努力家と天才の茨道〜歌姫を添えて   作:椿姫

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和都「友希那の個人回って初めてじゃないか?」

友希那「そんな気がするわね…まぁいいわ。episode12始めるわよ」

和都(今回猫の話だからこんなに張り切ってるのか友希那……あ、番外編アンケートまだまだやってます!詳しくは活動報告を見てください!!みなさんの投票待ってます!!)



episode12「歌姫は猫好きである」

和都side

 

 

〜駅前〜

 

「……猫カフェか」

 

今俺は駅前で人を待っている。待ち合わせは9時に駅前広場って約束だ。俺はスマホに目をやる。今は8時30分位だ。

 

「早く来すぎたかな…」

 

そう言ってると駆け足で走ってくる友希那の姿が見えた。

 

「和都。待ったかしら?」

「俺は全然待ってないよ」

「そう。ならよかったわ。それじゃあ行くわよ」

 

そう言って友希那は駅中に入って行く。そんな友希那の服装を見る。白色の半袖で薄紫色の上着を羽織っていて灰色のスカートを履いている。そして色濃いめのショルダーバッグとヒールは友希那らしさが出ていて良いなぁと思う。俺は友希那のとこまで駆け寄る。

 

「友希那」

「どうしたの和都?」

「今日の服装、凄い似合ってるよ」

「/////!?」

 

俺がそう言うと友希那は頬を赤らめて、「変な事言わないで!」と言って先に行く。あれ?何か変な事言ったかな?その時友希那の方からビーッと音がした。見てみると改札口に止められてた。すると友希那は俺の方に戻ってきた。

 

「和都。改札口に止められた」

「うん。そりゃ切符買わずに行ったもんね?」

「和都。切符の分だして」

「自分で出せ」

 

そういって俺は切符の往復を買って離れようとするが、友希那は俺の服の裾を掴んで離さない。

 

「もしもし、友希那さん?何をしておられるのですか?」

 

振り向くと友希那が上目遣いで目を潤わせながら要求してくる。

 

「お願い…」

 

いつもはこんなことは絶対しない友希那がこういう事するとスッゲー破壊力がある!や、やばい!引き込まれそうになるっ………!だがしかぁし!!この幼馴染の目はごまかせないぞ!……頼むからそんなに見つめないでくれ!お前が猫みたいじゃん!愛でたくなるだろうが!戸惑ってる俺に友希那は追い討ちをかけてくる。

 

「和都は私の事…嫌い?」

 

「いえ全くそのようなことありません友希那さん頼むからそんな目で見ないでください俺が死んでしまいそうです買いますからやめてください」

 

俺氏、粉砕玉砕されました。友希那は後ろを向いて「やった」と小声で言っていた。結局友希那の分も俺が買うことになりました…

 

電車に乗ってからは友希那は持ってきていた猫の雑誌を曲を聴きながら読み更けている。俺は菓子をつまみながら某パズルゲームをしている。そんなこんなで電車内を過ごしてると隣町の駅に着いたみたいだ。

 

「行こうか、友希那」

「そうね」

 

駅から出た後は歩いて猫カフェまで行った。そう近くない距離だった為20分もかかること無く着いた。

 

「ここか?友希那に来たがってた猫カフェは?」

「ええ…以前テレビで取り上げられてて是非とも言ってみたくなったのよ…」

「なるほど、じゃあ行くか?」

「ええ」

 

俺達は店の中に入っていった。店内に入るとそこは猫で溢れかえっていた!猫!圧倒的猫!!いったい何種類いるんだってくらい猫がいるぞ!?友希那はと言うと猫を見て目が光っていた。

 

「いらっしゃいませお客様。2名様で宜しいでしょうか?」

「あ、はい。おい友希那、行くぞ?」

 

そう言って友希那の腕を引っ張って席に行った。席に座ってメニューを選んでると猫が擦り寄ってくる。なにこれすっごいカワイイんですけど!?

 

「ゆ、友希那。この猫の品種とかってわかる?」

「その猫の品種はペルシャ猫よ。そっちのがラグドール、スコティッシュホールドね」

 

そう言って友希那は自分のところに来た猫を触っている。

 

「因みにそれは?」

「ロシアンブルーよ」

 

そう言ってその猫を抱き抱えてこちらを見てくる。「触ってみる?」と言われたので触ってみるととてつもなく柔らかい絨毯のようだ。いつまでも触っていたい気分になりそうだ。ってか友希那が猫持ってるこの絵面を写真に収めたいな…

 

「写真を撮らないでよ和都」

 

うおっ!?読心術!?え?今心読まれた?こ、怖いな…

 

それからはというとメニューを頼んで食事をして食べ終えてから猫と戯れた。餌やり等も体験できてすごく良かった。友希那も来れて喜んでたみたいだしうっすらと表情が笑っていた。猫飼いたくなったな…今度1人でペットショップ行ってみるかな…

 

猫カフェを出て駅前に着き時間を確認すると帰りの電車まであと15分くらいか。

 

「友希那、俺ちょっとトイレ行ってくるから待ってて」

「分かったわ」

 

俺は急いでトイレに向かった。

 

 

友希那side

 

 

「ふぅ」

 

私は一息つく。今日は思った以上に楽しかったわ。猫カフェに行けたのもだけど和都と一緒だったからなのかしら…?

