努力家と天才の茨道〜歌姫を添えて   作:椿姫

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今回は後編となります。久々の更新な気がしますね…そして暑い!!

リサ「夏だから仕方ないですよ〜♪」

紗夜「episode7、始まります」



episode7「俺の家でRoseliaメンバーが合宿することになった件」 後編

Roseliaメンバーが来て練習を始めてからもう3時間位は経過したかな?俺はスマホを見るともう夕食の時間だ。俺は演奏を終えた皆に呼びかける。

 

「そろそろ夕食の時間だけど…皆さんどうします?」

 

それを聞いた途端くたくたになっていたあこが食べたい!食べたい!と言って駆け寄ってきた。

 

「宇田川さん!和都君がビックリしてますよ?」

「大丈夫ですよ紗夜さん。ビックリしてませんから」

「アタシもお腹空いたー」

「……私もお腹…すきました…」

「もうそんな時間なのね…続きは食べてからにしましょう」

 

流石に友希那も腹が減ってたみたいだ。紗夜さんはどうします?と聞いたのだが

 

「私はもう少し練習をしてますのでみなさんで先に食べていてください」

 

と言ってギターを降ろさずに練習を始めようとする。が、

 

キュルルルルルルルルゥ…

 

紗夜さんのお腹が鳴った。紗夜さんは恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしてしまう。それを聞いたリサが

 

「あれぇ〜?紗夜ったらお腹空いてるなら正直に言えばいいのに〜可愛らしいお腹の音が鳴ってるよ〜」

 

とニヤニヤしながら紗夜さんに言っている。リサってドSって言うかなんていうか…

 

「お腹なんて鳴ってません。今井さん変な事言わないでくだs」

 

キュルルルルルル

 

再び紗夜さんの腹が鳴って顔が赤くなる。リサがゞ(≧ε≦*)ブフーと笑いを堪えている…のか?燐子さんとあこも笑いそうになってる。あ、友希那も少しだけニヤケそうになってる。観念したのか、

 

「食べますぅ!私も食べます!」

 

あ、紗夜さん諦めた。こうして俺達は食堂に向かった。

 

〜食堂〜

 

俺達が食堂に着くとシェフや執事達が出迎えてくれた。

 

「ようこそRoseliaの皆様。今夜の夕食は我々華宮家のシェフが腕によりをかけて調理して出来立ての料理をお持ち致します。どうぞ椅子に座りお好きな料理をお選びくださいませ」

 

俺はいつも通り席に座る。友希那やリサ達も遅れて座る。

 

「りんりん!あこ、この牛ヒレのステーキ食べてみたい!りんりんは何か食べたいのある?」

 

「そうだね…食べる前に…ホットミルクあるかな…?」

 

あこと燐子さんがそう言うとシェフ達が早急に仕事に取り掛かる。数分後にはホットミルクとステーキがきた。2人は早速1口、口に含む。

 

「………美味しぃ…」

 

「すぅっっごく美味しーーい!!!」

 

2人とも絶賛している。シェフや執事も嬉しそうだ。友希那とリサもシェフ達に注文している。

 

「アタシは筑前煮食べた〜い♪」

 

「私は…この…(この漢字なんて読むのかしら…鮑?なんて読むの…)」

 

「それはアワビです」

 

執事が友希那にそう説明する。友希那はじゃあそれでといって料理を頼んだ。一方紗夜さんはと言うと

 

「………………」

 

無言でハンバーグを食べていた。どんどんとナイフとフォークで切っては食べる切っては食べるを繰り返している。しかも食べるペースが早い。

 

「さ、紗夜さん?そんなに腹減ってたんですか…?」

 

「違います。お腹なんて空いてませんし鳴ってません。ただ早く食べて練習がしたいだけです」

 

いや、腹が鳴ったことは俺は言ってないから。紗夜さん今完全に墓穴掘ったぞ。自ら穴掘って飛び込んだぞコレ。あ、また顔赤くする。何この可愛い生き物。

 

「あ、そうだ和都君」

 

「何ですか紗夜さん?」

 

「人参あげます」

 

「自分で食べて下さい!」

 

「和都君!それは理にかなってない横暴です!」

 

「理にかなってますし横暴じゃないです!」

 

俺がそういうと紗夜さんはうぅと言いながら人参を食べようとする。…ちょっと言いすぎたかな?

