ISの逆転世界でヒモを目指す!   作:~暁の空~

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いざ行かん!家寿宇学園

朝から酷い目に遭った。痴女に遭遇するのはまあいいけど、あんなにガッツかなくてもいいじゃないか。おかげで息子が今までに無いほど元気になってしまった。それを見たのか黒髪長髪美女が前も触ってきそうになったが本気で抵抗して阻止した。阻止しなければ電車の中で果ててしまった。確信を持ってそう言える。自分は電車の中で栗の花に似た匂いを持つベトベトしたナニカを解き放つほど変態ではないのだ。

 

目的の駅に降りてズボンの前をカバンで隠しながらトイレを探す。屹立した息子はズボンとカバンに抑えられて痛かったが公衆の面前で我が痴態を晒す訳にはいかないので、必死で隠しながら前かがみにならないように意識しつつトイレへと入って行く。

 

個室に駆け込んで我が愚息を縛っているものを解き放つ。そこには雄大にそびえ立つ立派に成長した愚息、いや息子が。いつもはあんなにしおらしいのにエロい事になると態度も大きさも周りにかける迷惑も何倍にもなっている。黒髪長髪美女のせいか心なし前世よりも幾分か大きいと思われる。学校には遅刻しないように早く家を出たのが幸いしたようで良かった。この時間を使って息子をいつも通りのしおらしくけなげな姿へと戻そう。ちょうど黒髪長髪美女から攻められて大変だったたから便器に腰をかけて休憩を取ることにした。

 

 

ふぅ。

 

 

 

◆◆◆

 

 

息子も大人しくなりいざ学校へ。家寿宇学校への道程は、自分と同じ制服を着ている人達がいたのでその人達についていくことにした。おかげで迷わずに来れた。あの人達も朝のHRにはまだ早いのに御苦労さまなことで。部活でもしているのだろうか?見たところ筋骨隆々では無いので自主的に早く来ているだけなのかも知れない。さすがはお坊っちゃま学校、意識高い系の教育方針をしていることがみてとれる。

 

いつまでもじっとしている訳にもいかないので職員室へ。事前に事務手続きは終えていたらしく、自分は担任の先生とクラスの話をした。どうやら朝のHRに簡単な自己紹介の場を設けてくれるようである。それと校内での規則と危険人物についても教えてもらった。どうやら問題児の不良がいるらしい。お坊っちゃま学校に不良とか少し面白そうだが、絡まれると面倒くさいので先生の言うとおりにその不良さんとは距離を置いておくことにする。

 

先生との会話と少々の忠告を賜り、いざ教室へ。

 

緊張の中教室へのドアを開ける教壇にたちクラス全体を見回して愕然とした。イケメン・イケメン・イケメンどこを見回してもイケメンしか視界に入らない。このクラス顔面偏差値が高過ぎる。クラスだけじゃなく学校全体にイケメンがいるのかもしれないが、あいにくほとんど下を向いて歩いていたので廊下で遭遇するイケメンかもしれない人たちに気付かなかったのだ。しかしこれだけは言える担任はイケメンでは無かった。ふっ勝ったな。

 

自分はいったい何と戦っているのだろうか。敢えていうならそれは目の前のイケメン達であり、チョイブスの担任ではないのだ。そして自分はこいつらイケメン野郎どもに勝てる気がしない。例え戦うのが勉強という部門であったとしても周囲のイケメンオーラによって(自分の嫉妬が膨れ上がりイケメン爆発しろと心の中で何回も叫ぶせいで)精神がかき乱され即座にダウンしてしまうこと必至である。

 

この嫉妬の炎を消すには、相手への愉悦を感じることでしか成し得ないだろう。だがこちらの手には相手を負かすことのできる札が存在しない。登校一日目にして不登校になりそうである。

 

思考の回廊をぐるぐる回っている自分にチョイブス担任佐藤 戸佐(さとう とさ)の声が届く

 

――――――どうした?早くしろ

 

いけない、周りがイケメン過ぎて圧倒されてしまった。このチョイブス先生の声に救われたことは誠に遺憾であるが、はからずも救われたのでこれからは親しみを込めて戸佐先生と呼ぶことにしよう。

 

自分の中で担任がチョイブス先生から戸佐先生へと昇格している最中もイケメンたちがこっちを見てくる。このままでは先ほどと同じくイケメンオーラによって精神撹乱がもたらされるので自己紹介を早めに終わらせることに決定する。

 

 

息を整えて少し溜めを作り発声

竜宮 城(たつみや しろ)です。よろしくお願いします。......以上!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イケメンが一斉にずっこけた。愉悦www

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