紗夜「あ、あの…タイトルに①ってなってるのが気になるんですが…?」
あ、それは気にしないでください。では番外編始まりま〜す。
紗夜「逆に気になるんですけど…」
紗夜side
〜氷川家、紗夜の部屋〜
今日は自主練という事なので朝食を食べてから私は部屋でギターの練習をしています。しかも家には私1人だけなのでより一層集中出来ますね。日菜は「今日は撮影あるから夜遅くなるー」と言って遅くまではいない。父さんと母さんは仕事で夕飯までには帰ってくるって言ってたので。
「えっと…ここの音は…」
ギュイイイイン
「よし。これでOK」
ちゃんと音がなったことを確認する。そして次の譜面を確認しようとすると
ブーッブーッブーッ
スマホが鳴ったので見てみると和都からだった。
「も、もしもし和都、どうしたんですか?」
『あ、良かった。紗夜って今ギターの練習してたのかな?邪魔しちゃってゴメンね』
「き、気にしないでください!」
『だったらいいんだけど…今から俺の家に来れる?』
「え?和都の家にですか!?」
『イヤならいいんだけd』
「行きます!!」
『お、おう…じゃ、待ってるね』
そう言って和都は電話を切った。私は家に呼ばれたのが嬉しかったのか急いで支度をして和都の家に向かった。
和都side
紗夜に電話した後すぐに来たからビックリしたよ。ギターを背負ったまんまゼェゼェと息切らしてたし、取り敢えず俺の部屋で待ってて貰っている。
「ふぅ…コレ、紗夜に渡したらどんな反応してくれるかな?楽しみだな」
紗夜side
と、取り敢えず和都の部屋で待ってるんですが、何かソワソワして落ち着きません……そんな時部屋の扉が開いて和都が来た。
「ゴメンね、いきなり呼び出しちゃってさ」
「気にしないでください。所で何か用事があったのでは?」
「そうなんだよ。実は…」
和都がお盆を持ってきて見せてくる。そこには色とりどりのマカロンが皿の上に盛られていた。
「ま、マカロンですか?」
「以前に紗夜からマカロンもらって食べたことあったじゃん?それで俺も作ってお返ししようかなって思って作ってみたんだけど…食べて感想を言ってほしいなって……」
少し目を逸らしている和都をみて思わず笑ってしまった。
「ちょっと紗夜!なんで笑うの!」
「いや、だって……ふふ…分かりました。食べますから怒らないでくださいよ…かっこいい顔が台無しですよ…」
私はそう言いながら皿のマカロンを一つ取り食べる。
「すごく…美味しい…です」
「ほ、ホントに?」
和都が顔を近づける。ドキドキしながら私はホントですと言うとすごく喜んでいた。……喜んでる和都って子供っぽくてカワイイですね…
「ちょ!誰が子供っぽいって!?」
「あれ?もしかして声に出てました?フフ」
「あ、また笑った!」
「す、すいません…」
「全く…あれ?紗夜もしかしてギター持ってきてたの?」
「え、えぇ」
「じゃあさ、ちょっと練習してく?」
「はい!実は出来ないところがあって……」
その後和都は私のギター練習に付き合ってくれました。
「和都、ここの部分なんですけど…」
「そこは3弦の所をこうして……」
ギュイイイイ-ン
「出来ました!ありがとうございます!」
「礼を言われるほどでもないよ」
この感覚…懐かしいですね…中学時代に私が和都にギターを教わっていたあの頃みたいですね…そう思ってると
「なんかこの感覚懐かしいな…俺が紗夜にギターを教えてた中学の時みたいだな…」
和都も同じ事を考えてたみたいだ。
「覚えてたんですね和都」
「忘れるわけないし覚えてるよ鮮明に。休みの日は毎日のように俺が教えたりしてたしな。家からスピーカーとかアンプを持ってきてまで練習しようとしたら音でかくなって近所の人からうるさいからもっと静かにしろ!って言われたのも覚えてるぞ俺。」
「そんなこともありましたね…」
私が笑いながら話す。その時和都が私の顔をじっと見てた。
「ど、どうしたのですか和都?」
ドキドキしながら答える。
「ん〜、やっぱりクールな紗夜もいいけど俺はバンドの練習の時とかこういう時に笑ってる可愛い紗夜も中々いいなーってさ」
私はきっと猛烈に顔が赤くなってるのだろう。言葉が詰まって出てこない。
「わ、私き、今日は帰りますにぇ!!ギターの事はあ、ありがとうごじゃいま、ひゃうっ!?」
「ちょ、紗夜!?噛みまくってるけど大丈夫!?」
「大丈夫です!お、おじゃましましたぁ!?」
私は噛み噛みな発言をして恥ずかしくなりギターケースを背負って和都の家を出ていった。
〜氷川家、紗夜の部屋〜
家に帰ってからはずっと部屋にいる。和都から電話がかかってきて心配されてたが何でもない。大丈夫ですと言って置いたから大丈夫なはず。
『笑ってる可愛い紗夜も中々いいなー』
さっきの言葉が頭の中から離れない…私は部屋の鏡の前に立つ。
「笑った顔も可愛い…ですか…」
私は鏡の前で笑った顔をして見る。思わず自分で笑ってしまった。
(自分の笑った顔ってこんなふうになってるんですね…)
「お、おねーちゃん?何してるの…?」
声がした方を向くと日菜がいた。また顔が赤くなる。
「ひ、日菜っ!?あなた今日遅くなるって…」
「実はねー、予想よりも早く終わったから帰ってきたのー。そしたらおねーちゃんの部屋の扉が空いてたから見てみたら、鏡の前でニヤニヤしてて…」
「それは……その…」
「だいじょーぶだよ。誰にも言わないから。それに笑ってるおねーちゃん可愛いからね♪……お、おねーちゃん?何で笑いながらこっちに来るの?」
私は無言で日菜に近づく。そして日菜の頬を抓る。
「い、いたいいたい!!おねーひゃん!?だいひょーぶだかりゃぁ!誰にも言わないからりゃあぁ〜ほっぺた引っ張らにゃいでよぉ〜!!」
今回の番外編は少しばかり短かったと思いますがいかがでしたか?
感想等はいつでも受け付けます!気軽にどうぞ。
※番外編アンケートの締切が来週までになっております!投票しようと思っている方は投票期限にご注意ください。詳しくは活動報告に記載してあります