 

「俺が食べますからそんな顔しないでください」

 

そう言って紗夜さんの人参が残ってる皿をもらい人参を食べる。紗夜さんはパァっと顔を明るくした。俺はその時の紗夜さんの顔を見て、この人最初から俺に人参食わせようとしてたんじゃ…と思ってしまった。

 

夕食を食べ終えてからは部屋に戻り再び練習に入る。2時間くらい経過しただろうか、練習を終えたみんなはかなり汗だくになっていた。

 

「っはあぁぁぁぁ疲れたぁぁ」

「ふぅ…」

「……疲れた…」

「りんりぃん、お疲れ…」

「今日はこれくらいかしらね…」

 

みんなが楽器を置き床に座る。俺は冷えたミネラルウォーターを持って向かう。

 

「みんなお疲れ様」

 

そう言って俺は一人ずつ渡していく。水分補給をしていると部屋の扉をノックする音がした。誰だと俺が言うと声の主は爺やだった。

 

「爺、どうしたの?」

 

「坊っちゃま、Roseliaの皆様。お風呂の準備が整いました。汗をかいておられるかと思いですのでどうぞお入りになって下さいませ」

 

爺がそう言うとリサが「えっ!?お風呂!?やったぁー☆」と言い飛び起きる。他のみんなも入りたかったのか着替えの入ったバッグを持っている。俺も実際入りたいしな。みんな着替えを持ち風呂に向かった。あ、風呂は男と女ちゃんと分かれてるからな?混浴とか除きとかラッキースケベを期待してたかもしれないこれを見ている思春期男子諸君!残念だったなぁ!アッハッハッハッハ…さて、俺も風呂入るか。

 

カポーン

ししおどしの音が鳴る。現在男風呂には俺1人だけ。自分1人で入る露天風呂は相変わらず広いと感じてしまう。

 

「ま、風呂は1人の方が良いかな…」

 

そう呟いてると隣の方から声が聞こえてくる。もしかしなくても友希那達だろう。こういう女子トークは聞かないのが鉄則だよな。聞いてたりしたら友希那や紗夜さんの制裁が飛んできそうだからな…そう思いながら俺は風呂から出てシャワーのとこに向かい髪を洗い始めた。

 

 

 

紗夜side

 

ふぅ…和都君の家に来た時は驚きを隠せませんでしたけどお風呂場はさらに驚きましたね…露天風呂だけでなくミストサウナの部屋まであるなんて…しかしお風呂はいいですね…ギターを背負っていたわけですからずっと肩が痛かったんですよね。そう言えばメイドの人が

 

『華宮家の露天風呂の効能は肩こり腰痛神経痛など多数の痛みを和らげることが出来ます』

 

って言ってましたね…しっかり疲れをとろうと思っていると今井さんと白金さん、宇田川さんの声がした。

 

「ねーねー燐子?アタシ前から気になってたんだけどぉ、燐子ってスタイル良いよね?」

 

「リサ姉、それはあこも思ってた!りんりんってすごいスタイル良いよねー?どうしたらそんな風になれるのー?」

 

そう言い宇田川さんと今井さんが白金さんの体を見ている。

 

「ふ…2人とも…ジロジロ見ないで…は、恥ずかしいです…」

 

白金さんのが恥ずかしがってると今井さんがさらに追い討ちをかける。

 

「燐子ぉ?折角裸の付き合いしてる訳じゃん?ちょっと触らせてよぉ〜」

 

そう言いニヤニヤしながら近づき、そして

 

ムニュウ

 

「……んぁっ」

 

白金さんの胸を触り始めた。私は目の前で起きた状況に思わず目をそらしてしまう。湊さんもそっぽを向いていた。

 

「おおおぅ…燐子…すごいね…」

 

今井さんが感動して触り続ける。

 

「ちょ…そ…そんなにつ、強くさ、触らないでくださ…あっ」

 

「り、リサ姉…次は、あ、あこががが…」

 

流石に見かねて私は止めに入る。

 

「ち、ちょっと今井さん!宇田川さん!その変にしてください!」

 

今井さんは触るのをやめて私の方に目を向ける。そしてじっと私の事を見ている。

 

「な、何ですか?」

 

そう言うと今度は私の身体を触り始めた。

 

「ちょっ!?い、今井さん!?な、な、な、何をっ!?」

 

「紗夜の身体ってスベスベだねぇ〜そして…燐子程ではないけどいいものをお持ちで…」

 

