないかしら?まぁ、忘れられないようにほどほどに頑張りなさい」

あ、ありがとうございます友希那さん!優しいですね!

友希那「……別にそんなんじゃないわ、episode11始まるわ…」

和都・リサ(ツンデレだなぁ…)



episode11「リサだけがいない練習日」

和都side

 

〜羽丘学園 校門前〜

 

「みんなお待たせー!ゴメンね遅くなっちゃって〜」

「あっ!華宮先輩、友希那さん!リサ姉来ましたよ!」

「お、来た来た」

「遅かったわねリサ。何かあったの?」

 

友希那がそう聞くと先生の仕事を少し手伝ってたとの事。結構息も切らしていた。

 

「今井さん……息切れしてるけど…大丈夫ですか?」

 

燐子さんがリサを心配している。リサは大丈夫と言って鞄からミネラルウォーターを取り出し飲む。

 

「ぷはぁっ。生き返ったぁ〜」

「これで全員揃いましたね。それじゃあSPACEに行きましょうか」

 

ブーッブーッブーッ

 

携帯の音が鳴る。鳴っていたのはリサの携帯のようだ。

 

 

リサside

 

「あ、ちょっとゴメン。電話でるね………はいもしもし、今井です!」

 

アタシはみんなにそう言って電話に出る。声の主はアタシの働いてるバイト先の店長だった。

 

『もしもし今井さん?折角の休みなのにゴメンね』

「どうしたんですか店長?」

『急で申し訳ないんだけど今日のシフトに入ってほしいんだけど…1人来れなくなっちゃってさ…』

「え?今日ですか?もしかして来れなくなったのってモカですか?」

「うん、そうなんだよ。青葉さんが今日学校早退して今病院行ってるって連絡が来て…今からでいいから3時間だけでいいから、お願いできないかな?」

「(シフト入ってあげたいけどなぁ。今からRoseliaの練習あるし…)」

 

確認して折り返し電話しますと言って取り敢えず電話を切った。そしたらL●NEがきた。モカからだ。何何…

 

『リサさーん、今日のバイトなんですけどモカちゃん見事に風邪を引きましたー。すいませーん。あたしの代わりに入ってもらえませんか?後で何でもしますから(なんでもするとは言ってない)』

 

「あちゃぁ…」

「どうしたのリサ?」

「実はモカがバイトに来れなくなって3時間だけでいいからシフトに入ってほしいって店長が、さ…いつも店長にはお世話になってるしモカからもお願いされちゃったし行ってあげたいけどさ…練習あるからダメだよね」

 

アタシがそう言うと友希那は「リサが行きたいなら行ってくればいいわ」って言った。思わぬ返事にいいの?と聞いてしまう。

 

「湊さん、大丈夫なんですか?今井さんは今日のシフトに入っていませんでしたので断るのも選択だと思いますが…」

「大丈夫。練習には集中してもらいたいし落ち着かないままだと練習に支障が出ちゃうわ。私達にもリサにもね。だから今日の分は別の練習日に倍やってもらえれば問題ないわ」

「それにだ紗夜。遅れた分は俺も教えるからさ。楽器は1通り出来るしさ。これなら大丈夫だろ?」

「湊さんと和都がそう言うなら…」

「ありがとみんな〜。じゃあそういわけでアタシちょっと行ってくるね。早く終わったら行くからさ」

 

アタシはそう言ってバイトに向かった。

 

 

和都side

 

 

「そっか〜、リサ姉いないんだ……」

「まだ決まったわけじゃないよあこ。早く終わったら合流するって行ってたしさ?」

 

俺があこにそう言うと燐子さんがふと思ったのか

 

「今井さんがいない練習って……よく考えたら初めてですよね……?」

 

と言う。紗夜はそうですねと言っていた。確かに初めてかもしんないな。これまでRoseliaの練習では誰も休むなんてこと無かったからなぁ。あったとしてもほんの少し遅れるとかだし。そう思ってると友希那が口を開く。

 

「今日仮にもリサが来れなかったとしても私達のやることは変わらないわ。SPACEに行って練習しましょう」

 

そう言ってみんな歩き出したのはいいんだけど、

 

「…………」

「…………」

「…………」

「…………」

 

(なんか、空気重くね?……かと言って俺が切り出すわけにも行かんだろうし)

 

そんなことを考えてると友希那が耳打ちしてきた。

 

(ねぇ和都…)

(何だよ友希那)

(盛り上げなさい。この場の空気を和ませて)

(無茶言うな!!お前がやれよ!?)

