ISの逆転世界でヒモを目指す!   作:~暁の空~

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テンプレは素晴らしい

「どうしたの?お兄ちゃん。早く出てよ。」

 

いつまでも玄関から動かない俺を不審に思ったのだろう。ロリ妹が後ろから急かしてくる。

 

まあまあそんなに()くでない。兄は今ショックから立ち直れないのだ。

 

「もう、出ないなら私が先に出るから。お父さんも早く行こう。」

 

新しい学校生活への興奮をあらわにして、父の袖を引っ張って来る。

 

「そんなに急がなくても学校は逃げないから。」

 

「私が早く行きたいの。」

 

「もう、仕方ないな。戸締まりは頼んだよ。ああ後、痴女には気をつけるように。

何かされたらすぐに大声を出して周りに助けを求めること。大声を出すことが嫌なら痴女してる相手に拒絶の意味を含めて抵抗すること。それでもやめない場合は次の駅で速やかに降りて、次の電車を待つこと。本当は男性専用車両があればいいんだけど、この時間にはやって無いし。でもお父さんが送ろうにもお父さんも仕事で...」

 

「お父さん!」

 

思考の底へ沈んでいた父親を妹が引っ張り出した。

 

「ん?ああ、ごめんごめん。とにかく気をつけていって。じゃあ行こうか。」

 

「うん!」

 

妹は喜びを抑え切れずスキップまでして、頭の中では不安2割、期待8割といった感じだ。いや父親に焦らされた分、喜びの感情も多分に含まれていることだろう。

 

そんなロリ妹とは違い、俺はちょっと新鮮だったり久しぶりな気分を味わっていた。

 

前の世界では大学生ということもあり、親とは事務的に会話をしたり、成績のことでお小言を多少もらうだけだったので、純粋に自分の身を案じて言ってくれたことにちょっと感動していた。

 

 

まあそれはおいといて、これからの中学生活の指針を考えていくか。

 

まずは友達を作ろう。前世では小中高大と上がっていくにつれて、友人の数は反比例するように少なくなっていったからな。このままではボッチになってしまう。ボッチは嫌だ。

 

友達を作るためにも、第一印象は大切だ。自己紹介はどうしよう。無難に大勢にうける奴にするか、もしくは一部のコアを狙い打つか。...後者は止めよう。同クラスにネタが分かる人がいなければ、その瞬間にボッチ確定だ。

 

次に勉強についてだが、仮にも前世では大学生やってたんだし中学の勉強ぐらい楽勝だろ。

 

おしっ、指針完成。それでは出発!

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

はい。只今、電車で移動中です。

 

どうやら、家寿宇中学は電車で12駅だ。経験則でだいたい45分程かかるだろう。学校は家から近い方が通学も便利で好きだったのに。

 

はあ...早起き面倒臭いな。唯一の救いは乗換が無く直通なだけか。

 

 

 

父親に言われてからちょっと意識してる痴女は今のところ見られない。期待半分だったがそもそも前世でも痴漢現場を見るのも稀なのに、痴女に遭遇してなおかつそいつが俺を狙ってくるなんて有り得ない。

 

 

良くある逆転ものではすぐに痴女に遭遇するのだが、あれはもうテンプレとか話の構成上として仕方なくだろう。

 

 

ん?なんだ急に人が混みだしたな下り電車なのに珍しい、まだ半分もいって無いのに。やっぱり朝の通勤ラッシュは最悪だな。

 

さて、電車内で時間を潰す方法はいろいろとあるが、それが通勤ラッシュのせいであまり身動きが取れない状況であることを考慮すると、その方法も限られてくる。席の確保は出来ずに立っている状態だが、幸い目の前には流れていく景色。そう オレハ ヘイソウニンジャ ヲ ショウカン シタ。

 

 

忍者を召喚してから数秒後。尻が触られている感覚が。

 

まさかこれが痴女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テンプレってすげー。




全然話が進まない。原作に入るのはいつになることやら。


ちょっと修正
痴姦→痴女 理由として下の話をするときに痴姦と痴漢が同じ発音で分かりにくくなるため
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