「ちょ、や、やめてください今井さん!み、湊さん!た、助けて…」

 

思わず湊さんに助けを求める。が、湊さんは顔を赤くしたままボーッとしていた。流石に気づいたのか今井さんが湊さんの方を向く。

 

「ど、どうしたの友希那?のぼせた?」

 

そう言うと湊さんはブクブクしながら湯船に入っていた。

 

『友希那(湊さん)(さん)ーーーーー!?』

 

この後大変でした。色々ありすぎて何から言ったら分かりません…

 

 

和都side

 

「ふぅ。さっぱりしたァ!」

 

風呂から上がって今俺は髪を乾かし終わったところ。そろそろ紗夜さん達も上がってくるかなぁ…そう思ってると紗夜さん達が出てきた。のだが…

 

「みんなそんなに赤くなるまで入ってたんですか?」

 

友希那はのぼせたのかリサにおぶってもらっている。紗夜さんと燐子さんとあこは顔が赤いまんまだ。何故そんなことになったのかは敢えて俺は追求しなかった…

 

その後は部屋に戻って寝ることになった。あまり遅くまで練習すると身体に響くとの事だ。俺は自分の部屋に戻る。リサが

 

「どうせだからカズトも一緒に寝よーよ!」

 

と紗夜さん達に言ってたが俺は自分の部屋で寝ますと言って部屋を出て自分の部屋に行った。流石に女子5人の部屋、ましては幼馴染のリサと友希那、しかも紗夜さんまでいるんだぞ!ムリムリムリムリ!!恥ずかしくって無理だっつーの!俺はベッドに入り電気を消して目を閉じた…

 

 

紗夜side

 

皆が寝ているのだが私はまだ寝れずにいる。実は和都君が部屋から出ていった後今井さん達とこんな話をしていたからなのかそれが気になっていて寝れない。

 

『紗夜ってもしかしなくてもカズト、いや和都の事、好きなの?』

 

『ふぇっ!?い、いきなり何を言ってるんですか今井さん!?』

 

『そんなに慌ててるってことは図星かな〜?』

 

『えっ!?紗夜さん華宮先輩の事好きなんですか!?』

 

『う、宇田川さんまでっ!?』

 

『大丈夫だよ紗夜!アタシら応援してるからさ!誰にも言わないからさ、ね?』

 

 

と、こんな感じの話をしていました。その時既に白金さんと湊さんは寝ていたから聞いてはなかったんですけど私は確かに和都君の事が気になるっていうかそばにいたいって言うか好きとかそ、そういう訳じゃなくて…あぁもう何なんですかこの気持ちは!?

私は気持ちを落ち着かせる為に一旦外に出る。そして深呼吸をして落ち着かせる。

 

(この気持ちは一体…わ、和都君は私の事をどう思ってるんでしょうか?も、もし好きだって言われたらわ、私…私…!!)

 

気になってしまい隣の部屋で寝ているだろう和都君の部屋の扉を開こうとする。すると扉が簡単に開く。私は部屋に入り和都君が寝ているであろうベッドに行く。案の定和都君はぐっすりと寝ている。私は寝ている和都君のそばに腰掛ける。部屋と差し込む月の光のせいでうっすらとしか見えないけど和都君の寝顔って意外と可愛いらしいですね…見てると癒されます。もう少しこのまま…彼の寝顔を見ていたいですね…

 

 

リサside

 

んあぁよく寝たぁ…今何時だろ…アタシはカーテンの隙間から射すひかりで目が覚める。ベッドの周りを見ると紗夜がいない。

 

「あれっ?紗夜どこいったんだろ?」

 

燐子や友希那、あこ達を起こさないようにベッドから降りて廊下に出る。するとカズトの部屋の扉が開いていた。中に入るとそこには、

 

「あらあらお2人さん…」

 

ベッドで紗夜とカズトが寝ていた。しかも紗夜ったらカズトの手を握ったまんまだし。起こすのもアレだしこのままにしておくかな。アタシは寝ている紗夜の耳元で囁く。

 

「紗夜、カズトのことは応援してるよ。でも………

 

 

 

 

カズトのことを好きなのは紗夜だけじゃないからね?」

 

 

 

 

そう言ってアタシは部屋に戻った。




これはタグにリサ姉を追加するべきかもですね。
自分で描いてて思いました。
紗夜は可愛い!\_(・ω・`)コレ重要!
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