(それでも華宮家の人間なの?失望したわ)

(イヤ、家柄関係ねーから!!あと勝手に失望すんな!!)

 

そんなことを友希那と小声で言い合いしてるとあこが突然声を出す。

 

「き、今日はあ、あこがリサ姉の代わりをやります!」

『え?』

 

俺も含めてキョトンとしてしまう。燐子さんは

「無茶しない方がいいよ…」と言って止めようとするがあこの目が光っていた。あぁ、これは止めても無駄かもな…そう思いながらSPACEに着いた。

 

その後はスタジオ入りして練習部屋に行く。そしていざ練習を開始しようとするが、

 

「練習内容、どうしようかしら?」

 

友希那が突然言い出す。紗夜が決まってないのですか?と質問するが友希那は少し考えてからメロディーを決めるということになった。のはいいのだが…

 

「……」

「〜♪」

「〜♪」

 

 

……やっぱりいつもの練習と違うと感じてしまう。友希那はずっとマイクの設定をしてるし燐子さんは曲の一部分をリピートしてるし紗夜もサビの部分をずっと繰り返し練習してる。あこはリサの代わりをやるとは言ったもののどうしたらいいかやっぱり分からなくて戸惑っていた。

 

「あ、あの!」

「どうしたの和都?」

 

友希那が聞いてくる。俺は「せっかく集まってるのにバラバラに練習してると個人練習に見えて……機材のレンタルを出来るわけだしレンタルしてみたりとか…」

「確かに新曲に合わせて新しいのを模索するのは悪くないわね」

 

良かったぁ…練習は何とかなりそうだな。俺が言い終わったあとあこと燐子さんも含めて全員で機材を注文した。ウクレレとパーカッションが来た時にはビックリしたが。ちゃんと機材を注文してその後はなんとか練習になったがやはりここでも問題が起きてしまう。みんな息切れしてしまっている。それもそのはず。いつもなら途中休憩を挟むのだが休憩無しでぶっ通しでやって疲れないわけない。

 

「つ、疲れた……」

 

燐子さんがそう言って床に座り込む。

 

「りんりん大丈夫?はいお水」

「あ、ありがと…あこちゃん…」

 

あこから水を貰い飲み始める。他のみんなも疲れが顔に出てる。

 

「そろそろ休憩入れた方がいいんじゃないかな…?」

 

俺がそう提案するとみんな頷いた。

 

「じゃあ俺ちょっと飲み物とアイス買ってくるので」

 

俺はそう言って飲み物とアイスを買いに行った。

 

全員分の飲み物とアイスを買ってきて休憩した後は練習を再開した。終わる頃にはリサは最後まで来なかった。リサが来なかった為結局片付けることになった。

 

「!」

「どうしたの和都」

「すんません、ちょっとトイレ行ってきます!」

 

俺はスタジオを飛びだしトイレに向かう。すごく腹が痛い!

 

 

友希那side

 

 

和都が顔を真っ青にしてトイレに行ったわね。あんなにアイスと冷たい飲み物飲めばそうなるわよ…

 

「さ、片付けるわよ……ひゃあっ!!」

 

その矢先、私は転んでしまう。よく見ると足にマイクコードが絡んでいる。

 

「湊さん、大丈夫ですか?」

「大丈夫よ。痛た…」

「友希那さん大丈b……うわぁっ!?」

 

今度はあこが転んでしまった。よく見ると何か零れていた。

 

「ふええん。スカート濡れちゃったよぉ〜」

「何ですかコレは!?」

「あっそれ…私のホットミルクです…飲みきれなくて置いてたんです…すいません」

「白金さん!ティッシュか何かないですか!?急いで拭きましょう!機材にも飛び散ってます!」

「ハンカチとティッシュなら…あ、すいません…ティッシュ切らしてます!」

「私も学校で切らしちゃって…誰か持ってませんか!?」

 

みんなが大慌てしてる。ここは落ちつかせないと…

 

「みんな、着いt」

「ぎゃあああああああああ!!!!?」

 

『!?』

 