 

「また、来れたらいー」

「ねぇねぇそこのカノジョォ〜」

 

私は声を掛けられそっちの方を向く。すると3~4人位の男の人が立っていた。かなり身長が高い。

 

「……何か用ですか?」

「キミ1人?だったら今から俺らと遊ばな〜い?」

「流石っすねリュウさん!スッゲーカワイイ娘ゲットぉ〜」

「レベルたけーなここらの娘は。リュウさんの言った通りだ!」

 

リュウと呼ばれていた人は私の前に来て自己紹介を始めた。

 

「俺、渋崎龍一。略してシブリュウ。ねぇいいでしょぉ?かわい子ちゃ〜ん?」

「お断りします。私待っている人がいるので」

 

そう言って断る。するといきなり腕を掴んできた。

 

「離してください!」

 

振りほどこうとしてもほどけない。力を入れらている。

 

 

「おっイイねぇ〜中々俺の好みじゃねえか。気の強い女は嫌いじゃあないぜ?」

「リュウさん、この娘どうします?」

「とりまホテル連れてっちゃいますかリュウさん!」

「へへへ…たっぷり相手してやるよ」

 

そう言ってリーダー格に連れられそうになる。

 

(助けて…助けて和都!!!!)

 

その時取り巻きのひとりが倒れる。そこには和都が立っていた。

 

「おいテメェら……何してんだ?」

 

和都の放った一言で私を連れてこうとしていた奴らはビクッとしてしまう。それでもリーダー格はビビリはしない。常に威圧的な態度をとっていた。

 

「あ……なんだテメーは?この娘のカレシってか?」

「黙ってろクズ。今すぐ友希那を放せ。そうすれば許してやるよ」

「………はいそうですかって言って返すやつなんていねーよ!舐めんじゃねーぞ!?テメーらこのガキ黙らせろ!!」

 

リーダー格が命令して和都に残りの取巻き達が向かっていった。

 

「和都!」

 

しかし和都は取巻きを一瞬で倒した。取巻き達はそこで倒れた。一体何が起こったのかが分からなくなったリーダー格の男が声を上げる。しかもいつの間にか野次馬もいる。

 

「て、テメェ……何しやがったぁ!?」

「お前もすぐにこうなる。この後のテメーらはみんな仲良く入院させてやるからよ」

「舐めんじゃねぇぞクソがあぁぁぁぁ!」

 

私を押し倒し武器を持って和都に近づく。その手にはナイフが握られていた。

 

「和都!!逃げて!!」

 

だけど和都は一歩も引かない。次の瞬間和都の回し蹴りが男の顔にヒットした。男は吹き飛び地面に身体を叩き付けられた。そしてその男に近づき胸ぐらを掴む。

 

「友希那を傷つけるやヤツは、俺が許さない。これでも軽くあしらった方だぞ?次はないと思え…」

 

男は「ふぁい…」と力のない返事をして取巻きを置いて走って逃げてった。それを見送った和都はその場に脱力して座り込む。私はすぐさま和都に駆け寄った。

 

「ゆ、友希那…大丈夫だったか?」

「怖かったわよ…」

「ゴメンな…怖い思いさせちゃって…そろそろ電車の時間だぞ…行こっか?」

 

和都は立ち上がり駅に向かった。

 

電車に乗ってからは私の隣でずっと寝ている。あれだけ戦ったらそうなるわよ…そう思ってると和都は私の方に倒れてきて膝にぽふっと頭が置かれる。私は和都の頭を撫でると寝言が聞こえた。

 

「………友希那は…俺が…守る……zz」

「もう守ってもらったわよ」

 

私は寝ている和都にそう言う。あの時来てくれなかったら私は本当に助からなかったわ。あの時の和都はカッコよかったわね…

 

『友希那を傷つけるヤツは、俺が許さない』

 

想像すると顔が赤くなってしまう。何でかしら。まぁいいわ。とにかく感謝してるわ。

 

猫カフェに付いてきてくれて、助けてくれて

 

 

『ありがとう、和都』

 

撫でながら寝ている彼にそう言った

 

 




友希那の個人回でした!
※紗夜がメインヒロイン率が高いです。\_(・ω・`)コレ重要!

アンケート締切は今月15日の23時59分までとなってますので投票する際には日にちに注意してもらえると嬉しいです。
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