外の方から悲鳴が聞こえた。ドアを開けると顔をさっきよりも真っ青にした和都が走ってくる。そしてそのまま部屋に入って来てその際に、紗夜とぶつかって2人とも倒れてしまった。幸いな事に機材にはぶつからなかった。

 

「か、和都?どうしたの?」

「イタた……どうしたんですか和都!?貴方らしくないですよ!?(和都がいきなりわ、私に……/////)」

「_々〆21:9¥45うよ〒°|○:☆☆÷:084・9々〆<^に°4!!」

「おおお落ち着いて下さい!まずは素数を数えてください!」

「紗夜、貴女が落ち着いて」

「あ、すいません!和都、一体何があったんです!?」

 

紗夜が質問すると和都は震えながら入口の方を指差す。そこには誰もが嫌う生物、ゴキブリがいた。それも1匹だけでない。5匹もいた。カサカサと音が鳴り私含め全員顔が真っ青になる。

 

「アレガトイレニデタンデス…ワト…ムシキライデス…ガクッ」

 

和都が気絶してしまう。そう言えば和都は昔からセロリと虫全般が大嫌いだったわね…

 

「わ、和都!!しっかりしてください!こ、こ、こういう時は人口呼吸をししししないとでですよねね!?」

『まずは紗夜(さん)(氷川さん)が落ち着いて!?』

 

その時オーナーの声がした。

 

「どこだいゴキブリイイいぃ!?」

「お、オーナー!!」

「オラァゴキブリども!殺虫剤喰らえぃ!」

 

そう言ってオーナーは怒りの形相で殺虫剤をゴキブリに掛けて丸めてあった新聞紙で何度もオラオラオラと言いながら叩いていた。思わずそれに私達は恐怖を感じてしまった。

そしてゴキブリだったそれを何事も無かったかのように片付けて戻って行った。その後すれ違いでリサが来た。

 

「みんなーお待たせ〜……って何この状況!?」

「リサ、やっと来たわね…」

「ゆ、友希那?何これ?取り敢えずまずは床拭こっか?」

 

その後はリサの的確な支持ですべて片付いたわ…ホントにリサが来てくれて助かったわ…和都は未だに気絶したままだけど。……しょうがないわね。

 

 

和都side

 

 

「……」

 

あれ?ここってSPACEか?違うな。そう言えば俺って何してたんだっけ?確かトイレ行ってスッキリしてたら手洗い場でゴキブリが出てきてそれで全力で戻ってそっからは……

 

「和都、やっと起きたのね?」

「ん?友希那?」

 

目を覚ますと友希那が目の前にいた。そして俺は友希那に膝枕されていた。え?なんで俺膝枕されてるの?しかも友希那に?考えると頭が痛くなりそうだ。

 

「和都が起きないからずっと私が見ててあげたのよ」

「そうだったのか…それで他のみんなは?」

「みんなはもう帰ったわ。リサも来たけど終わった頃だったし、そう言えば和都の気絶した顔をカメラで撮ってたわね…」

 

リサ……マジであとで覚えてろよ…まぁとにかくずっと起きるまでいてくれたとには感謝しないとな。

 

「友希那、ありがとな」

「別に…感謝されるほどじゃないわ…」

 

友希那はそっぽを向く。今度何かお礼をしてやりたいな。

 

「お礼がしたいからなんでも言って。出来る限りの範囲だけど。介抱してくれたお礼ってことでさ」

「え?今なんでもするって…」

「出来る限りの範囲な!?」

 

友希那の目が光ってたな。

 

「じ、じゃあ今度の日曜空いてるかしら?」

「?あぁこの日は用事も何も無いぞ?」

「だったら私と一緒に、猫カフェに行かない?」

 

こうして日曜、友希那と猫カフェに行くことが決まったのだった。




以前にRoseliaのイベントをやっていたのでコレは書かずにはいられなくなり投稿いたしました!ネタがまとまる内は投稿は早くなりますが多忙だったりすれば遅くなりますのでご察しいただけると助かります。

次回は友希那と猫カフェ…面白くなりそうです(←おい作者)
そして今回紗夜が若干キャラ崩壊したような気が……

感想、評価いつでも待ってます!気軽にどうぞ!

※本日活動報告に番外編アンケートをしようと思っております。書き上げしだいアップしますので。
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